はじめに
上手ではないけど絵を描くことはそれなりに好きなヤマダです。
先日開催されたJAWS DAYS 2026にてデザイン班を担当させていただきました。絵を描くことは好きですが、専門知識はほぼありませんしイラストレーターも持っていません。
そんな私が絵を一切描かずに、生成AIでロゴを作成した方法についてお話しします!
JAWSDAYS2026について
JAWS DAYS 2026は2026年3月7日(土)に池袋サンシャインシティにて開催されました。
今回はデザイン班としてWebやSNSなどで使用する画像やノベルティの作成などを担当させていただきました。JAWS DAYSでは毎年イベントのテーマに基づいたオリジナルのサメロゴが使用されます。
今年のテーマ「Mashup for the Future」をイメージして作成させていただいたサメくんがこちらです。
マッシュアップ(Mashup)とは、音楽などにおいて複数の既存コンテンツ(曲、データ)を組み合わせて、新しいや作品を創り出す手法だそうです。音楽の用語ということで私はDJの方が使用されているような機材をイメージしてサメに持たせてみました。(私が想像していた機材は実際にはMashupには使用しないそうです)
また、未来を連想したかったのでスマートグラスでARのようなイメージにしてみました。ヘッドセットやスピーカーなどの実際に音を鳴らすであろうデバイスは物理的に描いています。
ロゴの作り方
ということで本題のロゴの作成方法について解説します!JAWS-UGで使用される様々なアイコンは、ベースとしてオレンジのサメくんを使用しています。各支部の地域や特徴に合わせてカスタマイズされている感じです。
そこでまずはベースのサメに今回のイメージを乗せる形で適当に描いてみました。
最終的に上の2つのイメージを合成しすることにしたので、アイデアベースは2枚になっちゃいました。これを見て貰えばヤマダ個人スキルにはクオリティの高いロゴを作成する能力がないことがよくわかると思います笑
全体のイメージがつけばあとはこの画像を生成AIに投げて、それっぽい画像を生成してもらえば大丈夫...ではありません!
この下書きをベースにしてしまうと、やはり下書きのクオリティが最終成果物にかなり影響してしまいますし、ベースのサメくんの雰囲気が保つことができませんでした。
そこで考えた手法が個別に生成して合成することです。
各パーツを作ってみる
例としてサメくんにつけてもらうヘッドホンの生成について書きます。今回画像生成に利用したのはAWSで利用できるオリジナルモデルのAmazon Nova Canvasを利用しました。
サメくんに被せたい方向でヘッドホンを生成したかったのですが、文字だけのプロンプトではかなり苦戦しました。そこでこのような画像を用意します。
ヤマダが普段使っているヘッドホンです。絵にしたい角度で写真を撮影し、それをReference imageに設定して以下のプロンプトで出力しました。
Draw headphones in an extremely simplified, super flat, 2D anime cartoon style.__Absolutely no outlines, no black borders, no shading, no gradients, no textures.__The colors should be solid and uniform, like a single-color sticker or cutout
工夫としてはベタ塗りにしたかったので「Super flat」や「No shading」を強調してみました。
他にも負のプロンプトに自分の手を消すことなど、出力結果を見ながら気合いと根性で大量に画像を生成して調整していきます。
そして出来上がったのがこちらです!
めっちゃいい感じ!あとはこれをベースのサメに重ねて見えないだろう右耳部分をいい感じに消しゴムで消してなじませました。
こんな感じで一気に最終成果物を生成するのではなく、パーツごとに作成して人間の手で合成することで違和感の少ないオリジナルロゴを作成しました!
スマートグラスのパーツも生成AIで出した画像の半分くらいを大胆に消して角度を変えてちょっと透明にしただけです!
.aiファイルはまだ無理
.aiファイルとはAI(Adobe Illustrator)で作成される、図形を計算式で記録する「ベクターデータ」形式のファイルです。
どれだけ拡大しても画像がぼやけたり荒れたりしないため、ロゴ制作や印刷物の入稿データとして業界標準のフォーマットになっています。
これは他メンバーに非常に申し訳なかったのですが、そもそもイラストレーターを持っていない人間には不可能でした...。ノベルティを作成する際には画像データの納品で「.aiファイル」を求められることが多く、さらにそのファイルにはベクターデータという絵のパスデータがある状態でなければダメなのですが、今の所AIに頼ってもどうしようもなさそうです。
JAWS DAYS 2026ではスキルのある方に助けていただきましたが、業者などに依頼して作成してもらう方法やベクター化も込みでノベルティを作成してもらえる業者さんもあります。
もしこのあたりに困っている方がいるならココナラや専門の業者を探してみてください。ここだけの話ですが、あまりにも安いサービス(3000円とか)の場合はイラストレーターの自動パス化の機能を使っているだけの場合もあります。ほとんどの場合はイラストではこのデータは使えないので注意が必要です。
最後に
<オリジナルロゴ作成の3ステップ>
- ベースの尊重: 既存のサメくんのフォルムを崩さないよう、一括生成は避ける
- 写真リファレンス: 自分の持ち物を撮影し、Nova Canvasの Reference image に設定して角度を固定
- パーツ合成: 生成された「ヘッドホン」や「グラス」を、使い慣れたツールで手動合成
<使用したツール>
- Amazon Nova Canvas
- Figma
- アイビスペイント(合成用)
生成AIのおかげで絵が上手ではないヤマダでもイベントロゴを作成できる時代がきました。もちろん本職の方には敵いませんが、気合いと根性でクオリティの高いロゴは作り出せます!!(画像生成をやりまくると意外と簡単にコストが恐ろしいことになるので注意してください)
オリジナルロゴを生成したいけど上手くいかなくて悩んでいたら、一発で生成するのではなくて個別に作って合成することや文字などはFigmaで手作りすることで少しずつロゴを作成してみてください。
今回作成したノベルティのラバーコースター、かなり気に入ってます。ベクター化のオプションもあった業者様に感謝感激です![]()






