記事投稿時点(2026/05/31)の状態を記録しておく投稿です。
何の記録?
Office 365 Outlook コネクターで、Exchange Online(以降、ExO)予定表の予定アイテムを取得した際、開始時間や終了時間が UTC から対象のユーザーが予定表で指定しているタイムゾーンで取得されるように変更になっています。
これが、一過性の状態なのか?仕様変更によるもの(=現時点はローカルの時間になった?)なのか?が調べても出てこないので、歴史のメモとして記録しておこう、という意図です。
※歴史の断片として記録の意図もあるため、当記事へ今後の Update 等を反映する可能性は低いです。ご自身で最新の情報や実行結果を必ずご確認ください。
経緯
2026/05/10 頃から Power Automate クラウドフローで 「イベントが追加、更新、または削除されたとき (V3)」 トリガーを利用しているフローが発火(トリガー実行)されていないコトに気づきました。
Power Platform コミュニティでも同様の問題が投稿されています。
なお、自分が確認したテナントでは、トリガーが発火しない症状は 5/20 に改善された状態を確認しております。
トリガーが発火するようになって良かったね!
なんですが……。動作していないフローが下記の仕組みなんですね。簡単に説明すると「Outlook 予定表から、特定の予定アイテムを自分の Google カレンダー へ同期する仕組み」です。
同期した予定が、Googleカレンダー側で開始・終了時間がズレていて なんで? ってなったのですよ。で、調べてみたら、クラウドフロー側で取得している開始・終了時間がユーザーのロケーション(=タイムゾーン)つまり、日本時間になっているコトに気づいた、ということです。なお、紹介したコミュニティーのスレッドにも、同様に「開始・終了時間がローカルタイムになっている!」というコメントがありますので、日本のテナント以外も同様の状態であろう、と想定されます。
手元にあるエビデンス、あるいは記録
ちょうど、5/10 の 14時頃に作成した「7/18 13:30~15:00」の予定があります。この予定は前述のクラウドフローで同期処理を実行していました。
クラウドフローで Googleカレンダー に同期した際の実行結果がこちら。
日本時間(JST)から -9 時間で UTC になっています。
前述の予定を、同じフローであらためて記事投稿時点に再び実行した結果がこちら。
日本時間になっていますよね……。
現時点の対策?
基本的に、タイムゾーンを意識しなくても良くなった、とも言えます。なので、ソレで問題ない処理であれば対応は不要です。
ただ、おそらく過去に作成したフローはタイムゾーンを意識している箇所が少なからずあると思います。そのアクションは適宜改修が必要です。
また、Googleカレンダーに関しては以前として取得される開始・終了時間などは UTC になります。なので、そのような”UTCが主である”相手と連携などをする場合は「日本時間から UTC へ変更する」処理が必要になります。
これまで、下記のような関数、あるいは 専用アクション:タイム ゾーンを変換する で時間を変換していたと思いますが、それを応用すれば良い、というコトですね。
//UTC から日本時間(JST)へ変換する関数の例
convertTimeZone(triggerBody()?['start'], 'UTC', 'Tokyo Standard Time', '
作成している処理の流れや、連携するシステム・ソリューションによって対応が異なるので、そこは適切にご判断くださいませ。
まとめ
トリガーのみでなく予定を取得するアクションなどでも同様に、該当ユーザーの予定表で設定されているロケーション(タイムゾーン)で取得されることを確認しています。繰り返しになりますが、これが何かしら一過性の状態なのか、仕様変更か?は不明です。
暫く様子見だったのですが、5月末まで元の仕様に戻らないので簡単に情報をまとめてみました。
クラウドの基本で「内部的に時間は UTC で管理されている」のは変わらないと想定していますが、取得する方法によってはロケーション依存になる可能性がある、というコトです。
ちょっとややこしいなぁ、と個人的には感じています。UTC に全部統一しておいてくれれば、あとはコチラでよろしく処理するんですけどね、っていう。
2026/05/10 頃から冒頭のコネクターを利用して ExO 予定表から予定を取得した際に過去と現在で変化点があるのてご注意くださいませ!です!
それでは、皆さま。素晴らしい Power Platform Life を!


