はじめに
あらゆるところで盛り上がっているGitHub Copilotですが、Copilotの支払いをAzureでできるという噂を聞き、どのようにすればAzureでの支払いが可能なのかを気になったため、その手順をまとめました。本題のみ読みたい方は、こちらからお読みください。
本記事はGitHub Copilot for Business
を使用する組織の方向けのものとなります。GitHub Copilot for Individuals
を使用する個人の方向けの記事ではないため、ご注意ください。
GitHub Copilotの登録
以下の記事でも取り上げましたが、GitHubには個人用アカウントと、組織用アカウント(OrganizationアカウントとEnterpriseアカウント)があります。
それに伴ってGitHub Copilotへの登録でも、以下の2通りがあります。
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GitHub Copilot for Individuals
- 個人用アカウントを利用した登録
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GitHub Copilot for Business
- 組織用アカウントを利用した登録
GitHub Copilot for Individualsの登録
個人用アカウントを使った登録の記事は数多くあるため、手順はそれらの記事に譲ることにします。以下の記事が参考になります。
登録は、以下のページからできます。(2023年6月現在、30日間の無料トライアルが利用できます。)
また、GitHub Docsを見て登録したい方は、以下のページが参考になります。
GitHub Copilot for Businessの登録
組織用アカウントでも、GitHub Copilotを登録して使用することができます。ここで、for Businessの支払い方法は主に以下の2種類があります。
- クレジットカードでの支払い
- Azureサブスクリプションでの支払い
クレジットカードでの支払い
for Businessの支払い方法の1つ目として、クレジットカード払いがあります。クレジットカードを使用した支払いの説明については、他の記事に譲ることにします。クレジット払いをしたい組織の方は、以下の記事が参考になります。
また、GitHub Docsを見て登録したい方は、以下のページが参考になります。
Azureサブスクリプションでの支払い
ここからが本題です。for Businessの支払い方法の2つ目として、Azureサブスクリプションでの支払いがあります。ここから、AzureサブスクリプションをGitHubの組織用アカウントに接続させる手順をまとめていきます。
Azureサブスクリプションを組織用アカウントに接続させる手順
まず、GitHub.comの画面右上にあるプロフィール画像を押下すると表示されるプルダウンメニューの中から、"Your organizations"を選択します。
for Businessを購入するOrganizationの"Settings"ボタンを押下します。
サイドバーの"Access">"Billing and plans"を選択します。
ページ下部にある"Metred billing via Azure"の"Add Azure Subscription"ボタンをクリックします。
そして、Microsoftアカウントにサインインします。
管理者の承認が必要、という画面が表示されます。
(管理者アカウントを持っていないため、これ以上進めることができませんでしたが、GitHub Docsによると)サブスクリプションの選択画面が表示され、AzureサブスクリプションIDを選択した後、"接続"をクリックすることでAzureサブスクリプションとの接続が完了します。
以上で説明した、Azureサブスクリプションを組織用アカウントに接続させる方法はGitHub公式ドキュメントを参考にしています。
おわりに
GitHub Copilot for Business
の支払いをAzureで行うやり方についてまとめました。私は個人利用なので、本記事でまとめた内容を使用できる機会はありませんが、Azureでまとめて支払いを行いたい方にとっては有難い仕組みだと感じました。できる限り公式ドキュメントの内容からの情報をまとめていますが、間違い等があれば教えていただけると幸いです。