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無料/オープンソースのBIツールを比較!無料BIツールでできることは?

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BIツールは初期導入の段階から比較的に高いコストがかかるので、選定担当者にとって、機能検証は難しいですね。まずはBIツールを試し、機能と使い応えなどをある程度理解したうえ、正式に導入するかどうかを検討するのがベストです。

BIツール導入にお金を使うので、失敗を避けたい。
BIツールを導入する前にまずは無料で機能検証をしたい。
BIツールは無料で使えるのか?

ビジネスで使うソフトウェアは、一定期間のフリー製品体験を提供するメーカーが多いです。しかしながら、多数の無料BIツールに制限があります。

以前は海外産の有名BI/ダッシュボードを紹介しましたので、そこで筆者は今回、「無料」で利用できる・OSSのBIツール6選を詳しく紹介し、どこまで無料で使えるのかを明らかにします。

#おすすめの無料/オープンソースBIツール5選

無料なBIツールといいますが、期間限定のようなトライアルもあれば、フリーで使い続けられるもの(この場合は基本、機能制限あり)もあります。

これから紹介する五つの無料で利用可能なBIツールに、無料で機能制限がないのはFineReportだけです。可視化機能や多次元データ分析機能も充実しますので、筆者的に一番のおすすめの無料で使えるBIツールです。

###FineReport(豊富な可視化効果と拡張性)

ExcelライクのUIやドラッグ&ドロップ操作の使いやすさを備えたFineReportは、初心者でも短時間で身につけるOSSのBIツールです。基本的なレポート、豊富な可視化効果とダッシュボード機能に加えて、共同作業、承認ワークフローやスケジューラタスクなどの業務効率化を図る機能も搭載されています。

90日間の無料トライアル版を提供します。しかも正式製品と同じ、機能制限がなく、全ての機能が無料で利用できます。

こちらで無料トライアル版をダウンロード

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【特長】
―――トライアル版でも機能制限がなく、全ての機能がフリーで使えるBIツールの一選。
―――ノンプログラミングでダッシュボードやレポートを作成、カスタマイズの自由度が高い
―――Excel、RDBMS、NoSQLのDB、多次元DB、ストアドプロシージャ、ビッグデータなど豊富なデータソースを扱る
―――PC、携帯、タブレットなど様々なデバイスからの操作、閲覧をサポート
―――RDBMSなどへのデータ入力、更新、削除が可能で、Excelデータの入出力も対応
―――複雑な二次開発や運用管理などをサポートし、クライアントの個性化要望に対応できる。

【短所】
―――データの特性に応じたグラフ推薦機能がない
―――多次元分析なら次元ごとにレポートを作成する必要がある

#Pentaho 

日立が提供しているBIツール「Pentaho」は、多様なデータを統合し、さまざまな観点で分析するためのデータ統合・分析プラットフォームです。Pentahoのデータ抽出・準備・ブレンド処理には、Hadoop連携をはじめとする高速・分散処理アーキテクチャを備えており、大規模データも短時間で処理できます。オープンソースでありながらベンダーによるサポートを受けられます。

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【特長】
―――各機能単位でGUIが用意されているため、複雑なロジックを作成せずに各機能を使用できる。
―――RDB、OLAP、WEBベースレポーティングなど、多様なレポーティング機能を利用できる
―――先進的な分析手法のライブラリを搭載している
【短所】
―――開発コミュニティによって提供される無償版「Community Edition」はインストーラーがなく、ライセンス「the GNU General Public License」が必要(一定の技術・知識が必要)
―――無料版だと、ETLやアナリティクス、レポート機能などは制限される
―――無料版のダッシュボードのカスタマイズの自由度が低い
―――分析できる範囲が非常に細かい、やや上級者向け。
―――日本語ドキュメントは少なく、学習コストがやや高い。

#Google Data Studio

データをビジュアライズし、作成したレポートを簡単に社内やクライアント共有することができるGoogleが提供している「Google Data Studio」は、「Google アナリティクス 360 スイート」のひとつである「Google データスタジオ 360」の無償版です。

さまざまな様々なデータソースとの連携オプションからデータを取り込み、可視化できるシンプルな構成が特徴です。具体的には、各種グラフや画像・テキストなど好きな形で可視化でき、レポートの簡単共有も可能です。

