#Xfceの特徴
- 動作が軽い
- カスタマイズ性が高い
#導入方法
- まずターミナルを開く
- 当たり前ではあるが、root権限(sudoで可)が使える環境が必要。
-
yayが使える環境(特にこだわりがなければ導入すべき)の場合は
sudo pacman
の部分をyay
に置き換えてもよい(例:sudo pacman -Syu
→yay -Syu
)
##必須パッケージのインストール
- xfceを動かすのに必要なものをインストールする
必須パッケージ
~$ sudo pacman -Sy
# Archはパッケージの情報が古いままだとインストールがうまく行かないのでそれを更新
~$ sudo pacman -S xfce4 xorg-server lightdm lightdm-gtk-greeter pulseaudio pavucontrol
##追加パッケージのインストール
- 使い勝手や見た目をもっと良くするために、追加でパッケージをインストールする
Xfceを強化するパッケージ
~$ sudo pacman -S xfce4-goodies gvfs file-roller ntfs-3g
-
xfce4-goodies
はXfce関連の追加パッケージ(必須レベル) - 音量調節パネルとかファイルマネージャーとか
-
gvfs
はゴミ箱とかを追加するやつ -
gvfs-mtp
等、スマホのデータを読み書きするには追加パッケージが要るかも - 詳しくはArchWikiを見てね
-
file-roller
をインストールすると、zipとかを右クリックした時にextract here
が使えるようになる(入れないうちにそれをしようとNo Suitable Archiveなんちゃらって怒られる) -
ntfs-3g
はWindowsのNTFSを読み書きするためのパッケージ
##LightDM
- Linuxにはディスプレイマネージャーという概念があって、LightDMはそのうちの1つ
- LightDMにはGreeterというものが必須で、デスクトップが起動したときのログイン画面の役割を果たす(無かったらGUIでログインできない)
- Greeter各種の中にはAURパッケージが多いので、yayの導入をおすすめする(AURパッケージの管理が114514倍楽になるクスリ)
- ここではAURパッケージをyayでインストールする
- どんなGreeterがあるかについてはArchWikiをご覧あれ
###Greeterを選択
- デフォルトのGreeterを指定する
-
[Seat:*]
の行以降にあるやつをアンコメントして以下のように編集する
/etc/lightdm/lightdm.conf
[Seat:*]
…
greeter-session=lightdm-gtk-greeter
# lightdm-gtk-greeterの部分は自分の入れたいものに合わせて変更する
###LightDMを有効にする
- システム起動時に自動でLightDMが起動するようにする
LightDMの有効化
~$ sudo systemctl enable lightdm
##日本語入力
- 日本語の文字を打てるようにする
###必須パッケージのインストール
~$ sudo pacman -S fcitx-im fcitx-mozc fcitx-configtool noto-fonts-cjk
# fcitx-imをインストールする時になんか聞かれるけどそのままEnter押して大丈夫
###有効化
- ホームディレクトリに'.pam_environment'というファイルを作って(既存の場合はそのファイルに追記)以下の内容をコピペする
~/.pam_environment
GTK_IM_MODULE DEFAULT=fcitx
QT_IM_MODULE DEFAULT=fcitx
XMODIFIERS DEFAULT=@im=fcitx
- それでもうまく行かないのならArchWikiを見てみましょう
###おすすめスキン
- 変換中のウィンドウとかの見た目を変えられる
- もちろん自作だってできる
- 以下に示すのは所謂マテリアルデザインなやつ。かっこいい。
fcitx-skin-material
~$ yay -S fcitx-skin-material
- インストールしただけでは何も変更されないので
fcitx-configtool
等からスキンを適用しよう。 - (設定画面のAppearanceタブ→"Show Advanced Options"にチェック→一番下の"Skin Name"の欄に
material
と入力すればOK)
#設定
- fcitxは素のままではあまり使い物にならないので、多少調整する
##mozcの有効化
-
fcitx-configtool
を開いて、Input Methodのタブから"Mozc"を追加する - 日本語配列キーボードの人は"Keyboard - Japanese"も追加
- それ以外は使わないし、リストから削除してOK
##切り替えキー
- 英語入力と日本語入力を切り替えるキーを設定する
- "Global Config"タブの一番上にある"Trigger Input Method"で変更できる(2つまで設定可)
- Escで空にできる
- Mac風にかな/英数を切り替えたい人は、"Global Config"タブの一番下にある"Show Advanced Options"にチェックを入れて、"Activate input method"の欄に
かな
に割り当てたいキーを、"Inactive Input Method"の欄に英数
に割り当てたいキーを設定するとよい。
##mozcの設定
- デフォルトでは設定ツールのショートカットを作ってくれないので直接起動させる
mozc設定の起動
~$ /usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=config_dialog
#完了!
- システムを再起動しよう