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初心者がAWS-CLFに(比較的)短期合格した体験記

Last updated at Posted at 2024-01-18

同様の記事もたくさんありますが、受験を目指す方に、直近の情報としてご参考になればと思います。(合格時期:2023年12月)

私が受験前に記事を探した際、たいていが猛者の方の記録で「(ほんまもんの初心者の私には)参考にできん!」と思ったこともしばしばでしたので…

※ AWSとはなんぞやという説明については詳しい方に譲ります。

目次

勉強開始前の私のレベル

全くの初学者です。
AWSアカウントを作成するものの「大変そうだな」と半年ほど放置。
インフラ実務経験ゼロ、プログラミング経験は10年以上前にCOBOLを1~2年(化石!)、ほぼ独習でJavaScriptを半年かじった状態です。
基本情報技術者資格のみ取得済み。

勉強の期間と時間

CLF(クラウドプラクティショナー)向けとしては 1ヶ月 ほど。
勉強時間は のべ30時間前後 です。

ただし、数か月前にSAA(ソリューションアーキテクト)を目指して不合格だった経緯があるので、その際の勉強をある程度繰り入れると 50時間 は越えると思います。

勉強内容の詳細は後述します!

AWS-CLF(クラウドプラクティショナー)について

AWS認定試験の中では一番の入門編とあって、出題範囲や時間は一番コンパクト。

65問出題、うち15問がダミー問題 とされています。(ダミー問題:出題内容の精度測定用で、採点対象外となる問題)
採点基準となる50問も、問題により採点の重みづけがされているとのこと。

試験時間は 100分
SAAは130分なので途中で一度頭がくらっとしましたが、こちらは集中力を保ったまま突っ走ってよい時間ですね。

SAAとの難易度比較でいうと、体感ではCLFはメラ/ベギラマくらいで対応できるけれど、SAAはメラミ/ヒャダルコ/イオラくらいは必要そうなレベル感でした。
たとえが古いか……

試験当日

ピアソンVUE テストセンターでのオンライン試験 を選択しました。
(自宅のオンライン試験はカメラや机上の用意が大変と聞いたので)

受付でロッカーに身分証以外の荷物(携帯電話、時計、お財布等すべて)を収納するよう指示され、写真撮影、身分証との確認、サインを経て試験室内へ。
メモ用のホワイトペーパー(ペンの内容を消せない小さなホワイトボードのようなもの)を受け取ります。机には雑音遮断用のヘッドホンもあり、自分は使用しました。角度調整を誤って頭が痛くなりましたが遮音効果はあり。

70分ほどで1度最後まで回答、残りの時間で全問題見直し。
65問中、24問ほどが不安(消去法で2~3個までは絞り込み)、4問ほどが皆目見当もつかない状態でしたが、これで落ちるなら仕方ない!と腹を括って提出。

続いてアンケートの入力を終えると、 CLFは その場で結果が表示されます
821 / 1000点(合格点は700点)で合格でした。
ちょっと危ない。試験料無駄にならなくてよかった……

試験料高いですよね、そこで

時々 試験料OFFのキャンペーンがある ので、受験予定がある方はチェックされるとよいかと思います。
私は25%OFFのバウチャーを入手して受験しました。
バウチャーは数に限りがある模様?なので、見つけ次第取得し、試験日を仮押さえしてしまうのが良さそうです。試験日は2回まで変更できます(変更手続きは受験予定日の24時間前まで)。

試験にひとつ合格すると50%OFFのバウチャーがもらえます。引き続き学びなさいとのAWSからの圧を感じますが、お得なのは確かなので積極的に利用していきたいところです。

ちなみに 2024年4月から試験料が更に値上がりするそうです 。鬼!
理由は為替反映とのこと。みんなで円を買いましょう。

勉強内容

本題です。
AWSに詳しくなるより、まず資格取得が目的だったため、下記の順で勉強しました。


1.AWS公式サイトの模擬問題で試験様式の確認、イメージを掴む

2.AWS公式サイトより試験範囲の確認

3.AWS解説本を1冊購入。
  試験範囲に記載のあるサービスについて、ざっくりと紹介ページのみ読む

4.UdemyのAWS模擬問題(解説つき)を1講座購入。
  基礎レベル問題を3~4回、本番レベル問題を1回解く


これで合格ラインすれすれくらいになれました。
心穏やかに受験したい方は本番レベル問題をもう1回しすれば安心かと。
実際にサービスを触ったり、AWSの公式動画を見たり、気になる部分は解説本を読み込んだりすると、よりイメージが湧いて頭に入りやすくなると思います。自分はIAM、マネジメントコンソール、S3のみちらっと触りました。

・解説本(書籍)について

古い人間なので、お守り(ダンベル)がわりに1冊購入しました。

『AWSの基本・仕組み・重要用語が全部わかる教科書』
川畑光平, 菊地貴彰, 真中俊輝

解説内容は広く浅くですが、今後サービスを使用する際も考えると、概念や全体像がわかりやすく、よかったです。頭からすべて読むには大変分厚いので、序盤を読んだあとは辞書のように手元に置いています。

一方、AWSはサービスの追加・更新が頻繁ですので、書籍は情報が刻々と古くなるのが難点です。

・Udemyの講座(模擬問題)について

対策のメインです。こちらを購入しました。

65問の模擬試験が6セット、解説付きで入っています。
(基本レベルの問題が2セット、本番レベルが4セット)

基本レベルと本番レベルとで範囲がぐっと違いますが、 基本レベルに出てくるサービスが頭に入っていれば、試験本番で知らないサービスが出てきても正答を選んだり消去法で絞り込んだりでき るという印象でした。
時間がない方は基本レベルを繰り返すだけでも合格点は取れると思います。
もちろんこれでは付け焼き刃なので、実際のサービス利用やSAA受験も考えている方は本番レベル問題の解説まできちんと確認する必要がありそうです。

なお Udemyの講座も時折セールで大幅に安くなる ので、欲しい講座に目星をつけておいてセールをチェックするのがお薦めです。

・その他

責任共有モデルは試験に出る出ると聞いていましたが、本当に出ました。
AWSとしても、サービスの売りと表裏一体なので、理解しておいてほしい部分なのだろうと思います。

まとめ

以上、初心者がAWS-CLFに合格するまでの記録でした。
ご参考になれば幸いです。

AWSのサービス自体はS3しか使用したことがありませんでしたが、試験対策することでクラウドサービスの全体像や気を付けるべき点について頭に入る部分も多かったので、受験して良かったです。今後はこの知識をもとにサービスも触っていきたいです。(無料期間の1年が過ぎないうちに!)

特にEC2やRoute53、SQSやCloud9は実用性が高そうで使ってみたい!

お読みいただきありがとうございました。

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