#環境
OS: CentOS6
CentOS7 や Amazon Linux では異なるところがあるかもしれません。
#書式
yum [options] COMMAND
#コマンド
-
yum install <パッケージ>
インストールする。 -
yum groupinstall <パッケージグループ>
パッケージグループをインストールする。「パッケージグループ」については
参考サイト9を参照。 -
yum clean packages
ダウンロードしたrpmファイルを削除する。 -
yum clean all
キャッシュ(今までダウンロードしたrpmファイル、ヘッダファイルなど)すべてを削除する。 -
yum update <パッケージ>
アップデートする。 -
yum remove <パッケージ>
アンインストールする。 -
yum list installed [<パッケージ>]
インストール済みパッケージの一覧を表示する。
インストールされたパッケージのうち、パッケージ名が "php70" で始まるもののリストを表示するコマンドは以下。
yum list installed "php70*"
-
yum list [<パッケージ>]
インストール可能なパッケージの一覧を表示する。 -
yum provides <ファイル名>
指定したファイル名を含むパッケージを検索する。 -
yum info [installed] [<パッケージ>]
パッケージの情報を表示する。 -
yum check-update
yum list updates
インストールしたパッケージでアップデートが必要(できる)一覧を表示する。 -
yum -v grouplist
インストール可能なパッケージグループを表示する。
-vオプションについて下で説明する。 -
yum groupinfo <パッケージグループ>
パッケージグループの情報を表示する。 -
yum deplist <パッケージ>
パッケージの依存関係を表示する。 -
yum repolist [all | enabled | disabled | <リポジトリ名>]
リポジトリを表示する。
all:すべてのリポジトリ
enabled:有効なリポジトリ
disabled:無効なリポジトリ -
yum search <検索文字列>
リポジトリ名やサマリーからパッケージ名を検索する。 -
yum list available <パッケージ名の一部>
完全なパッケージ名が分からないときにパッケージ名の一覧を表示する。引数にはワイルドカードを使用する。
例えば "abc" で始まるパッケージ名を調べたい場合は以下のようにする。
yum list available 'abc*'
-
yum provides <ファイルのパス>
指定したファイルを含むパッケージと該当するリポジトリを表示する。
例:yum provides '*bin/yum'
-
yum install <URL>
URLからインストールする。
##grouplist の-vオプション
グループ名を調べるために grouplist コマンドを実行する場合、-vオプションは付けないとグループ名が
PHP サポート
のような名前で表示される。この場合、"PHP サポート" という名前でグループインストールできるが、名前に日本語入っていて入力が面倒。
-v オプションを付ければ
PHP サポート (php)
のように表示されて、カッコ内の "php" という名前でもグループインストール可能。こっちの名前でパッケージグループを指定したほうが楽なのでgrouplist コマンドを実行時には-vオプションは付けた方がいい。
#オプション
オプション | 意味 |
---|---|
-y | 質問にすべてYesで答える。 |
パッケージのインストール時に、いちいち質問に答えるのが面倒の場合、yum -y install <パッケージ>
のように使う。
#yumリポジトリ
yumリポジトリの追加、有効化等は yum-config-manager
コマンドを用いる。詳しくは参考サイトを参照。
##リポジトリの設定ファイル
/etc/yum.repos.d/<名前>.repo
1つのファイルに1つ以上の "[レポジトリID]"という記述があり、以下にそのレポジトリIDの設定が書かれている。
##設定の項目
disabled:0=無効、1=有効、項目自体がない場合は有効?
#設定ファイル
/etc/yum.conf
#ログファイル
yum.conf の logfileの項目で設定する。
デフォルトは /var/log/yum.log である。
#yumで使用したrpmファイルがあるディレクトリ
yum.conf の keepcache
の値を1にすると、/var/chache/yum の以下のディレクトリにダウンロードしたrpmファイルが保存される。デフォルトは0。
#rpmコマンド
-
rpm -ql <パッケージ名>
インストール済みのパッケージに含まれるファイルの一覧を取得する。
#参考ページ
1.yum
2.Linuxコマンド集 - 【 yum 】 パッケージを取得してインストール/アップデートをする:ITpro
3.yumコマンドを使う
4.yumコマンドで既にインストールしたソフトを調べる
5.yumでシステムのアップデート | hajichan.net technical version
6.yumでインストールされたファイル一覧を表示する方法 repoquery --list
7.yumに関するログ(ログファイル)を把握する|Linux Tips
8.6.2.2. パッケージの一覧表示
9.Yum のグループ機能を使ってパッケージ インストールを楽にする
10.CentOS/CentOSのPHP サポートをインストールしてみた - Linuxと過ごす
11.yumで使用したrpmファイルを保存する - kwyの日記
12.yum clean コマンドでキャッシュ削除・アップデートのチェックと実行 〜 CentOS6 | EasyRamble
13.yum(8): Yellowdog Updater Modified - Linux man page
14.6.3.5. Yum リポジトリを有効/設定/無効にする方法
15.[CentOS] 追加した yum リポジトリを一覧で確認するコマンド « Codaholic
16.6.3.5. Yum リポジトリを有効/設定/無効にする方法 - Red Hat Customer Portal
17.yumで明示的に使用するレポジトリを指定する方法 - Qiita
18.yum|パッケージの検索 : kazmax - Linuxで自宅サーバー