1、Javaオブジェクト指向についてまとめてみました。
かみ砕いた用語バージョン
オブジェクト指向って何?
オブジェクト指向は、プログラミングの考え方の一つで、身の回りのものをそのままプログラムで表現しようという方法です。
オブジェクトって何?
「オブジェクト」は日本語で「物」や「対象」という意味です。
例えば、ゲームを作るときに「キャラクター」や「アイテム」を考えますよね。これらがオブジェクトです。
属性(attribute):オブジェクトの特徴です。例えば、キャラクターの「名前」や「体力」など。
動き(メソッド):オブジェクトができることです。例えば、キャラクターが「攻撃する」や「ジャンプする」など。
クラスとオブジェクトの関係
クラス:オブジェクトの設計図やひな型です。例えば、「犬」というクラスを作ると、そこから「ポチ」や「コロ」という具体的な犬(オブジェクト)を作れます。
オブジェクト:クラスをもとに作られた実際のものです。
なぜオブジェクト指向が便利なの?
分かりやすい:現実のものと同じように考えるので、頭の中でイメージしやすい。
使い回せる:一度作ったクラスは何度でも使えるので、作業が楽になる。
整理しやすい:大きなプログラムでも、部品ごとに分けて管理できる。
2、実践向き編
オブジェクト指向はデータや処理を1つのオブジェクト(もの)にまとめてシステム開発をしていく方法です。
クラスはフィールドとメソッドを定義するものです。
例
public class BinaryOperation { //クラス名
public int left; //フィールド
public int right; //フィールド
public int exec() { //メソッド
return this.left + this.right;
}
public String getOpDisplay() {
return " ";
}
}
※メソッドとは、同じよな処理をまとめた部品のようなもの
メソッドを構成する要素は
戻りの型 メソッド名 仮引数 処理 戻り値
になります。
メソッドが処理を終えた後に返すデータの種類です。例えば、「整数(int)」「文字列(String)」「
何も返さない(void)」など。
メソッド名:メソッドを呼び出すときに使う名前です。動作や目的がわかりやすい名前にします。
仮引数(パラメータ):メソッドが処理を行うために受け取る値や情報です。複数ある場合もあります。
処理(メソッドの本体):メソッドが実際に行う一連の命令や計算です。
戻り値:メソッドが処理を終えた後に返す具体的な値です。戻り値の型と一致する必要があります。
補足
「this」 とはクラスの中(メソッド内)でインスタンス
を扱うための特殊な変数です。
「自クラスのインスタンスであることを明示的に指し示す機能」を持ちます。
「ローカル変数とフィールド変数を明確に区別するため」。
ローカル変数と フィールド変数 は別々のものなので、同じ名前でも作ることが可能なため、同じ名前で使われたときにどっちなのかわからなくなってしまいます。そのために、
「フィールド変数にはthisをつける」 という書き方がよく使われます。
次はメソッド、インスタンスなどの記事を書きたいと思っております。