pnpmまとめ

1. pnpmとは？

pnpm（Performant npm） は、Node.jsのパッケージマネージャーの一つです。
npmやyarnと同じ「依存関係管理ツール」ですが、圧倒的に速く、ディスク使用量が少ないのが特徴です。

• ディスクの無駄を極限まで減らす設計
• 特にモノレポ（複数パッケージ管理）で真価を発揮！

公式サイト: https://pnpm.io/

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2. npm/yarnとの違い

	npm	yarn	pnpm
ファイル構造	フラット (node_modulesに全コピー)	フラット	ハードリンク（参照だけ作成）
速度	普通	速い	超速い
ディスク容量	大きくなりがち	中くらい	圧倒的に少ない
モノレポ対応	手動で設定	yarn workspaces	pnpm workspaces標準
キャッシュ	少なめ	多い	極限まで効率化

特に注目なのが、pnpmのハードリンク構造です。
これにより、同じライブラリを何回インストールしても、実際にはディスクに1回しか保存されないため、ディスク使用量が爆減します。

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3. 基本的な使い方

インストール

まずpnpm自体をインストールします。

npm install -g pnpm

（またはcorepackを使う場合 → Node.js 16.13以降推奨）

corepack enable
corepack prepare pnpm@latest --activate

プロジェクト作成・依存追加

pnpm init
pnpm add react react-dom

開発依存を追加

pnpm add -D typescript

スクリプト実行

npmと同じく、package.jsonのscriptsを叩けます。

pnpm run build

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4. よく使うコマンドまとめ

操作	コマンド
依存インストール	pnpm install
パッケージ追加	pnpm add パッケージ名
開発用パッケージ	pnpm add -D パッケージ名
パッケージ削除	pnpm remove パッケージ名
全削除（初期化）	pnpm install --force

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5. 【発展】pnpm workspace活用術

pnpmの真骨頂はモノレポ対応です。

例えば、以下のような構成を簡単に管理できます。

my-monorepo/
├── apps/
│   ├── app1/
│   └── app2/
└── packages/
    ├── ui/
    └── utils/

設定ファイル例：pnpm-workspace.yaml

packages:
  - 'apps/*'
  - 'packages/*'

これで、複数プロジェクトをまとめて管理・ビルド・依存共有できます。

ワークスペース内リンクも自動で作ってくれるため、開発スピードが爆速に！

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6. 【発展】pnpm hooksによる自動化

pnpmにはインストール時に自動処理できるhooks機能があります。
たとえば、パッケージインストール直後に特定のスクリプトを走らせるなどが可能。

例：pnpmfile.cjsに定義

module.exports = {
  hooks: {
    readPackage(packageJson) {
      if (packageJson.name === "some-package") {
        packageJson.dependencies["lodash"] = "^4.17.21"
      }
      return packageJson
    }
  }
}

これでインストール時に自動で依存を追加したり、バージョン調整を強制できます。
大規模開発では超便利！

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7. まとめ

• pnpmは速い・軽い・賢いパッケージマネージャー
• npm/yarnとほぼ互換だけど、構造が違う
• 特にモノレポ・大規模開発に強い
• workspaceとhooksを使いこなすとさらに便利

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