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概要

かつてはしばしばGPU実行環境としてお世話になったGoogle Colaboratory(以下、Colab)も随分ご無沙汰になっていました。過去には以下の様な記事1も投稿しました。最近ではサンプルコードなどがColab上に実装されて配布されていない限り、利用することもほぼ有りませんでした。しかし、諸般の事情で再び利用する必要性が発生したので、久方振りに利用してみると。。。数年前とは様子が変わっていました。よって、便利になった点についてまとめておこうと思います。

変更点1: VSCode上から利用できるようになっている

Google公式のVisual Studio Code用の拡張機能がリリースされており、インストールすることで、VSCode上からColabが実行できるようになっています。しかも、今年の4月にリリースされたばかりの様です。昔使っていた時から思っていたことですが、ColabのUIはJupyterLabライクなインターフェースですが、あまり使いやすいと思ったことは有りません。このUIは現在もそれほど変わっていません。VSCodeから利用できれば多少は使いやすさが向上するという印象です。またブラウザで多数のタブを開いてしまうと誤ってColabのNotebookを閉じてしまうといったミスを犯してしまうことが有るのです、VSCode上で実行できればそのミスも防げるということが筆者にとっては一番良い進化点です。

変更点2: 無料版でもターミナルが利用出来るようになっている

以前は有料版のPro以上でなければターミナルを利用できませんでした。これが想像以上に不便でした。例えばNotebook作成時に起動するVMの環境情報などを見たい、ファイル一覧を確認したい場合に、Notebook上のセルに!<command>のマジックコマンドを入力して確認する必要が有りました。それが、利用しているプランに寄らず、ターミナルが実行できる様になり、とても便利になりました。

image.png

どうやら、1年程前から無料版でもターミナルが利用できる様になっていた様です。

変更点3: Geminiが利用可能になっている

これも昨年末に新たに追加された様ですが、Google製のLLMであるGeminiが利用できる様になっている様です。有料のPro版と無料版ではGemini 3.1 Proが利用可否の違いはあるものの、軽量版のFlashは無料版でも利用可能な様です。(但し、2.5 Flash, 3 Flashなので最新版モデルでは無い模様)

image.png

変更点3: 複数の有料版が用意されている

最早記憶が定かではありませんが、以前は無料版、Pro、Pro+だけだった様な気もしますが、コンピューティング単位や従量課金で支払うプランなども追加されている様です。

image.png

変更点4: 複数種類のアクセラレータに対応(有料版のみ)

無料版はCPU版かT4 GPUまたはv5e-1 TPUのみ対応ですが、有料版ではA100 GPUやH100 GPUやv6e-1 TPUなど、より高性能なアクセラレータに対応している様です。混雑具合によっては高性能なアクセラレータは使えない場合が有るみたいですが、高頻度で使えるのであれば、課金する価値は十分有ると思います。これは機会が有れば検証してみたいです。

image.png

無料版で利用出来るT4 GPUの性能は以下の通りです。推論特化GPUということです。一世代前のRTX40000シリーズの最廉価グレードのRTX 4060にも負けています。(但し、VRAM容量は2倍)

/content# nvidia-smi 
Tue Apr 28 13:41:21 2026       
+-----------------------------------------------------------------------------------------+
| NVIDIA-SMI 580.82.07              Driver Version: 580.82.07      CUDA Version: 13.0     |
+-----------------------------------------+------------------------+----------------------+
| GPU  Name                 Persistence-M | Bus-Id          Disp.A | Volatile Uncorr. ECC |
| Fan  Temp   Perf          Pwr:Usage/Cap |           Memory-Usage | GPU-Util  Compute M. |
|                                         |                        |               MIG M. |
|=========================================+========================+======================|
|   0  Tesla T4                       Off |   00000000:00:04.0 Off |                    0 |
| N/A   51C    P8             11W /   70W |       0MiB /  15360MiB |      0%      Default |
|                                         |                        |                  N/A |
+-----------------------------------------+------------------------+----------------------+

+-----------------------------------------------------------------------------------------+
| Processes:                                                                              |
|  GPU   GI   CI              PID   Type   Process name                        GPU Memory |
|        ID   ID                                                               Usage      |
|=========================================================================================|
|  No running processes found                                                             |
+-----------------------------------------------------------------------------------------+

変更点5: GitHubとの連携も強化されている?

まだ試していないので何とも言えませんが、GitHubとの連携(特にプライベートリポジトリにColabからアクセス)が強化されている様です。

image.png

まとめ

Colabにログインしてさっと確認しただけでも、ここ数年で随分機能が強化されていることが分かりました。今回取り上げていない新機能等も有りますが、今回紹介した新機能だけでもColabを積極的に利用する動機になりそうです。Colab Pro(月額¥1,179コース)は検討してみても良いなと思っています。様子見で1ヶ月だけ有効にしてみて、高性能アクセラレータを優先的に利用出来る様なら継続。全く利用出来ないならそこで利用終了としても良いなと思いました。

  1. この記事で紹介している内容は投稿当時はColabにターミナルが実装されていないなど操作性に難があったため、禁止されていませんでしたが、現在は利用規約で禁止されています。

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