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【特長】
―――BigQuery や MySQL などでは、カスタムクエリオプションを使用することで、SQLクエリを作ってデータを取得、加工できる。
―――AdWords、Google アナリティクスなど、様々なデータソースが事前に用意されており、簡単にデータベースと連携できる
―――簡単にレポート共有できる
【短所】
―――無料版だとシステム内で計算などデータの加工はできない
―――異なるソースからのデータの合算と計算はできない
―――印刷機能がなく、Web閲覧のみとなっている

#Tableau Public(洗練されたUIとブランド力)

「数分間でデータを無料視覚化・共有」というコンセプトを唱えたTableau Public。アナリティクス、レポート、ダッシュボード機能を備えたエンタープライズ版に加えて、Tableauは効果的な視覚分析のためパブリック版の無料BIツールも提供します。世界中のユーザがTableau Pubilcでデータ視覚化の作品を公開します。これらの作品はWebページやブログに埋め込むことができます。

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【特長】
―――成熟するユーザコミュニティと豊富なリソースにより、使用上の不明点などを解決する
―――洗練されたUI、デザイン性の優れたグラフ
―――定型シナリオに沿った分析だけではなく、アドホックな深堀分析にも向いている
―――無料で使えるTableau-Tableau Publicですが、Vizをフリーで作成するためのTableau DesktopのPublicエディションには機能制限があります。

【短所】
―――無料版のTableauとして、利用可能なデータソースはほぼローカルファイルのみ。
―――ワークブックの保存はオンラインのみ(しかも自動的に外部公開)。Tableau Publicサイトで保存したデータは他者の閲覧が可能なので、会社の内部情報など機密情報が利用不可。
―――無料版だとダッシュボード拡張機能が使えない。
―――データの出力ができない(作ったVizからクロス集計などのデータ出力ができない)

#Metabase(シンプルなビジュアル)

Metabaseは、複雑なSQL文を使用せずに簡単なアドホッククエリによりデータベースの詳細情報を表示し、チャートとダッシュボードを生成するオープンソースのBIツールです。Javaの実行環境さえ整えれば、jarファイルをダウンロードし設置することですぐインストールできます。Metabaseは18.7KのGitHubスターと2.5KのGitHubフォークを有しています。割と学習コストの低い一選です。

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【特長】
―――ローカルでもクラウドでもデプロイできる
―――RDBMSに加えて、NoSQLのMongoDBにも対応
―――クエリビルダーが充実しており、クエリが書けなくても簡単に分析
【短所】
―――無料版に機能制限があります。SAMLやJWTを利用したシングルサインオンや、ダッシュボードを含む監査機能など、企業にとって必要な機能は有料版に搭載されている
―――一部の機能が不具合であり、バグも存在する
―――MySQLなどのRDBMSにSQL補完機能があるが、NoSQLのDBにはその機能ない

#KNIME

KNIMEは、分析レポートを作成するための統合プラットフォームとして開発されたオープンソースのBIツールです。包括的なBIプラットフォームを提供します。KNIMEは、データマイニングと機械学習に必要なコンポーネントで構成されています。

KNIME には2つのプログラムがあります。KNIME Analytics Platform、とKNIME Cloud AnalyticsPlatformです。

KNIMEは、データサイエンティストやアナリストを支援するために、1000を超えるモジュールを備えた全面的なツールです。分析インスタント、包括的なツールセット、ユーザーが選択できるさまざまなアルゴリズムを備えています。しかし、KNIMEの学習コストがとても高いです。初心者には使いにくく、上級者向けのソフトウェアです。ただし、OSSなBIツールとして、データサイエンティストや専門家、主にR、Python、またはその他の予測機械学習ツールに取り組む意欲のある人にとって、KNIMEは間違いなく便利なオプションであり、多変量分析やデータマイニングを実行することもできます。

【長所】
―――簡単なETL操作
―――他のテクノロジーや言語と非常によく統合される
―――豊富なアルゴリズムセット
―――非常に使いやすく整理されたワークフロー
【短所】
―――かなりのスキルが必要で初心者が使えない。
―――RAMのほぼ全体を占有する。

#まとめ

今回は無料とオープンソースのBIツールのを六つ紹介しました。

BIの一番の魅力と言えば、利用する企業規模に拘わらず、10人でも、10,000人の組織でも、ダッシュボードやアドホッククエリなどの機能を利用し、そこから価値を見つけることでしょう。

無料のBIツールは最初コストがかからないけれども、後期の正式導入に大きく関わっているので、その機能特長や自社のニーズを考えた上、導入の検討をするといいですね。

本文はFinereportブログに掲載されています。許可を得た転載です。
原文はこちら:
【2021の6選】無料/オープンソースのBIツールを比較!BIツールの評価ポイントは?

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