概要
試験時間・・・180分(+冒頭オリエンテーション30分)
問題数・・・・40-60問
合格点・・・・700点以上
・日本語公式ページ
https://www.microsoft.com/ja-jp/learning/exam-az-103.aspx
・試験のポリシーと FAQ
https://www.microsoft.com/ja-jp/learning/certification-exam-policies.aspx
・認定パスの簡素化: Azure 管理者アソシエイツ (AZ-103)
https://blogs.partner.microsoft.com/mpn-japan/2019/03/21/simplifying-the-certification-path-for-microsoft-certified-azure-administrator-associate/
試験範囲は以下の通り。
範囲
- Azure サブスクリプションとリソースの管理(15〜20%)
- ストレージの作成と管理(15〜20%)
- 仮想マシン(VM)の展開と管理(15〜20%)
- 仮想ネットワークの設定と管理(30-35%)
- アイデンティティ の管理(15-20%)
出題割合は4が多い。
以下、個々の範囲を確認。
Azure サブスクリプションとリソースの管理(15〜20%)
- Azure サブスクリプションを管理する
- 管理者権限を割り当てる
- コストセンタークォートとタグ付けを設定する
- Azure サブスクリプションレベルで Azure サブスクリプションポリシーを設定する
- リソース使用率および消費量を分析する
- リソースの統計設定を構成する
- リソースのベースラインを作成する
- アラートの作成、停止
- サブスクリプション全体のアラートを分析する
- サブスクリプション全体のメトリクスを分析する
- アクショングループを作成する
- 未使用のリソースを監視する
- 使用済み監視
- 使用済みについてのレポート
- ログ検索クエリ機能を活用する
- ログ分析のアラートを見る
- リソースグループを管理する
- リソースグループのAzure ポリシーを使用する
- リソースロックを設定する
- リソースポリシーを設定する
- 監査要件を特定する
- リソースグループにタグ付けを実装しセットする
- リソースグループ全般からリソースを外す
- リソースグループを削除する
- 管理済みロールベースアクセスコントロール (RBAC)
- カスタムロールの作成
- ロールのアサインによる Azure リソースへのアクセスの設定
- Azureへの管理アクセス設定、RBACのトラブルシューティング、RBACポリシーの実装、RBACロールの割り当て
ストレージの作成と管理(15〜20%)
- ストレージ アカウントの作成および構成
- ストレージアカウントへのネットワークアクセスを設定する
- ストレージ アカウントの作成および構成
- 共有アクセスシグネチャを生成
- Azure Storage Explorer をインストールし使用する
- アクセスキーを管理する
- ログ分析を使用してアクティビティログを監視
- Azure ストレージレプリケーションを実装する
- データを Azure にインポートおよびエクスポートする
- Azure ジョブからのエクスポートを作成する
- Azure ジョブからのインポートを作成する
- Azure Data Boxの使用
- Azure Blob Storage の設定と使用
- Azure コンテンツデリバリーネットワーク (CDN) エンドポイントを設定する
- Azure ファイルの設定
- Azure ファイル共有を作成する
- Azure File Sync サービスを作成する
- Azure 同期グループを作成する
- Azure File Sync のトラブルシューティング
- Azure バックアップの実装
- バックアップレポートを設定および確認する
- バックアップ操作を実行する
- Recovery Services Vault の作成
- バックアップポリシーを作成し設定する
- レストア操作を実行する
仮想マシン(VM)の展開と管理(15〜20%)
- Windows および Linux 用の VM の作成と構成
- 高可用性の設定
- 監視、ネットワーキング、ストレージ、仮想マシンサイズの設定
- スケールセットをデプロイし設定する
- VM の自動デプロイメント
- Azure Resource Manager (ARM) テンプレートの変更
- 新規 VM のロケーションを設定する
- VHD テンプレートを設定する
- テンプレートからデプロイする
- ARM テンプレートとしてのデプロイを保存する
- Windows と Linux VM をデプロイする
- Azure VM の管理
- データディスクを追加する
- ネットワークインターフェースを追加する
- カスタムスクリプト拡張を利用し、PowerShell Desired State
- Configuration(DSC) と VM Agent を使用しての構成管理を自動化する
- VMサイズの管理。あるリソースグループから別のものに VM を移行する
- VM をデプロイする。
- VM バックアップの管理
- VM バックアップを設定する
- バックアップポリシーを定義する
- バックアップポリシーを実装する
- VMリストアを実行する
- Azure Site Recovery
仮想ネットワークの設定と管理(30-35%)
