事の起こり
近頃、筆者が愛用しているPrallels Desktopを起動すると、以下の案内が表示される様になりました。どうやら、ParallelsがVisual Studio Code(以下、VSCode)向けの拡張機能を開発して、リリースした様です。VSCodeは拡張機能を使えば、SSH接続でリモートのサーバーやDockerのコンテナにもアクセス出来ます。ParallelsのVMにもアクセス出来れば、開発環境としてVMをより活用しやすくなります。早速拡張機能を使ってみることにしました。
VSCodeに導入してみる
早速拡張機能をインストールします。上図のウィンドウには、拡張機能を表示というボタンが有るので、クリックすると、以下のサイトにリダイレクトされます。よって、Installをクリックします。
以下のウィンドウが表示されるので、Continueをクリックします。
以下の確認メッセージが表示されたら、Visual Studio Code.appを開くをクリックします。
VSCode起動と同時に以下の拡張機能のタブが表示されるので、インストールをクリックします。
追加機能のインストール
インストール後に、追加されたPrallels拡張機能のタブをクリックすると、Catalog Provider, Remote Host Provider, Vagrantの追加でインストールし、機能を追加出来ます。必要に応じてインストールしましょう。(今回は割愛します。)
VMの追加
Parallels Desktop: Add VMをクリックします。
Hashicorp Packerが必要なのでインストールします。Hashicorp PackerとはMachineイメージを構築するアプリケーションで、AWS、GCP、AzureなどのCloudでも構築したマシーンイメージを利用することが出来ます。
インストール完了後に再度Parallels Desktop: Add VMをクリックすると、以下のタブが表示されます。因みに既に作成済で停止中のWindows11のVMが既に一覧に表示されています。
以下のスペックでmacOS SonomaのVMを作成します。作成には暫く時間が掛かるため、紅茶でも飲みながら休憩しつつ待ちましょう。
VMが無事に完成したら、以下のメッセージが表示されます。
VMの起動
実際にVMを起動してみます。Start VMをクリックします。起動するまで待ちます。(因みに右隣のゴミ箱マークがVMの削除、その隣の鉛筆マークが名前の変更、右端の目のマークが一覧に表示しないボタンです。)
初期セットアップを実施します。完了後無事macOSのVMが起動しました。
macOSのVMがrunningステータスになっていることが分かります。
VMをシャットダウン後、暫く経過するとstoppedステータスとなりました。
まとめ
VSCodeからParallelsを実行出来るのが何か便利なのか?と最初は思いましたが、VSCode上で開発をしている時に、テストマシンとしてVMを立てたくなった時に、VSCode上から簡単にVMを起動出来る様になるのはなるほど便利だなと思いました。加えて、スペックの設定も全てVSCode上で出来てしまいます。今回は追加機能の検証は行いませんでしたが、今後検証する機会が有れば、続編として記事投稿をしたいと思います。