Unity のアセットストアでは数多くのアセットが販売されていて、つい目移りしてしまいます。そこでまずは気軽に楽しめるよう、簡単に使用できる無料アセットを4つご紹介します。続 もあります。
Windows10 64bit + Unity 2018.1.0f2 環境で動作確認しつつ、簡単な使い方もあわせてご紹介していきます。わりと安心して試してみてください。
目次
続編 とあわせ、以下の8つの無料アセットを紹介しています。
- Local Package Importer ユーティリティー
- Gem Shader シェーダー
- Object Labels / Notes ユーティリティー
- Mobile Color Grading カメラエフェクト
- "Unity-chan!" Model モデル(キャラクター)
- Fantasy Skybox FREE スカイボックス
- HQ Big Rock モデル(エクステリア)
- Fantasy Effect パーティクル
Local Package Importer
Local Package Importer はダウンロード済みのアセットを一覧表示し、インポートできるエディタ拡張です。インポートすると Window メニューに登録されますのでここから起動します。
以下のようなポップアップが開き、ダウンロード済みのアセットが表示されます。Search欄でキーワード検索できるのが便利。
お気に入り登録はツール独自のものらしく、アセットストアとは連動していないようなので注意。
定期セールなどで無料になっているアセットをまめに入手していると、リストがどんどん重くなっていきます。このユーティリティはローカルで動作しているので動作はサクサク。アセットストアの表示にイライラしている方にお勧めのアセットです。
Gem Shader
Gem Shader はキラキラ輝くきれいな宝石が表現できるシェーダー。
これ宝石だけじゃなくて、いろいろ使えそうです。例えば以下のようにCubeオブジェクトを2つ用意して、アセットにあるマテリアルをドロップして反映します。
このままだと、まだ単なる四角い宝石(の原石)って感じですが…
インスペクターのシェーダー欄にある Render Queue を Geometry に変更すると半透明になり、上のパラメーターをいじってみるといろいろ素材感が変わります。
という感じで、いろいろ試してみると楽しいです。
Object Labels / Notes
Object Labels / Notes はポストイット的なメモをゲームオブジェクトに貼り付けられるユーティリティです。
使い方は簡単で、このアセットをインポートすると、インスペクタの Add Component に "Object Notes" という項目が追加されますので、対象のゲームオブジェクトにメニューにある "Object Note" を選択します。
すると対象のインスペクターにObject Noteコンポーネントが追加されるので、上にあるテキストエリアにテキストを入力すると、それがシーンビューにポストイットのように表示されます。
"Show when unselected" もチェックしておくと常にシーンビューに表示されるので、備忘録的なメモにお勧めです。また "Show in Game View" でゲームビューにも表示されるので、多く表示したオブジェクトをデバッグ時に見分けるために使用するのも良いでしょう。
と、シンプルで良いユーティリティですが、残念ながら私の Unity 2018.1.0f2 環境 ではエラーが表示され動作しませんでした。が、ObjectNote.cs ファイルにあるコードを以下のように修正しておくと、エラーにならず利用できるようになりました。
void CalcSize()
{
//Size = Style == Style.CalcSize(new GUIContent(Text));
Size = Style == null ? Vector2.zero : Style.CalcSize(new GUIContent(Text));
}
Mobile Color Grading
Mobile Color Grading はモバイル環境でも利用できる軽量のカメラエフェクトです。
使い方は簡単で、まずシーンの Main Camera を選択し、"Lighting Box" にある "Mobile Color Grading" コンポーネントを追加します。
後はゲーム画面を見ながら、好みの画質になるよう各パラメーターを調整するだけ。楽しいです。
Unity-chan もいつもとは少し違う感じで表示させてみたり。
というわけで
Unity はプロジェクトごとに設定が保存されますので、適当なプロジェクトを作成し、いろんな無料アセットを試して遊んでみてください。何か変になって困ったら、Unityを終了し、プロジェクト丸ごとサクっと消してしまえば問題ないです。
とにかくいろいろ試し、遊んで体験することが上達の秘訣だとおもいます。エンジョイ!
ではでは。