はじめに
この記事はClaudeと一緒に書きました
AWSのトレーニング&認定ブログを見ていたら、主要な認定試験が立て続けに改訂されるという告知が出ていました。
対象は機械学習エンジニア – アソシエイト(MLA-C02)、デベロッパー – アソシエイト(DVA-C03)、ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル(SAP-C03)の3試験です。
3つとも改訂の軸は共通していて、生成AIとエージェンティックAIが試験範囲に本格的に組み込まれます。
MLエンジニア試験のベータはこの記事を書いている時点ですでに受付が始まっているので、速報としてまとめておきます。
- 告知記事: https://aws.amazon.com/jp/blogs/training-and-certification/september-2026-new-offerings/
- 機械学習エンジニア – アソシエイト: https://aws.amazon.com/certification/certified-machine-learning-engineer-associate/
- デベロッパー – アソシエイト: https://aws.amazon.com/certification/certified-developer-associate/
- ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル: https://aws.amazon.com/certification/certified-solutions-architect-professional/
機械学習エンジニア – アソシエイト(MLA-C02)はベータ受付中
3試験の中で一番動きが早いのがこの試験です。
2026年9月1日からベータ試験の登録が始まっていて、旧版のMLA-C01は2026年9月28日が英語版の最終受験日になります。
正式版のリリースは2027年1月14日の予定です。
- 対象者: MLエンジニア、MLOpsエンジニア、LLMOpsエンジニア、データエンジニア、ソフトウェア開発者、データサイエンティスト
- 推奨経験: Amazon SageMaker AIやAmazon Bedrockなど、ML関連のAWSサービスでの1年以上の実務経験
- 試験形式: 170分、85問、ベータ価格75USD(ベータ期間は英語のみ)
改訂の中身は、生成AIの実装(Amazon BedrockやRAG)とエージェンティックAIのオーケストレーションが範囲に加わり、ファウンデーションモデル・LLM周りのカバレッジも広がるというものです。
ドメイン構成自体は維持されていて、既存タスクの記述が今の業界の実践に合わせて更新される形になっています。
Developper Assotiate(DVA-C03)に「AIセキュリティ」タスクが新設
デベロッパー試験は2026年10月27日に登録開始、旧版のDVA-C02は2026年11月30日が最終受験日、DVA-C03のリリースは2026年12月1日です。
- 対象者: ソフトウェア開発者、バックエンドエンジニア、DevOps実践者、フルスタック開発者
- 推奨経験: AWSサービスを使った1年以上の開発経験、プログラミング言語の習熟
- 試験形式: 130分、65問(採点対象50問)、150USD、合格ラインは1000点満点中720点
この試験で一番目を引くのは「AIセキュリティ」という新設タスクです。
AIサービスへのアクセス管理、データプライバシーコントロール、コンテンツフィルタリングとプロンプトインジェクション対策、エージェント間のやり取りのセキュリティという5つのスキルが新たに加わります。
あわせて、コード生成や自動レビュー、テスト自動化といったAI支援開発全般への対応も範囲になりました。
デベロッパー試験というと今まではAWS SDKやサーバーレスの実装が主戦場でしたが、そこに「AIをどう安全に組み込むか」という観点がタスクとして明示的に入ってきたのは今回が初めてです。
ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル(SAP-C03)は11のスキルが生成AI・エージェンティックAI関連に
登録開始日はデベロッパーと同じ2026年10月27日です。
旧版のSAP-C02は2026年11月16日が最終受験日、SAP-C03のリリースは翌11月17日になります。
- 対象者: ソリューションアーキテクト、クラウドアーキテクト、インフラストラクチャアーキテクト、テクニカルリード
- 推奨経験: AWSサービスを使ったクラウドソリューションの設計・実装経験2年以上
- 試験形式: 180分、75問、300USD
改訂の目玉は「生成AIとエージェンティックAI」という区分に11の新スキルがまとめて追加される点です。
Amazon Bedrockを組み込んだ設計、AWS Fault Injection Serviceなどを使ったレジリエンスエンジニアリング、クラウドネイティブなパターン、DevSecOpsと可観測性、さらにポスト量子暗号への対応まで含まれています。
プロフェッショナルレベルの試験なので単体サービスの知識ではなく、これらを既存のアーキテクチャ設計にどう統合するかという判断力が問われる作りになりそうです。
3試験を並べて見えてくること
3試験をまとめて眺めると、生成AIやエージェンティックAIが「専用の認定を新設して囲う対象」ではなく、既存のアソシエイト・プロフェッショナル試験の前提知識として組み込まれつつあるという流れがはっきり見えます。
MLエンジニア試験だけの話ではなく、デベロッパーにはAIセキュリティというセキュリティ寄りの実装スキルとして、ソリューションアーキテクトにはBedrock統合やレジリエンスを含む設計スキルとして、それぞれの試験の文脈に合わせた形で落とし込まれています。
日程面でも興味深い並びになっていて、デベロッパーとソリューションアーキテクトは登録開始日が同じ10月27日、リリース日がその2週間ほど後にそれぞれ来る形です。両方受験を予定している人は、旧版の最終受験日(DVA-C02が11/30、SAP-C02が11/16)を先にカレンダーに入れておくと、駆け込み受験のタイミングを逃さずに済みます。
今後の展開
AWS Certified Generative AI Developer – Professional (AIP-C01) のときに1000問のWeb問題集を自作したのと同じ要領で、この3試験についても改訂後の試験ガイドが出そろい次第、問題集アプリを作っていく予定です。
特にDVA-C03の「AIセキュリティ」タスクとSAP-C03の「生成AI・エージェンティックAI」区分は既存の問題集にはない切り口なので、そのあたりから着手しようと思っています。
進捗が出たら別記事にします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。