ども、お久しぶりです。やまさんです。
7月が終わって8月になってしまいましたね。7月といえば Microsoft MVP の更新月です。
今回も更新できたようでひと安心でございます。これも皆さまのおかげです。ありがとうございます。
さて、今回のネタは「いま利用しているアカウントが所有者になっている Microsoft 365 グループの一覧を取得したい」という状況が発生したので調べてみたのですが……。ちょっと記録に残しておきたいコトがあったので記事にしておこう、です。
Microsoft 365 グループとは?
ざっくり、Microsoft 365 グループとは? ですが、複数のユーザーで Microsoft 365の複数サービスを、同じメンバー構成で共同利用するための「メンバー管理のまとまり」です。SharePoint Online サイトの裏側にいたり、Planner の裏側にいたりします。
Teams のチームも、この Microsoft 365 グループを利用した仕組みになっています。過去に書いた記事にイメージ図などがあるので、ご興味がある方はご確認ください。
Microsoft 365 グループ と Teams の関係性
と、いうとこで Microsoft 365 を利用していると、この Microsoft 365 グループの情報が欲しくなる場面があるんですね。
Microsoft 365 グループを Power Platform から利用する
Power Platform から Microsoft 365 グループを利用する際は 「Office 365 グループ」コネクターを利用します。
実は、Microsoft 365 グループは、昔の名前が ”Office 365 グループ”だったんですね。コネクターが旧名のまま 放置されている 残っている、って感じです。
所有しているグループの一覧を取得するアクション
Microsoft Learn を確認する限り、下記 3つ のアクションがあります。
所有しているグループを一覧表示する
操作 ID:ListOwnedGroups
所有しているグループを一覧表示する (V2)
操作 ID:ListOwnedGroups_V2
自分が所有し、所属しているグループを一覧表示する
操作 ID:ListOwnedGroups_V3
3つあるんですよねぇ~。
3つあるけど、ドレを使えばいいのか?
はい、皆さんも「ドレ使えばいいのよ!」ってなったと思います。なりましたよね?え?ワタシだけですか?
って、コトで3つのアクションを検証してみたんですよ。なお、記事投稿用に検証したタイミング 2026/08/01 時点です。
前提の情報
検証するテナントには、以下のようなセキュリティーグループ、Microsoft 365 グループ(Teams 有無混在)、配布グループがあります。
| displayName | groupType | 役割 |
|---|---|---|
| Sample配布リスト01 | Distribution | 所有者 |
| Sample配布リスト02 | Distribution | 所有者 |
| sec-Mail01 | Mail enabled security | 所有者 |
| All Company | Microsoft 365 | 所有者 |
| CompanyALL | Microsoft 365 | 所有者 |
| Demo202509 | Microsoft 365 | 所有者 |
| EXT-Test | Microsoft 365 | 所有者 |
| Help Template | Microsoft 365 | 所有者 |
| TrainingTeam01 | Microsoft 365 | 所有者 |
| VivaEngageTest-07月01日 | Microsoft 365 | 所有者 |
| xxx | Microsoft 365 | 所有者 |
| サンプルサイト | Microsoft 365 | 所有者 |
| チーム愛知太郎 | Microsoft 365 | メンバー |
| 安否確認 | Microsoft 365 | 所有者 |
| 何でも質問コーナー | Microsoft 365 | 所有者 |
| 店舗A | Microsoft 365 | 所有者 |
| チーム岐阜 | Microsoft 365 | - |
| sec-CopilotStudio用 | Security | 所有者 |
| sec-TestNoMail | Security | 所有者 |
自分が保有している検証用のテナントを流用したので、ちょっとゴチャゴチャとした状態ですが、ご勘弁くださいませ。
整理すると、
・Microsoft 365 グループ は合計17
・うち、12グループの所有者になっている
・所有者ではなくメンバーとして登録されているグループが 1
・所属もしていないグループが 1つ だけある
という状態です。
さて、このような状態のテナントで、前述3つのアクションを実行したらどうなるか?です。
ちなみに、Power Apps で調べる際はグリッドコントロールやテーブルコントロールへ値を出力して調査することになると思います。こんな感じですね。
途中まで Power Apps で調べていたのですが、取得結果の比較がメンドクサイな、ってなったのでクラウドフローで HTML テーブルを出力させるコトにしました😇
モダンデザイナーの実行結果から[HTMLテーブルの作成]アクションの[出力]にあるコピーから内容を取得 → Excel に張り付ける、みたいなコトをやって調べております。もっと効率が良い方法あるかもしれないですが、今回の本質はソコではないので「動けばいいかな」です。
所有しているグループを一覧表示する
まずは、一番歴史が古いであろう、このアクションの実行結果です。
所有しているグループを一覧表示する
操作 ID:ListOwnedGroups
はい、結果はこちら!
