23
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Google の新IDE「Antigravity」を触ってみたけど、結論:私はまだ使わない

23
Last updated at Posted at 2025-12-05

2025年11月19日(現地時間)に突然公開された Google の新しい AI 主体 IDE Antigravity
公式サイトを見ると「AI エージェントがコード生成から開発フローまで自動化する」など、かなり未来的な雰囲気をまとっています。

実際に触ってみたので、普段 VS Code + GitHub Copilot を愛用している開発者の視点で率直にまとめます。

■ 結論:現時点では、まだ主力 IDE にはならない

先に結論を書くと、私は Antigravity を
「日常的に使う IDE としては選ばない」
という判断になりました。

理由はシンプルで、以下の3つです:

  1. VS Code ほどの拡張機能エコシステムがない
  2. "AI 主体の開発フロー" が合う人を選ぶ
  3. GitHub Copilot の快適さに勝てていない

Antigravity は確かに面白いプロダクトですが、
開発者が"明日からこれに乗り換えるか"と言われると、
現時点ではかなり難しいと感じています。

■ UI は VS Code にかなり似ている(むしろ意識している?)

第一印象として、UI デザインは完全に VS Code を意識していると感じました。

  • 左サイドバーのファイルツリー
  • 下部のターミナル領域
  • タブ式のエディタ
  • コマンドパレット風の操作
  • 配色やアイコンの雰囲気

正直、初回起動時は
「これ VS Code のフォークか何か?」
と思うほど似ています。

おそらく Google 側も
「VS Code ユーザーが違和感なく移行できるように」
という意図があるのでしょう。

ただし、
見た目は似ていても、中身の思想は全く違う
というのが使ってみた率直な感想です。

■ 1. 拡張機能エコシステムはまだ不十分

VS Code の強みは、圧倒的な拡張機能の数と質です。

  • ESLint / Prettier / stylelint
  • Next.js / React / TypeScript 系拡張
  • Docker / k8s 管理ツール
  • DB ビューア
  • テーマ・アイコン
  • デバッガ

これらが即座に揃う IDE は他にありません。

対して Antigravity は、
まだ最低限の言語サポート + AI 操作ツールが中心
という印象で、実務で必要な"環境構築の自由度"は少ないです。

UI が似ているだけに、
「あ、この拡張がない」
という気づきが頻繁に起きて、逆にストレスになる部分もありました。

■ 2. 「AI が主導で開発する」という思想が強め

Antigravity の特徴でもあり賛否が割れそうな点は、
人間が IDE を操作するのではなく、AI エージェントが開発を進める前提
になっていることです。

例えば:

  • タスクを与えると AI がリポジトリを読み、コードを生成
  • エージェントが自動でブランチを切る、PR を作る
  • UI よりもコンテキスト対話が中心

これは
"人が作業して AI に補助させる"
ではなく、

"AI がメイン、人間は管理者"

に近い体験です。

私は自分の手でコントロールしながら開発したいタイプなので、
このアプローチは少し噛み合いませんでした。

■ 3. GitHub Copilot の完成度が高すぎる

普段から Copilot を使っている人間としては、
以下の快適さは Antigravity では代替が難しいです。

  • スムーズなインライン補完
  • Chat / Edits がコードベースと強く連動
  • PR / Tests / Agents などの統合機能
  • VS Code 上で完結する圧倒的な操作性

特に VS Code + Copilot の組み合わせは現時点で
最も生産性が高い実用的な環境だと感じているので、
乗り換える理由は見つかりませんでした。

■ 実際に触って良かった点

もちろん、Antigravity にはポテンシャルがあります。

● AI エージェントとの連携が非常にスムーズ

複数の agent が横で動いて、
コード修正や分析を勝手に進めてくれるのは面白いです。

● プロジェクト単位で AI が"理解"して動く設計

VS Code の拡張とは別の方向で、
高度に AI 最適化された IDEを目指しているのがわかります。

■ 私が使いたくないと思った決定的な理由

最終的にはこれです。

「自分の手で開発を進めたい自分には、AI 主体 IDE が合わなかった」

Antigravity の方向性そのものが
"AI がすべてを巻き取る IDE"
であり、VS Code のような
"人間が自由にカスタムしていく IDE"
とは根本思想が違います。

思想が違う以上、比較して優劣を付けるものではなく、
向き不向きの問題です。

UI が似ているからこそ、
「見た目は知ってるけど、中身が全然違う」
という違和感が強調されてしまった部分もあります。

■ まとめ

Antigravity は将来性があるし、
AI 主導の開発体験に興味がある人には刺さると思います。

ただし、

  • VS Code に慣れきっている人
  • Copilot の操作性に信頼している人
  • 自分で環境を作り込むタイプ
  • マルチ言語・マルチフレームワークを扱う人

には、現時点ではおすすめしません。

私自身は
「しばらくは VS Code + Copilot でいい」
という結論です。

UI が似ているからこそ、逆に違いが気になる
というのも、乗り換えに至らなかった理由の一つかもしれません。

■ 最後に

Antigravity が"実用 IDE"として進化していくのを見守りつつ、
当面は VS Code の拡張エコシステムと Copilot の強さを活かしていこうと思います。

必要ならこの記事に追記もするので、
新しいアップデートなどあればまた触ってみます。

追記

この記事を書いてる当時はVSCodeがOSSなのを知らずに書いてました...
つまり拡張機能もいろいろ使えるということです。
完全に私のミスでした...本当に申し訳ないです...

23
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
23
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?