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SoftLayerAdvent Calendar 2015

Day 9

SoftLayer上の仮想ゲストとしてNetScalerGatewayをデプロイしようとした話

Last updated at Posted at 2015-12-08

Citrix大好きyamaju_chigeです。

個人的に好きなCitrixのプロダクトはNetScalerです。
特にXenDesktopやXenApp、XenMobileのゲートウェイとして機能するNetScaler Gatewayが好きです。
簡単に言うとHTTPS<->ICAのプロキシみたいな奴ですね。(AccessGatewayとかSecureGatewayといった方が馴染みがあるかも)

SoftLayer上にNetScalerGatewayがデプロイできない事に一抹の寂しさを覚えています。
(NetScalerならあるんだけど、そこまで多機能じゃなくていいもんね)

SoftLayerはXenでサービス提供しているようなので、ローカルのXenServerで動いているVAのVHDインポートして動かないかなーって軽い乗りで試してみました\(^o^)/

結論から言うとダメでした! チャンチャン♪
正確に言うと、デプロイ後OSとして正しく起動しなかったみたい。

とりあえずの作業内容貼ってくよー。

作業概要

1.ローカルXenServerにNetScalerGatewayをデプロイ
2.XenServerからNetScalerGatewayのVHDを取り出す
3.SoftLayerポータルにて、オブジェクトストレージを作成
4.オブジェクトストレージへの接続情報の取得
5.SoftLayerのオブジェクトストレージ上に、VHDをコピー
6.Image Templateを作成
7.作成したImage Templateから仮想サーバをオーダー

大まかな流れはこんな感じですね。

1.ローカルXenServerにNetScalerGatewayをデプロイ

・ローカルにあるXenServerに、ダウンロードしてきた .xvaファイルをインポートします。
特に説明は必要ないかと。オートマチックに完了します。

2.XenServerからNetScalerGatewayのVHDを取り出す

ここは、ちょっと説明が必要だと思いますが、良いまとめサイトがあったのでこちらを紹介します。

■XenServerでの仮想マシンのエキスポートとインポート
https://www.citrix.com/blogs/2009/04/07/xenserver%E3%81%A7%E3%81%AE%E4%BB%AE%E6%83%B3%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%82%A8%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%A8%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88/

$ 投稿者:どこかで見たことのある名前だ! :grin:

・インポートしたら、仮想ゲストの名称からXenServer上のvhdファイルを特定します。
・vhdディスクをSCPで作業用PCにダウンロードします。
WS000044.JPG

3.SoftLayerポータルにて、オブジェクトストレージを作成

・ポータルのStorage > Object Storageを選択します。
・アップするデータセンタを選択します。
・Add Containerにて、適当なコンテナを作成します。
 ※コンテナを作成しないと、アップロードが行えません

~この辺からは、2015のSoftLayer アドベントカレンダーで諸先輩が色々ネタ提供してくれているので、そちらを参考にした方が良いカモね!~

4.オブジェクトストレージへの接続情報の取得

ポータルのObject Storageのページから接続情報を取得します。
・下の図の左上にある View Credentialsをクリックします。
image

・表示された情報を控えます。
image

5.SoftLayerのオブジェクトストレージ上に、VHDをコピー

SoftLayerポータル上からでは20MBまでのアップロードしかできないようなので、ツールを使用しアップロードします。
私は「CloudBerry Explorer for OpenStack Storage PRO」を利用しました。
http://www.cloudberrylab.com/free-openstack-storage-explorer.aspx
・新規の接続を作成します。
・接続情報を入力し保存します。
image

保存後、登録されたアカウントとしてこのように表示されます。
WS000013.JPG

フォルダSyncの設定を行います。
WS000016.JPG
※この設定ではNGでした。理由は、右側ペインのPathが / となっているため。コンテナを作成し、指定する必要あり。
WS000019.JPG

6.Image Templateを作成

アップロードしたVHDを元にImageTemplateを作成します。
WS000024.JPG
ここでの問題は、OperatingSystem の選択肢。
FreeBSDがない。Ubuntu他色々と試したが…どれもあかんかった(´・ω・`) 

7.作成したImage Templateから仮想サーバをオーダー

作成したImage Templateを元に仮想サーバのデプロイ!
WS000027.JPG

いつもの感じでリソース情報を定義します。
WS000029.JPG

デプロイ後。1日放置しても、起動してくる事はなかったとさ…
WS000031.JPG

総括

SoftLayerは、ベアメタル使える素敵なクラウドなんだから…
XenServerなり、Hyper-Vなり、vSphereなり。ベアメタル展開して、その上にぶっこめよ!って話ですな。
申し訳ない。
NetScalerGatewayに限らず。
marketplaceに無いVAを容易にデプロイできるのも、SoftLayerのイカしたところですね!
image

vSphereじゃなくて、XenServerでやればよかったかなー。Xen宗としては :stuck_out_tongue_winking_eye:

それでは。またー。

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