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SAP案件に入る前に“本を読め”と言われた理由

Last updated at Posted at 2025-12-13

はじめに:SAPってなんだ?と思っていた頃の話

「SAPって、やった方がいいのかな?」

SESエンジニアとして働く僕が、初めてその言葉を聞いたのは同じ会社の先輩――通称「あっちゃん」と話していたときでした。

当時の僕は、SQLやLinuxはさわったことあるけど、業務系の知識はほぼゼロ。ERP?基幹システム?請求処理ってどこでやるの?そんなレベルです。

そんなときに、現場でSAP案件があると聞き、「どうせならスキルになる仕事がしたい」と思って、あっちゃんに相談してみたんです。


「SAP案件で詰まる人」の特徴を教えてくれた

あっちゃんは、20代からずっとIT業界で働いていて、PM経験も長く、3年前からSAPエンジニアをやっている大ベテラン。
どの現場でも「分からなければ、まずあっちゃんに聞こう」となる存在らしく、口数は少ないけど教え方がめちゃくちゃ的確。

そんなあっちゃんに、こう言われました。

「SAP案件に入る前に、“本を読んどく”と全然違うよ」

続けてこうも言われました:

  • 現場で詰まる人の特徴ってだいたい決まってる
  • 会話の半分が分からない(“FI”“CO”“マスタ”“標準機能”など)
  • 業務フローが見えないから、頼まれた作業の背景が見えない
  • だから「何をすればいいか」が分からない
  • 結果、言われたことしかできず、単価も成長も伸びない

「逆に、ちょっとでも本読んでる人は“言葉”がつながるから、理解も早い」と。


僕が最初に読んだSAP本と、気づいたこと

正直、最初は「本でそんなに変わるかな?」と思ってました。でも、あっちゃんに勧められて『世界一わかりやすいSAPの教科書 入門編』を読み始めて、すぐに実感しました。

たとえば、こんな言葉に出会います:

  • マスタデータとトランザクションデータ
  • 標準機能/アドオン機能
  • モジュール(FI、CO、MM、SD など)

これらの意味がなんとなくでもつかめてくると、頭の中で“SAPの地図”みたいなものが描けてきます。

まだ案件に入ってない僕でも、あっちゃんの話が「聞き取れる」ようになってきました。


でも、SAPの本って挫折しやすいんです(体験談)

ただし正直に言います。本、最初はめっちゃむずかしかったです。

  • カタカナと略語だらけ(FI?CO?MM?)
  • 実物の画面を見たことがないからイメージできない
  • 用語が業務用語とIT用語の中間みたいでピンとこない

このとき、僕があっちゃんに質問したら、返ってきたのがこの言葉でした。

「SAPは知識が“点”のままだと覚えられない。業務とつながると“線”になるよ」

つまり、ただ読むんじゃなくて、「これはどの業務に使われる知識なんだろう?」と意識するだけで記憶に残るし、理解も深くなるってことなんです。


僕が本を読むときにやってる3つの工夫

あっちゃんの言葉をヒントにして、僕は次の3つを意識しながら読むようにしました。

① 用語と業務を“図でまとめる”

たとえば、「受注」って言葉が出てきたら、「売上につながる処理だよな」「納品→請求→入金」とざっくり流れでメモ。
すると、「あ、これがSDモジュールか」ってつながります。

② 自分の言葉で“業務の意味”をつける

「トランザクションデータ」は“動き”のデータ、「マスタ」は“設定”みたいな意味だなと、自分で再定義します。
これがあるだけで、本の1行1行が読みやすくなりました。

③ ブログやノートで“人に説明”する前提で読む

「これ、もしQiitaで人に説明するならどう書こう?」と考えながら読むと、理解の質がまるで違います。


本だけじゃなく「ブログ」も使う理由

ここで思ったんです。「本を読んでるだけじゃ、実務とつながらないかも」と。

そんなとき、あっちゃんがやってた勉強法がヒントになりました。

「本を読んだあと、自分なりに“どこで使うか”を書き出しておくと記憶に残るよ」

これを応用して、僕は「本で学んだ知識を、Qiitaで初心者向けに再整理する」ことにしたんです。

本は知識の“点”、ブログはそれを実務に結びつける“線”。

だから、僕はこれからSAPを勉強する人にこう伝えたいです。


おわりに:本と“あっちゃん”に出会ってよかった

僕はまだSAP案件に入っていません。だけど、あっちゃんのアドバイスと本のおかげで、見える景色が変わりました。

  • SAPの本を読んだから、現場の用語がなんとなく分かる
  • あっちゃんの話を“聞ける耳”ができた
  • そして、自分でも「なぜそうなっているか」を考えるようになった

これから実際の案件に入ったら、また違う悩みが出ると思います。

でも、そのときも本を読み返したり、ブログでまとめ直したりすれば、“点”が“線”になっていく気がしています。


次の記事では、僕が実際に読んだSAP本を「どこが実務で役に立つか」「どう読むと挫折しないか」を、1冊ずつ紹介していきます。

「いつかSAPコンサルとして独立したい」そんな夢がある人にとって、少しでもこの記録が道しるべになりますように。

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