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Direct Link 2.0+Transit Gatewayで複数のClassicアカウントに接続する

Last updated at Posted at 2021-09-28

Direct Link 2.0の接続先としては、これまでClassic(DLと同一アカウント)やVPC(DLと同一アカウントでも別アカウントでも可)でしたが、新たに、Transit Gateway(DLと同一アカウント)に接続可能になりました。

これにより、オンプレミスからDirect Link 2.0でIBM Cloudに入り、さらにTransit Gatewayをハブにして複数のClassic環境に接続できるようになりました。

image.png

下記の手順で構成します。

なお、今回の新機能で構成の自由度が上がりましたが、多数の環境に接続する場合は下記もご確認ください。

作成可能なTransit Gateway自体の個数や接続先環境の数
https://cloud.ibm.com/docs/transit-gateway?topic=transit-gateway-helpful-tips

Transit Gatewayに繋ぐ場合、オンプレミスから広告できるprefixは120まで
https://cloud.ibm.com/docs/dl?topic=dl-how-to-order-ibm-cloud-dl-connect#before-you-begin-connect

Direct Link 2.0をオーダー

Direct Link 2.0をオーダーします。これまでと違う点は、接続先タイプとして「Transit Gateway」を選択します。従来通りVPCや同一アカウントのClassic環境に繋ぐ場合は「直接リソース」を選択します。

image.png

Transit Gatewayの接続先としてDirect Linkを選択

Transit Gatewayの設定画面で、「ネットワーク接続」のタイプとしてDirect Linkを選択します。
前の手順で作成したDirect Linkが表示されるので選択します。

image.png

image.png

Transit Gatewayに接続先のClassic環境を追加

続いて、一般的なTransit Gatewayの設定と同様、接続したいClassic環境を指定します。
別アカウントのClassic環境への接続手順はこちらをご参照ください。

image.png

接続先のアカウント側に、処理待ちのステータスでTransit Gatewayが表示されるので、承認します。

image.png

別アカウントにあるClassic環境を2つ接続し、Transit Gatewayに、Direct Linkが1つとClassic環境が2つ、接続された状態になりました。
image.png

疎通確認

Transit Gatewayに接続された環境同士は相互に通信可能になりますので、下記の通信が可能です。
・オンプレミスとアカウント2
・オンプレミスとアカウント3
・アカウント2とアカウント3

(最初の図の再掲)
image.png

構成のバリエーション

下記の構成も可能で、この場合、アカウント2とアカウント3は通信できません。
image.png

また、アカウント1にリソースを配置することも可能です。
image.png

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