「無料ツール」の多くが、実はデータ収集装置であることをご存知でしょうか。年収や家族構成といった PII(個人特定情報)を、計算のためだけにサーバーの DB へ送信する。これはエンジニアとして「アーキテクチャ上の罪」です。
私が開発した Yamada Tools の年末調整シミュレーターは、この慣習へのアンチテーゼです。
信頼のためのアーキテクチャ
ゼロ知識証明的な計算
扶養控除の判定から住宅ローン控除の複雑なキャップ計算まで、全てのロジックを WebAssembly および Client-side JS にコンパイルしています。あなたの給与データが計算中にブラウザの外に出ることは、1パケットたりともありません。
浮動小数点問題(IEEE 754)との戦い
JS エンジニアならご存知の 0.1 + 0.2 !== 0.3 問題。1円単位の正確性が求められる税金計算において、これはバグではなく致命傷です。本ツールでは、国税庁の手順書を再現するために独自の Decimal 処理ライブラリを実装し、端数処理(切り捨て/切り上げ)を完全制御しています。
物理的な安全性
静的アセットの配信には厳格な SSL を強制し、サーバーは全て「国内リージョン」に限定しています(透明性レポート参照)。
「便利さ」と「プライバシー」はトレードオフではありません。DevTools の Network タブを開きながら、この「セキュアな電卓」の挙動を検証してみてください。
