WSLを任意の場所にインストールする方法
インストール先を選べないWSLをWindowsの標準機能だけで、好きな場所にインストールする方法のメモ
恐ろしいことに、日本という国ではマイクロソフトの公式ツールであっても、ソフトウェア業務利用認可申請と
インストール申請が必要になり、エンジニアが使えるようになるまで1か月かる企業も存在する。(超無理、超無理)
のでメモを残しておくことにした。
必要なコマンド
必要なコマンドはここにある。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/wsl/reference
今回使うwslのオプション。
--export <Distro> <FileName>
ディストリビューションを tar ファイルにエクスポートします。 標準出力の場合、ファイル名は - でもかまいません。
--import <Distro> <InstallLocation> <FileName>
指定した tar ファイルを新しいディストリビューションとしてインポートします。 標準入力の場合、ファイル名は - でもかまいません。
--list、-l [Options]
ディストリビューションを一覧表示します。
WSLインストール
- マイクロソフトの公式にのっとって好きなディストリビューションをインストールする。
- インストールしたディストリを初回起動する。
WSLを確認
list.ps1
wsl -l -v
NAME STATE VERSION
* Ubuntu-20.04 Running 2
エクスポート
exp.ps1
wsl --export Ubuntu-20.04 d:\u20.tar
☝リストコマンドで調べたNAMEを入力
Windowsストアからディストリを削除する。
###インポートする
ここで、任意の場所にインストールするわけだ。
imp.ps1
wsl --import Ubuntu-20.04 d:\ubuntu20\ d:\u20.tar
D:\ubuntu20フォルダに、ext4なファイルが出来上がると思うので確認してくれ。
使えるようにする。
こうして作ったWSLの問題点
- 起動用ショートカットがない
- 起動するとデフォルトユーザがroot
以下のような起動用ショートカットを作成する。
リンク先:
C:\Windows\System32\wsl.exe -u 初期設定で作ったユーザ -d Ubuntu-20.04
作業フォルダ:
D:\temp