先日投稿した Power Pages 試用版の取得方法 の末尾で思わせぶりにした件です。
「Power Apps、Power Automate の有償ライセンスを保持していない状態」つまり”デフォルトの環境のみ” で試したらどうなるんだろう?と思ったので、実際にやってみた。
今回の環境情報
今回、Power Pages の試用版取得を試した環境は下記です。
- Microsoft 365 Business Premium ※試用ライセンス
スクリーンショットには Power Automate の Free も含まれていますが、いつ追加されたのか覚えてない(汗
この状態では Power Platform の環境は追加できません。つまり、デフォルトの環境のみ = for M365 の範囲内ですよ、です。
Power Pages 試用版を追加する
取得手順は前回の記事で案内しています。そちらを確認してください。
当記事ではポイントとなる箇所だけ記載します。
Power Pages 試用版の開始
やはり、同じブラウザーでテナントへサインインしていてもメールアドレスの入力を求められます。
開始する、の画面まで辿り着いたら途中までボタンぽちぽちーです。
サイト情報の入力
この画面、よくみると
・新しい試用版環境を作成する
・既存の環境を選択する
という選択肢があります。
今回、検証しているテナントは既存の環境しかありませんし、ライセンスが不足しているため環境の追加は不可能です。なので[既存の環境を選択する]を選んでも正しく動作しません。(スクショを取り忘れました・・・汗)
環境が作成できない状態のテナントは[新しい試用環境を作成する]を選ぶしかありません!
完成???(ホントに?
おめで・・・いや、ちょっと待て。画面をよく確認してみましょう。前回の記事だと、このタイミングで Power Pages が選択したテンプレートで提供された状態の画面になったハズです。
ですが、今回は「サイトがありません」になっています。なん・・・だと・・・!?!?
はい、これをネタにしたくて前回の記事を書いたようなモンです(ネタバレ。
不謹慎かもしれませんが、チョッとオモシロい現象ですよね。
Power Apps、または Power Automate の有償ライセンス(試用版でも可)が無いテナント=環境が追加できない状態の場合、記事投稿時点で Power Pages 試用版を追加すると初期サイトの作成に失敗しちゃうみたいです。ちなみに、検証とは言え何個も試用ライセンスを取得するのは心苦しいので検証回数は僅かです。なので、for M365 のライセンス範囲でもうまく想定通りの動作をする場合も・・・あるのかなぁ🤔🤔🤔
ちなみに、上記画面の[サイトを作成する]から再度テンプレートを選択して処理を進めると Power Pages サイトが追加されます。
環境の確認
保持しているライセンス状況では環境の追加ができないテナント状態であっても、Power Pages の試用版用環境は追加されています。このため、前述どおりサイトを作成することができるんでしょうね。
(´ω`)。○○(ってことは、この Pages にある Datavarse 使えるってコトですよね…ほほぅ)
※前回の記事よりも前に検証した結果のスクリーンショットを利用しているので、前回記事スクリーンショット内の日付が前後していますがスルーしてください(汗
まとめ
- Power Apps、Automate の有償ライセンスを保持していなくても Power Pages は試用可能
- Power Pages 試用版ライセンスもチャンと追加される
- Power Pages 試用版の Power Platform 環境も追加される
- でも、初回のサイト作成はうまくいかないぽい
- 手動で追加すれば OK
検証を開始するテナント状態によって差異が発生しますよ、ですね。Power Pages を試す場合は利用する M365 テナントのライセンス状況などを確認したうえで実施するのが良さそうです。
それでは、皆さま、素晴らしい Power Platform Life を!