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Tytan SDKは使いやすい上に量子コンピュータの勉強の取っ掛かりに最適なシミュレーターか??

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この記事は量子コンピュータ Advent Calendar 2023 25日目の投稿です。

概要

Tytan SDKという量子シミュレーターについてまだ1報も記事が投稿されていないようなのでこれを記念すべき最初の記事に。

事の起こり

これまで勉強しようと思い、専門書を手に取るも挫折するということを数回繰り返した量子コンピュータ。まだまだ実用化は先の話と言われつつ、量子機械学習なる技術も出てきており、機械学習と関わりも。。。筆者としては理解したいと思いつつ、重ね合わせぐらいの所で沈黙してしまうという現状を何とか脱したいと切に願っていました。そんな時、Tytan SDKというOSSのシミュレーターを用いて組み合わせ最適化問題を解くという6回構成のセミナーに出会いました。そこで、セミナーを受講しつつ、シミュレーターを使ってみることにしました。

Tytan SDKとは?

公式GitHubより

大規模QUBOアニーリングのためのSDKです。QUBOを共通の入力形式とし、複数のサンプラーから選んでアニーリングできます。入力は、数式を記述する方法、QUBO行列を入力する方法、QUBO行列をcsv読み込みする方法があります。結果を自動で多次元配列に変換する機能を搭載。短いコードで確認できます。

ということで、アニーリング方式(量子コンピュータ)のシミュレーターです。作者の方曰く、他のシミュレータ(blueqat等)とも互換性を考慮して開発されているとのこと。組み合わせ最適化問題を解く為の立式は覚えなければならない部分が少し有りますが、以下のチュートリアルが公開されており、チュートリアルを時ながら覚えることが出来ます。

セミナー情報は参考までにCompassのリンクを記載しておきます。

どうやって量子コンピュータを学ぶか?

一先ず難しい理論、数式は置いておいて、Tytan SDKのチュートリアルに挑戦してから量子コンピュータの専門書を読み直せば、挫折することは避けられるのではと思い、挑戦中です。Tytan SDKに関連した認定試験も有るようです。2023年12月現在合格するまで何度でも(無料で)挑戦できるそうです。

まとめ

本来は検証を終えてから記事を執筆したかったのですが、なかなか時間が取れず、一先ず記事で検証内容を投稿することとし、次回検証結果を述べる方式にしようと思い投稿しました。後、Tytan SDKについての投稿記事がQiitaに無かったので投稿してみたかったという理由も有ります。

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