Arch Linux, Kernel-4.7.0, gcc-6.1.1 で vmware Workstation 12.1.1 を動かす

はい、VMware workstation, VMware player を使っているとLinux のカーネルやGCCのバージョンが上がるたびにモジュールを書き換えるのが恒例行事となっています。

vmware の中の人も充分知っていると思うのですが…。

ググってみましたのですが、情報がまとまっていなかったり、日本語や英語じゃなかったりしたので、ちょっとまとめてみました。

手順が正しいかどうかわかりませんが、私が行った方法をご紹介します。
暇なチャレンジャーの方は追試してみてください。

よくわからんので、VMware Workstation 12 Pro for Linux 64-bit を再インストールしてみました

オフィシャルサイトからダウンロードしてきて、rootユーザで

chmod 755 VMware-Workstation-Full-12.1.1-3770994.x86_64.bundle
./VMware-Workstation-Full-12.1.1-3770994.x86_64.bundle

いつものモジュール改造

また、rootになって、

cd /usr/lib/vmware/modules/source
tar -xf vmnet.tar
tar -xf vmmon.tar

diffってみました。

hostif.patch

--- vmmon-only.old/linux/hostif.c       2016-08-17 23:27:30.139042733 +0900
+++ vmmon-only/linux/hostif.c   2016-08-17 23:28:28.465314240 +0900
@@ -1162,7 +1162,7 @@
    int retval;

    down_read(&current->mm->mmap_sem);
-   retval = get_user_pages(current, current->mm, (unsigned long)uvAddr,
+   retval = get_user_pages_remote(current, current->mm, (unsigned long)uvAddr,
                            numPages, 0, 0, ppages, NULL);
    up_read(&current->mm->mmap_sem);

userif.patch

--- vmnet-only.old/userif.c     2016-08-17 23:27:39.698973927 +0900
+++ vmnet-only/userif.c 2016-08-17 23:29:23.404983594 +0900
@@ -113,7 +113,7 @@
    int retval;

    down_read(&current->mm->mmap_sem);
-   retval = get_user_pages(current, current->mm, addr,
+   retval = get_user_pages_remote(current, current->mm, addr,
                           1, 1, 0, &page, NULL);
    up_read(&current->mm->mmap_sem);

netif.patch

--- vmnet-only.old/netif.c      2016-08-17 23:27:39.698973927 +0900
+++ vmnet-only/netif.c  2016-08-17 23:32:02.714141615 +0900
@@ -465,7 +465,7 @@
    VNetSend(&netIf->port.jack, skb);

    netIf->stats.tx_packets++;
-   dev->trans_start = jiffies;                                                                                   
+   netif_trans_update(dev);                                                                                      

    return 0;
 }

vi vmnet-only/userif.c
vi vmnet-only/netif.c
vi vmmon-only/linux/hostif.c
tar -cf vmnet.tar vmnet-only
tar -cf vmmon.tar vmmon-only

上記を実行して、tarを作り直します。

VMware Workstation を起動

無事GUIで起動できました。

vmware-modconfig --console --install-all

でモジュールを作り直してもいいかもしれません。

毎回こういうことやるのもやんなっちゃうので、
VirtualBoxにすることも考えたのですが、
ディスクアクセスがどうやらVMwareの方が速いみたいで…。