RL78/G23-128p Fast Prototyping Board(以下FPB)でTAU0を使用したLチカをした際に出た、不具合とその対処法について記録を残します。
開発環境
・RL78/G23-128p Fast Prototyping Board
・CS+ for CC V8.12.00
不具合事象
下記動画を参考し、私は等号開発環境をCS+で進めました。
https://www.renesas.com/ja/video/smart-configurator-tutorial-create-led-blinking-program-configuring-rl78-timer
TAU0の設定とLED1に対応するピンの設定はこれで完了したと思いましたが、FPBに書き込むと動作せず。
下記の不具合に出会ったので共有します。
不具合1:FPBに書き込めず、Lチカが出来ない。
解決方法:下記画面で通信ポートにCOMポートの設定をすることで解決
不具合2:オンチップ・デバッグで使用する予約領域への書き込みはできません。(address: 0x00000002)(E1203124)
解決方法:スマート・コンフィグレータでオンチップ・デバッグ動作設定をCOMポートに設定し、コードを再生成することで解決。
通常、デバッグのための領域は確保されていない模様
不具合:ルネサス公開動画とスマートコンフィグレータで生成されたソースが異なる。
不具合事象の項で紹介した動画では、main関数が下記のように生成されており、私の環境とは異なった。
//ルネサス公開動画
int main(void)
{
EI();
return 0;
}
//自環境
void main(void)
{
}
今回は割り込みTAU0を使用しているので、EI()を使用し、返り値は不要の為、下記のようなソースとした。
void main(void)
{
R_Config_TAU0_0_Start();
EI();
while(1);
}
以上。
たかがLチカですが、やはり光った瞬間は嬉しいですね。