IBM Cloudが提供するSaaS型の監視ソリューション IBM Cloud Monitoring には、OSにエージェントを導入してメトリックを収集する方式と、IBM Cloudの基盤から暗黙的に(ユーザーが明示的にエージェントを導入しなくても)メトリックを収集する方式の2通りがあります。
後者をプラットフォーム・メトリックスと呼びます。
Power Virtual Serverがプラットフォーム・メトリックスに対応しました。
https://cloud.ibm.com/docs/power-iaas?topic=power-iaas-monitor-sysdig
これにより、エージェントレスで、CPU・メモリ・I/Oの利用状況を取得・監視できます(OSレイヤーで確認する必要がある、ファイルシステム使用率やプロセス監視には対応していません)。2023年11月時点で、 WDC06, SYD05, WDC04, DAL13で利用できます。
IBM Cloud Monitoringの管理画面でPlatform metricsを収集するインスタンスを各リージョンに1つ指定できます。
https://cloud.ibm.com/docs/monitoring?topic=monitoring-platform_metrics_enabling
Cloud Monitoringの管理画面で、Options > Edit platformを選択。
対象リージョンの中で、Platform metricsを収集するインタンスを指定します。
指定したMonitoringインスタンスには、Platform metricsが有効になった旨のアイコンが付きます。
Dashboards > IBM > IBM Power Systems Virtual Server Overview で、PowerVSのダッシュボードが用意されています。
PowerVSのCPU・メモリ・I/Oの状況が可視化されています。このテンプレートを右上の"Copy to My Dashboards"ボタンでMy Dashboardにコピーすることで、閾値を設定して通知を受け取ることが可能となります。
以上