| 名前 | groupType |
|---|---|
| CompanyALL | Microsoft 365 |
| 何でも質問コーナー | Microsoft 365 |
| All Company | Microsoft 365 |
| Help Template | Microsoft 365 |
| TrainingTeam01 | Microsoft 365 |
| EXT-Test | Microsoft 365 |
| 店舗A | Microsoft 365 |
| VivaEngageTest-07月01日 | Microsoft 365 |
| Demo202509 | Microsoft 365 |
| xxx | Microsoft 365 |
| サンプルサイト | Microsoft 365 |
実行したユーザーが”所有者”になっている Microsoft 365 グループ が 12個 取得できています。
所有しているグループを一覧表示する (V2)
続けて、”V2” がついているアクションの結果です。
所有しているグループを一覧表示する (V2)
操作 ID:ListOwnedGroups_V2
何やら、Learn の説明やアクション名からはチョット以外な結果になります。
| 名前 | groupType |
|---|---|
| CompanyALL | Microsoft 365 |
| 何でも質問コーナー | Microsoft 365 |
| All Company | Microsoft 365 |
| Help Template | Microsoft 365 |
| TrainingTeam01 | Microsoft 365 |
| EXT-Test | Microsoft 365 |
| 店舗A | Microsoft 365 |
| VivaEngageTest-07月01日 | Microsoft 365 |
| sec-TestNoMail | Security |
| Demo202509 | Microsoft 365 |
| xxx | Microsoft 365 |
| サンプルサイト | Microsoft 365 |
| sec-CopilotStudio用 | Security |
グループタイプが ”Security”、つまり ”セキュリティーグループ” で所有者になっている情報まで取得しています。結果、14件になっています。
”メールが有効なセキュリティーグループ”は取得されないのが興味深いですね。
これ、もしかすると不具合かもしれない……という予感もする結果です。
自分が所有し、所属しているグループを一覧表示する
さて、最後は ”V3” です。
自分が所有し、所属しているグループを一覧表示する
操作 ID:ListOwnedGroups_V3
操作IDはこれまでのアクションと同じなのですが、説明が ”自分が 所有し、所属している”と少し趣が異なる表現になっています。実行すると下記の結果になります。
| 名前 | groupType |
|---|---|
| CompanyALL | Microsoft 365 |
| 何でも質問コーナー | Microsoft 365 |
| All Company | Microsoft 365 |
| Help Template | Microsoft 365 |
| TrainingTeam01 | Microsoft 365 |
| EXT-Test | Microsoft 365 |
| 店舗A | Microsoft 365 |
| VivaEngageTest-07月01日 | Microsoft 365 |
| Demo202509 | Microsoft 365 |
| xxx | Microsoft 365 |
| サンプルサイト | Microsoft 365 |
| チーム愛知太郎 | Microsoft 365 |
日本語名のとおり、「所有者になっているグループ」+「所属しているグループ(メンバーのグループ)」の両方が取得できる、ということですね。なので、13件になります。
こちらは、セキュリティーグループは取得されません。
まとめ
どうにも、”V2” だけが異質な雰囲気ですよね。
配布グループや、メールが有効なセキュリティーグループは取得されてきません。ただ、”V2”のアクションだけがセキュリティーグループも取得してきてしまいます。
Power Platform のコネクターにあるアクションや、Graph API 等で、末尾に V2 や V3 とバージョンが付くモノは、基本的に「数字が大きいほうが新しい」というのが慣例という経験則です。なので、今回も「V3 が最新で、他の古いアクションはそのうち非推奨となるんだろうなー」等と思っていたのですが……。
Learn を確認しても、3つとも”非推奨”という文字が見当たりません。
Power Automate クラウドフローの場合は、日本語環境であれば、アクション名が日本語なので ”V3” が「所有している + 所属しているグループ」というのはピンとくると思います。
Power Apps の場合、アクション名が英語表記(ListOwnedGroups~)になるので、Learn の説明や、検証結果を確認しないと「あれ?」ってなるかもしれないな、とも思っております。
ツラツラと書いてきましたが、結論としては、前述の検証結果より「自分が実現したい仕組み」や「取得したい情報」によって 使い分ける という状態なのが現状なのかな、です。
なーんとなく、そのうち V2 の動作が変わりそうな予感がしますが、検証時点 2026年8月1日 のタイミングでは「こんな仕様でしたよ」というエビデンスとしても記録を残しておく次第です。
それでは、皆さま。素晴らしい Power Platform Life を!


