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メディアアートで大学院留学

Last updated at Posted at 2017-04-14

#導入
日本語でメディアアートといった場合は以下などを指すかと思われる(Computational Arts, Interactive Art, New Media Art, Creative Coding, etc) 。この分野で留学したいと考えたことがある人も多少はいるのではないだろうか。私もその一人で今秋からロンドンにMFA取得のために留学することにした。**(諸事情でしないことに。。)**留学の是非については議論の余地がありすぎるので、この記事では触れずに、留学を志している方々に参考になりそうな情報をまとめてみようかと思う。Qiitaを選んだのは自分が日本人で職能としてはエンジニアに分類されることが多いから。他のプラットフォームのほうが向いているかもしれない。

##経歴
参考のために載せておく。学部は社会科学部卒、いわゆる情報系ではない。(分かる人にしか分からないだろうが)総合大学だったので、カリキュラムは緩くて『プログラム基礎』などを受講したりした。ITの基礎だけはかじった、とでもいえば正しいかもしれない。その後、HCI(Human-Computer Interaction)を勉強しにイギリスの某地域に修士で留学した(社会科学、心理学がバックグラウンドの人間がHCIに転身するのが一般的だったので。ちなみに修士学位は持っていない)。ただHCIを研究して、自分の興味はクリエイティブ系かな、と思ったので帰国後はいくつかの制作会社で働いた。その後フリーランスになったりしたが、もう一度勉強する期間が欲しいと思ったので留学しようと決めた。

大雑把にまとめると―『文系学部卒で一年英語圏に留学していた。その後CINRA.JOBに載っていそうな会社でエンジニアしていただけ。アートとは縁のない経歴にも見えるが、応募書類などまともに用意すればMFAプログラムのオファーは現実的だ。』―という感じ。

##地理的要因
IT従事者のうち、Paul Grahamのエッセイが好きな人は多いのではないだろうか。地理的にどこで勉強するべきか考えるのにCities and Ambitionは参考になるかもしれない。メディアアートという文脈で考えると、ヨーロッパ諸都市(パリ、ベルリン、アムステルダム、リンツなど)も魅力的だと思うが、私はBuzzがある場所に行きたかったのでニューヨークかロンドンにしようと考えた。どちらとも訪れてみて、個人的にはロンドンのほうが合っている気がした。

##プログラムについて
アートスクールが提供しているメディアアート系のプログラムはテクノロジー関連があまり充実していないような印象を受ける。その分アート色が強いとも思うので、どんなプログラムがいいかは当然だが人それぞれだろう。以下に気になったコースを列挙してみる。雑すぎるコメントも書いてみたが、詳しくはリンク先などで見てみてほしい。

##応募書類
ほぼ必要になるであろうかつ、気になるものに言及してみる。基本大切な書類を用意する際に自分がネイティブの英語話者でないならば添削必須だと思われる。

###英語のテストスコア
TOEFL iBTだと90前半、IELTSだとOverall6.5あたりが最低かと思われる。帰国子女や留学経験者でないと難しい場合もあるかと思われる。これらのテストの対策情報などは調べればたくさん出てくる(出てきすぎて悩むかもしれないが、基本的にマジックはないだろう)。

###CV, Personal Statement
自分で書いてプロに添削してもらうのがいいかと思われる。

###推薦状
不必要な礼儀はいらない、例えば10個のプログラムに応募したいならそれだけ推薦状書いてくださいとお願いする。

###Portfolio
私は自分のポートフォリオサイトのリンク送ったのみである。github, vimeoなどで作品・コードを頻繁に更新・公開していると準備はそんなに大変ではないかもしれない。通常のオファー以上のもの(授業料免除など)が欲しい場合は丁寧に用意するべきだとは思う。

##おわり
役立つ情報と思ってもらえたらありがたい¯\_(ツ)_/¯

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