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PowerApps でConnpass簡易受付アプリを作る #01

Last updated at Posted at 2019-01-09

昨年2018年12月22日に開催された「Power BI 勉強会#11」で利用していた、PowerAppsで作成したConnpass簡易受付アプリの作り方をStep by Stepで紹介していきます。第1回目の今回は、導入編としてアプリの大まかな仕様部分を共有したいと思います。

Connpass受付と課題

コミュニティ勉強会の集客で、非常にお世話になっているConnpass。おそらく、当記事をご覧いただいている皆さんも1度は参加者で利用したことがあるかと思います。管理者側ですと、参加者の一覧、参加の管理(受付したよ、という登録)が可能な画面が提供されています。勉強会受付時に担当を設営できるのであれば、そこで管理者画面を利用することで参加・不参加の実際を登録・管理することが可能です。
01-02.png

人数が少なければ標準機能で管理可能なのでしょうが、参加人数が50名を超えるぐらいから、色々不便な点が出てきます。

 1. Connpass イベントの管理者権限を持つユーザーしかできない
 2. 検索が煩雑(ブラウザー標準の検索を使うしかない)
 3. 参加者側はユーザーID、受付番号ぐらいしかKeyが無いので自動化し辛い
  → 参加者を識別するようなバーコードやQRコードは提供されない

じゃぁ、APIを利用してアプリ作っちゃえばいんじゃね?と思うんですが・・・。Connpassは参加者の「参加」などを操作するAPIが提供されておりません(2019年1月時点)。

connpass API リファレンス

また、前述通り参加者へ届く参加者用メールには受付番号しか提供されません。Connpassは無償で利用可能ですので、まぁここらへんは致し方ないのかな、と思ってます。

PowerApps で アプリ作っちゃおう

さて、前述どおりConnpassは便利なんですが、受付業務に関しては若干の難が出る場合があります。APIも用意されてないし、バーコードやQRもない。
Connpassの管理画面から参加者一覧をCSVで取得できます。そのCSVには受付番号とユーザーIDが含まれています。これで参加者をユニークにすることが可能です。なので、そのCSVをExcelテーブル化して、それをデータソースとして利用するPowerAppsアプリを作ることにしました。

受付のユースケース

  1. 前提条件として参加者にはConnpassから受付完了メール(受付番号がある)が送付済み
  2. 受付担当は当アプリを利用して、受付番号、またはユーザーIDで参加者を検索
  3. 検索で特定できた場合[受付]ボタンを押下して受付完了
  4. 誤って受付してしまった場合は[キャンセル]アイコンで受付を解除
  5. Connpass本体側への反映は、データソースのExcelから頑張って反映w

なお、データソースがExcelなので、Office 365上は単一のユーザーでしか利用できません。複数のユーザーから同時平行で書き込みを実施したい場合は、Excel以外のデータソースにする必要があります。※今回は簡単にExcelを利用します。その他データソースに関する説明は、当連載で実施する予定ありません。

アプリ画面イメージ

今回、作成する画面イメージはこんな感じです。Power BI 勉強会で利用したアプリとは若干絵面が異なりますが、基本的な機能は一緒です。[受付番号]または[ユーザー名]で検索して、画面下部にある一覧にある[受付]ボタンを押下することで出席登録を実施。[ゴミ箱アイコン](=削除ボタン)は、受付間違いをキャンセルするためにおいてあります。
02.png

アプリ画面仕様

03.png

No. コントロール 説明
1 テキスト入力 入力された値で受付番号を検索します。
2 テキスト入力 入力された値でユーザー名(User Id)を検索します。
3 ボタン No.1、2 の テキスト入力をクリアします。
4 ラベル No.5のギャラリーから“受付数/総数”を表示します。
5 ギャラリー No.6~9 を データソース分 一覧表示します。
6 ラベル 受付番号です。
7 ラベル ユーザー名(User Id/Connpassへ登録してるID)です。
8 ボタン 受付を実施するボタン。1回押下したら表示が"済"に切り替わります。
9 アイコン 受付を解除するボタン。No.8 が"済"の場合のみ表示。

さて、概要はこれくらいにして。次回からアプリの作成に着手していこうと思います。

次回#02>>

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