今回はJavaのfor文について記事にまとめました。
構文
for(初期化;条件式;後処理){
繰り返す処理
}
. 反復処理の制御構文
反復処理(はんぷくしょり)とは、同じことを何度も繰り返して実行することです。たとえば、10回ジャンプするとか、毎朝同じ時間に起きるのも反復処理です。プログラミングでは、同じ動作を何度も繰り返すために、ループと呼ばれる仕組みを使います。
制御構文は、プログラムがどう動くかを決めるルールです。例えば、for文やwhile文というものを使って、何度も繰り返すことができます。
例:
for (int i = 0; i < 5; i++) {
System.out.println("こんにちは");
}
このプログラムは、「こんにちは」を5回表示します。
- インクリメント
インクリメントは、数を1ずつ増やすことです。たとえば、「1, 2, 3, 4」と数を増やすときに使います。
例:
int x = 0;
x++; // xは1になる
x++; // xは2になる
x++と書くことで、xの値を1増やすことができます。
- for文のネスト
ネストとは、プログラムの中にさらに別のプログラムを入れることです。for文のネストは、for文の中にさらにfor文を入れて、二重に繰り返し処理を行うことです。たとえば、外側のループで行の数を数え、内側のループで列の数を数えることができます。
例
for (int i = 0; i < 3; i++) { // 外側のループ
for (int j = 0; j < 2; j++) { // 内側のループ
System.out.println("ループ");
}
}
このプログラムは、計6回「ループ」と表示します。
- 変数の有効範囲(スコープ)
スコープとは、変数が使える範囲のことです。プログラムのどこで変数が使えるかを決めるルールです。変数は、作られた場所(関数やループの中)だけで使うことができ、その外では使えません。
例:
{
int a = 5; // この中だけでaは使える
System.out.println(a); // ここではaが使える
}
System.out.println(a); // ここではaは使えない
上の例では、aという変数は中括弧の中だけで使えます。外に出ると使えなくなります。
- ループ制御(break, continue)
ループの中で、途中で処理を止めたり、次の繰り返しにスキップしたりする方法があります。
break:ループを途中でやめて、次の処理に移ります。
continue:今の繰り返しをスキップして、次の繰り返しに進みます。
例:
for (int i = 0; i < 5; i++) {
if (i == 2) {
break; // iが2のときにループを止める
}
System.out.println(i);
}
このプログラムは、「0」「1」と表示した後、iが2になるとループが止まります。
- ループ処理と配列の相性
配列とは、複数のデータをまとめて一つの変数に入れておくものです。たとえば、5つの数字を持っている配列があったとします。ループを使うと、配列の中のデータを1つずつ取り出して使うことができます。配列とループは相性が良く、よく一緒に使われます。
例:
int[] numbers = {10, 20, 30, 40, 50};
for (int i = 0; i < numbers.length; i++) {
System.out.println(numbers[i]);
}
このプログラムは、配列の中の数字を1つずつ取り出して表示します。
- 拡張for文
拡張for文は、配列やリストの中のデータを簡単に1つずつ取り出すためのループです。普通のfor文よりも簡単に書けます。
例:
int[] numbers = {10, 20, 30};
for (int num : numbers) {
System.out.println(num);
}
このプログラムは、配列の中の数字を1つずつ取り出して表示します。
for文について記事にしてみました。