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Instagramのフォロワー数をtroccoで取得しSnowflakeに保存する

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これはなに

Instagramのアカウント運用において、フォロワー数は非常に重要なメトリクスです。
複数のSNSを運用している場合、重要指標の推移をダッシュボード等で横断的にモニタリングしたいことがあると思います。

今回はSaaSのtroccoを用いて、Instagramのフォロワー数をAPI経由で取得しSnowflakeに保存する方法を紹介します。

事前準備

trocco®アカウントの作成

trocco®には無料で始められるフリープランがあります。

facebook グラフAPI トークンの取得

facebookの開発者アカウントの仕組みは少し複雑なのですが、以下などの記事を参照しアクセストークンを取得します。

上記記事に記載の通り、

  • Instagramをプロアカウントにする
  • facebookページとリンクさせる

といった手順が必要になります。特別な審査が必要な作業ではないため、個人でも問題なく作成することが可能です。

実装

トークンが取得できさえすれば、その後の実装は非常に簡単です。

troccoにログインし、転送設定の新規作成に進みます。

  • 転送元:HTTP・HTTPS
  • 転送先:Snowflake

を選択します。

転送元の設定

今回はこちらのAPIを利用します。

troccoの転送元設定画面にて、以下のようにフォームを埋めていきます。

設定項目名 設定内容
URL https://graph.facebook.com/v17.0/{ig-user-id}
HTTPメソッド GET
入力ファイル形式 JSONPath
ルート $
パラメータ access_token {アクセストークン}
パラメータ fields username,followers_count

スクリーンショット 2024-04-24 0.22.56.png

fieldsの項目は、APIドキュメントを参照しながら任意の項目を指定できます。

{ig-user-id} の部分は固定となるので、取得対象のinstagramユーザーIDを入力してください。
usernameではない点に注意が必要です。

idを確認する手っ取り早い方法としては、「グラフAPIエクスプローラ」を使って /me のエンドポイントを参照することです。

転送先の設定

転送先設定にて、Snowflake側のデータベース、スキーマ、テーブル等を設定していきます。

プレビュー確認・保存・実行

step2の画面に進むと、取得データのプレビューを確認することができます。

スクリーンショット 2024-04-24 0.10.22.png

テーブル定義等は自動設定のままで問題ないので、確認・保存と進みます。

保存後の画面で「実行」を選択することで、すぐにデータ転送を実際に動かすことが可能です。
以下のように、実際にSnowflakeにデータが入っていることを確認できました。

スクリーンショット 2024-04-24 0.20.16.png

まとめ

上記の手順を踏むことで、プログラミング作業をすることなく、データ基盤にInstagramのメトリクスを連携することができました。

皆様のSNS運用の一助となれば幸いです。

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