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[]byte("a", "b", "c") でエラーがでる理由わかる?正しい書き方は?

Last updated at Posted at 2023-01-27

やりたいこと

文字をバイト型のスライスに入れたいのですが、[]byte("a", "b", "c") はエラーがでます。

too many arguments in conversion to []byte

ふむふむ。引数が多いのか。。
エラーにある通り引数を一つにすればエラー回避できるのですが、どういう仕組みなのかを見ていきましょう。

[]byte(変数) ← 丸いかっこ と []byte{変数} ← 波状のかっこ の違い

丸いかっこを使う「型(変数)」は、型変換をする

丸いかっこを使う「型(値)」は、型変換を行う表現です。
(記事にしているのでよかったら見てください。😊 )

なので、[]byte(変数) は、() 内の変数を、バイト型のスライスに変換する表現になります。

なので、複数の値を渡すのではなく []byte("abc") とすれば、エラーはなくなります。
→ string 型 "abc" を byte 型のスライス に 型変換 していることになります。

ここで疑問が。。
波状のかっこもあるけど、違いはなに?です。
すぐには答えが思いつかなかったので調べてみました。

波状のかっこは、その型自身に変数を定義する

[]byte{変数} は、単純に byte 型 のスライスに、"変数" を定義します。

なので、[]byte{'a', 'b', 'c'} すれば、やりたいことを実現できます。

ここで別の疑問が。。
文字を渡しているのになぜ byte 型 として扱えているのか?です。
これもすぐに答えが思いつかなかったので調べてみました。

シングルクォート(')、ダブルクォート (")、バッククォート(`) の違い

  • シングルクォート('): デフォルト動作は、1文字を rune (= int32) 型 で扱う。ただし、byte (=uint8) 型を明示された場合は byte 型となる。
  • ダブルクォート ("): 文字列を string 型 で扱う + エスケープシーケンスを特殊文字として扱う (例: \n を改行として 扱う )。
  • バッククォート(`): 文字列を string 型 で扱う + エスケープシーケンスを文字列として扱う (例: \n を改行として 扱わない )。

なので、[]byte{'a', 'b', 'c'} は、byte 型に変換された 'a' をスライスに入れていることになります。

結論

下記のいずれかが、エラーを出さずにやりたいことを実現する表現となります。

  • []byte("abc")
  • []byte{'a', 'b', 'c'}
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