- 仮想ネットワーク間の接続を作成する
- VNET ピアリングを作成し設定する
- VNET に VNET を作成し設定する
- 仮想ネットワーク接続を検証する
- 仮想ネットワークゲートウェイの作成
- 仮想ネットワークの実装と管理
- プライベート IP アドレスとパブリック IP アドレス、ネットワーク ルート、ネットワーク インターフェイス、サブネット、および仮想ネットワークを構成する。
- 名前解決を設定する
- Azure DNSを設定する
- カスタム DNS 設定を構成する
- プライベート及びパブリック DNS ゾーンを設定する
- Network Security Group (NSG) の作成と構成
- セキュリティ ルートを作成する
- サブネットもしくはネットワークインターフェースへ NSG を関連付ける
- 必要なポートを識別する
- 有効なセキュリティルールを評価する
- Azure Load Balancer の実装
- 内部負荷分散の設定、負荷分散ルールの設定、パブリック負荷分散の設定、負荷分散のトラブルシューティング
- 仮想ネットワークの監視とトラブルシューティング
- オンプレミス接続の監視。ネットワークリソース監視の使用。ネットワークウォッチャーの使用。外部ネットワーキングのトラブルシューティング。仮想ネットワーク接続のトラブルシューティング
- Azure virtual networkにおけるオンプレミス ネットワークの統合
- Azure VPNゲートウェイの作成と設定。サイトツーサイトVPNの作成と設定。Express Routeの設定。オンプレミス接続の検証。Azureでのオンプレミス接続のトラブルシューティング
アイデンティティ の管理(15-20%)
- Azure Active Directory (AD) を管理する
- カスタムドメインの追加
- Azure AD 参加
- セルフサービスパスワードリセットの設定
- 複数のディレクトリを管理する
- Azure AD オブジェクト (ユーザー、グループ、およびデバイス) の管理
- ユーザーとグループを作成する
- ユーザーとグループプロパティを管理する
- デバイス設定を管理する
- 一括ユーザーアップデートを実行する
- ゲストアカウントの管理
- ハイブリッド アイデンティティの実装と管理
- パスワードハッシュとパススルー同期を含むAzure AD Connect のインストール
- オンプレミス Active Directory Domain Services (AD DS) とのフェデレーション設定に Azure AD Connect を使用する
- Azure AD Connect の管理
- パスワード同期とライトバックの管理
- Multi-Factor Authentication (MFA) の実装
- MFAのユーザーアカウントの設定、バルク更新を使用したMFAの有効化、詐欺アラートの設定、バイパスオプションの設定、信頼済みIPの設定、検証メソッドの設定
学習リソース
- ロールベースのアクセス制御 https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/role-based-access-control/overview
- Azure Data Box https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/databox/
- 動作のしくみ: Azure Multi-Factor Authentication https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/active-directory/authentication/concept-mfa-howitworks
AZ-100に追加されたAZ-101の試験範囲
AZ-103は旧AZ-100+旧AZ-101。
AZ-100に以下設問が、AZ-101から追加された試験がAZ-103。
- 1.4 管理済みロールベースアクセスコントロール (RBAC) from AZ101 4.2
- 4.5 Azure Load Balancer の実装 from AZ101 3.2
- 4.6 仮想ネットワークの監視とトラブルシューティング from AZ101 3.3
- 4.7 Azure virtual networkにおけるオンプレミス ネットワークの統合 from AZ101 3.4
- 5.4 Multi-Factor Authentication (MFA) の実装 from AZ101 4.1
感想
- 2019/5/1から、AZ-100の内容にAZ-101の内容が一部追加されて開始されたとのこと
- AZ-103合格で、Microsoft 資格:Azure 管理者アソシエイツ認定される
参考
- https://qiita.com/dms/items/62f37d5a1f97d680f86c
- https://channel9.msdn.com/events/de-code/2016/INF-001?term=sasaki%20kuninobu&lang-ja=true
- https://info.microsoft.com/JA-AzureINFRA-WBNR-FY19-02Feb-21-InfrastructureModernizationSpecialFeature-MCW0011260_02OnDemandRegistration-ForminBody.html
Microsoft Learn
以上