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any的AIコーディング推進の取り組み

Last updated at Posted at 2025-12-16

はじめに

こんにちは、anyプロダクトチームでEMをしているyueです。

この記事は、anyプロダクトチームAdventCalendar2025、17日目の記事となります。

この記事では、2025年にanyで取り組んできたAIコーディング推進の実践 についてまとめます。

今年はエンジニア界隈で「AIコーディング」が一気に進化し、
AIとともに開発する時代が本当に来たんだ” と多くの人が実感した年だったと思います。

近年のAIコーディング進化

2024〜2025年にかけて、AIコーディングは劇的に進化しました。

Devinの衝撃

「これ、もう独立した開発者じゃん…」というレベルで世界をざわつかせたのが Devin。
GitHub Copilot 以前の“補助”とは明らかに違い、
エージェントとして自律的に作業を進める 姿に、多くのエンジニアが衝撃を受けました。

そして、 Claude Code の急成長

Devinに驚いている間に、
Claude Code が一気に実用フェーズに入り、
“考えながら一緒に作るAIペアプロ”として存在感を増した のも印象的でした。

  • 分かりやすく、文脈を踏まえた説明
  • 思考の流れを追いながら改善提案してくれる操作性
  • 実装意図まで汲み取ったコード理解の深さ

CLI や Actions を通じて、実装・修正・レビューといった開発の流れに自然に入り込み、
「気づいたらClaude Codeがないと困る」
そんなエンジニアが一気に増えた時期でもありました。

2025年のAIコーディング全体の潮流

Devin・Claude だけでなく、2025年は

  • IDEへのAI統合(VS Code / JetBrains / Cursor) が標準化
  • 自律型AIエージェント が一般開発者にも使われ始めた
  • Alibaba の Qwen3-Coder など、強力なオープンソースLLMが次々公開
  • テスト生成・レビュー・CI/CD修正など、コーディング以外の領域でもAI化が進行

といった動きがあり、
「AIがコードを書く」から「AIが開発ワークフロー全体に関わる」
というフェーズに突入した年でもありました。

エンジニアの「驚き → 試す → 取り入れる」が非常に高速に回った1年でした。

そして、 エンジニアたちの気持ちは

  • 便利すぎて怖い
  • でもワクワクする
  • 新しいツールは全部試したくなる
  • 取り残される人が出ないようにしたい
  • 安全性は絶対担保したい

…そんな思いが入り混じった1年だったように思います。

anyの方針 : AIコーディングに “ちゃんと投資する”

AIは避けられない。
でも 「知ってる人だけが使える状態」には絶対したくない。

これが私たちの基本スタンスです。

  • AIに詳しい人はどんどん加速する
  • 一方で、不安がある人は距離を置きがち
  • 結果としてチーム内でAIデバイドが生まれる

そんな未来を避けるため、anyでは AI コーディング支援にしっかり投資してきました。

「意欲がある人にはきちんと学べる環境を」
「安全性を担保したうえで、新しいツールを試せる体制を」
「2026年には本格運用に乗せられるように」

そんな思想のもと、環境整備を進めています。

実際に取り組んだこと

✔ Devin / Claude Code Actions の導入検証

Devin・Claude Code Actions を実際の開発ワークフローに取り込めるかを検証。

✔ Cursor & Claude Code の使用料補助

「興味を持った人がすぐ試せる環境」を整える ための支援。

✔ Gemini CLI にも挑戦

AIツールを横断的に触り、比較しながら活用ポイントを探りました。

✔ 新しいAIツール導入時の“調査〜運用までのガバナンス体制”を整備

新しいAIツールを使いたいときに、安全性チェック → データ取り扱いの確認 → 利用ルール策定 → 導入判断 までを一貫したフローとして標準化しました。
どのAIツールでも同じプロセスを踏むことで、「使いたい人が安全に試せる」「組織として安心して運用できる」 という両立を実現しています。

✔ AIツールTips共有会を開催

社内で「AIツールTips共有会」を開催し、仕様駆動開発の実験AIエージェントを安全に使うための環境構築PRレビューの自動化IDEのAIアシスタント活用ローカルLLMの精度検証Dockerでの隔離運用の工夫 など、実務に根ざした知見が一気に共有されました。
生々しい成功談・失敗談が集まり、“AIをどう使いこなすか” の共通理解の解像度が一段上がった イベントでした。

生産性のインパクト:定量は難しいが、 定性では明確に向上

AIコーディングの効果を定量化したい…とは思いつつ、
現状ではまだ測定基盤の整備が完了しておらず、Four Keysでの計測も準備段階です。

とはいえ、定性面では圧倒的に生産性が向上 しています。

  • 実装スピードの向上
  • 迷いどころの減少
  • 下調べのコストが激減
  • 「わからない」を抱え続ける時間が短縮
  • スキップできる作業の明確化

開発者が「AIに背中を押されている」感覚が広がっています。

やってよかったこと

✔ AIと向き合う姿勢が、エンジニアとしての成長につながった

どのタスクをAIに任せ、どこを人が判断するか。
これを考え続けること自体がスキルアップになりました。

✔ AIコーディング界隈が落ち着きつつある今、“型” を整えられた

2025年前半の怒涛のAIツールラッシュが一段落し、
anyとしての運用方針・型をまとめるタイミングが取れました。

✔ メンバーのやる気が可視化されて嬉しかった

LT会・ツール補助など、参加者の積極性が非常に高かったのが印象的でした。

今後やりたいこと

🔧 定量化して生産性を測る基盤をつくる

Four Keys に限らず、生産性を定量で評価できるデータ環境 を整備し、
AIコーディングの効果を正しく測定できるようにしたいと考えています。
“AIによって何がどれだけ改善したのか” を数字で語れるようにすることが、次のステップです。

📘 AIを前提とした開発ワークフローの再設計(PdM・QAとの協働)

AIが「コードを書く」だけでなく、要件整理・仕様作成・テスト生成・レビュー など
開発ワークフロー全体に関わる時代になりました。

その中で、PdM・QA・エンジニアがどう協働するのが良いか、
AIを前提としたプロセス(AI-Driven Life Cycle)を一緒に探っていきたい と考えています。

仕様のドラフト、テスト観点の抽出、リスク検知など、
コーディング以外にもAIが貢献できる余白はまだまだ大きく、
来年はここを重点的に整えていきたいと思っています。

🔍 安全性とスピードの両立

新しいAIツールは数ヶ月ごとに登場するため、
安全性・データ取り扱い・権限管理を担保しつつ、
「触って試す」を高速で回す組織体制 を引き続き磨いていきます。

最後に:AIに置いていかれる人をつくらないチームへ

AIはもう“あって当たり前”のフェーズに入っています。

だからこそ、

  • 置いていかれる人を出さないこと
  • 好奇心ある人が最大化できること
  • チームとして強くなること

これらを大切にしながら、
来年は AIコーディングの本格運用フェーズ に進んでいきます。

また進捗があれば記事にしていきます!

もしご興味を持っていただけたら、ぜひカジュアルにお話ししませんか?
ぜひ、お待ちしております!

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