はじめに
AWSでWEBサービスを作るにあたり、CodeCommit を使ってソースを管理しようと思い、AWS CodeCommit を利用することにしたのでその準備方法などを整理&メモとして残す。サーバ側を python3 で開発するつもりなので、python 周辺のツールを色々と使っているけど、pythonとか使いたく無い…って人は、別の道を探した方が良いと思う。
前提
ほとんど開発用のツール・ライブラリが入っていないことを前提にしているのだけど、まっさらな OSX を用意したわけで無いので、エラーが発生するような場合は、それぞれ解決が必要。たぶん、pip とか…。
CodeCommit の作成など
下記のサイトとかを参考に、CodeCommit上にGitリポジトリを作り、アクセス用のアカウントを準備する。非常にざっくり・簡単に言えば、(1)AWS IAM でユーザを作って、(2)CodeCommit でリポジトリを作って、(3)AWS IAM で認証情報を生成する…といった流れ。
実は、この状態で OSXのコマンドプロンプトから git clone コマンドを叩くと、ユーザID・パスワードを入力すれば普通にクローンできる。だけど、コマンドは何かと不便なので、SourceTreeを使うためにおまじないが必要。
AWS CLI をインストール
下記のサイトなどを見る限り、SourceTree が認証をパスするためには、awsコマンドが存在しないといけない模様。なので、awscli をインストールするのだけど…ついでに、pythonのバージョン更新も行う。
OSX:python2.7 から python3 に変更
下記のサイトを参考に、OSX の python を python3.6.3 に変更。特に必要性は無いのだけど、サーバ側のバージョンを 3.6系にするつもりなので、環境を一致させる意味でも変更する。
[MacOSとHomebrewとpyenvで快適python環境を。]
(https://qiita.com/crankcube@github/items/15f06b32ec56736fc43a)
AWS CLI のインストール
python (pip) の環境が揃っているなら非常に簡単。以下のコマンドでインストール。エラー(不足ライブラリなど)は適当に処理すべし。
sudo pip install awscli
AWS接続用の資格情報を作成
awsコマンドを使って、接続用の資格情報を作成。AWS IAM で作ったユーザの資格情報が必要になるので準備しておく。
aws configure --profile << 適当な名称 >>
AWS Access Key ID [None]: << ユーザー名 >>
AWS Secret Access Key [None]: << パスワード >>
Default region name [None]: << リージョン名 >>
Default output format [None]:
#上記の << ... >> は、適宜置き換え
SourceTreeで Clone から Push まで
ひとまず、SourceTreeを使って、リポジトリを clone する。認証情報を聞いてきたり、KeyChain へのアクセス許可を聞いてきたりと若干忙しいけど、特に問題ない…はず。
ただし、このままでは ローカルへの commit はできても、サーバへの pull も push もできないので、config ファイルに追記する。
[credential]
helper = !aws --profile << 適当な名称 >> codecommit credential-helper $@
UseHttpPath = true
# << 適当な名称 >> は、aws configure で使った名称。
まとめ
ssh でやれば良かった… なんて野暮なことは言ったらダメなのだと思うけど、https 経由でも無事に SourceTree が使える模様。