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AWS認定DevOpsエンジニア – プロフェッショナル 合格体験記

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はじめに

SOMPOホールディングスでチーフエンジニアをしているy-sugichanです。
※最近、エンジニアリングマネージャー(SRE)的なロールになってきました。

今回、AWS認定DevOpsエンジニア-プロフェッショナル試験に合格したので、勉強法などを残しておきたいと思います。
ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル試験(以下SAP)の合格体験記はこちらです。
AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル 合格体験記

今回も、みなさまのご参考になれば幸いです。

まずは結果から

スコア:782(750で合格)
▶ぎ、ギリギリすぎます・・・!

試験結果詳細:以下のとおりです。

セクション スコア  再学習の必要あり 十分な知識を有する
分野 1:SDLCの自動化 22%
分野 2:構成管理および Infrastructure as Code 18%
分野 3:監視およびロギング 15%
分野 4:ポリシーと標準の自動化 11%
分野 5:インシデントおよびイベントへの対応 18%
分野 6:高可用性、フォールトトレランス、およびディザスタリカバリ 18%

インシデント対応できないって致命的では・・・!?
再学習の必要あり、については勉強し直します(反省

私について(再掲

  • エンジニア歴13年
  • 主にWEBアプリ開発を経験
  • AWSの実務は3年以上5年未満くらい
    • サーバーレスやElasticBeanstalksなどでの開発メイン。GlueやAthenaとかも使ってました。
    • CloudFormationのテンプレートも書いてたり(今は中々機会が・・・
    • 家ではAlexaスキルを作って遊んだりもしてました(Lambda+DynamoDB)
  • AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル取得済み
  • インフラエンジニアとしてキャリアを積んだわけではないのでそこらへんは未熟

取ろうと思った動機

それはもちろん、SAPを取ったことで、試験代が半額になる特典をもらったからです。

冗談です。以下のような感じです。

  • PoCを主に実施するチームではあるが、チームもプロダクトもスケーリングしてきた
    • もっとDevOpsを実践していきたい
  • Slack通知だけではなく、ログ可視化とか色々やりたい
    • 金融機関だし、コンプライアンスやセキュリティインシデント防止策も兼ねたい
    • みんなが安心して使える環境を整えたい
  • そのあたりを踏まえると、一度DevOpsの資格にチャレンジしておきたい
  • せっかくなのでプロフェッショナル二冠を名乗りたい

たぶん最後の不純な動機が一番です。

取得してみて

サービスの組み合わせが難しすぎる・・・

言葉のとおりです。これ系の資格試験の運命かもしれませんが、いくつかの問題は「ここの用語だけ微妙に違う」という選択肢が待っています。
これは統合していないよな・・・?などの正確な知識が明確に求められます。
そういう意味で、取得したことで「AWSのサービスを組み合わせたDevOpsソリューション」を的確に導き出せるようになった気がします(DevOpsソリューションってなんだ

また、普通にGitのマージ戦略とか、デプロイ方法などの一般的な考え方も出てくるため、ここらへんが曖昧な人は間違いなく落ちるという意味でも、取得した甲斐がありました。
IaCは当たり前、開発もしてますという方であれば、AWSのサービス組み合わせさえ覚えれば合格できると思います。

あと、「あなたはCEOに〜CIOに〜求められました、どうしますか」という問題が75問続くので、メンタルが鍛えられました。なりきりプレイです。

勉強期間と教材

勉強期間

前回の試験終了後、1月中旬から開始しました。1ヶ月半くらいです。
今回は長期休暇などはなかったものの、2月の飛び石連休をうまく使いました。
(途中、結構サボりましたが・・・)

合計時間は前回のSAP150時間に比べると短く、体感では50〜60時間くらいだと思います。
また、SAPでの勉強も活かせているため、大幅に勉強時間を削減できたと考えています。

教材

基本戦略はSAPと同じです!

【書籍】

  • なし

今回つらかったのは、書籍がなかったことです。
正直、書籍が出てから勉強したほうがコスパは良いと思います!
出るのかは・・・わかりませんが・・・(泣)

【公式】

  • Black Belt
    • 前回に続き、AWS サービス別資料のYou Tubeリンクが非常に便利です!
      今回はDevOpsに関連する以下のシリーズを徹底して学びました。
      • CloudFormation
        • YAML書いたことがない人は書けるレベルにしておいたほうがいいです
        • ベストプラクティスだけではなく、各要素の使い方まで把握しておかないと詰みます
      • ECS
        • ECSにとどまらず、そもそもDockerイメージどう扱いますかなどを知らないと詰みます
        • ECSの細かい挙動も知っておいた方がおすすめです
      • Codeシリーズ
        • Pipelineをメインにどのようにビルド・デプロイしていくか叩き込みましょう
      • CloudWatch
        • 実務でやってないときついかもしれませんが、とにかく叩き込みましょう
        • Eventsやアラーム作ったことない方は作りましょう
      • OpsWorks
        • 最近全然動画などもありませんが、基礎として流しておきましょう(私は未だに苦手です
      • ElasticBeanstalks
        • まだまだ試験的には現役っぽいので、動画はありませんがPDFを見ておきましょう
  • AWS Well-Architected
    • SAP同様、まだ読まれていない方はAWS Well-Architectedの5つの柱を一読しましょう。問題で何を聞かれているのか?を理解できるため、遠回りなようで捗ります。
  • 各サービス公式ドキュメント
    • SAP同様、実務でもお世話になる公式ドキュメントに必ず答えがあります。Black Beltのお供にフル活用しましょう。

【問題集】

今回は色々調べていて書籍もないことから、AWS WEB問題集で学習しようにお世話になりました。
過去問らしいですが、今回の私の試験では似た問題が10問あったかないかくらいで、ほぼ自力でがんばるしかありませんでした・・・合格体験記見ると、これだけでイケる的な方もいるみたいですので、試験日によるのかもしれません。
しかし、10問近くあるだけでもかなり助かります!

ただ、資格を取ることを目的にするのではなく、サービス理解などを深めることが目的であれば、公式が一番でしょうか。

勉強方法

ここからは具体的に試験までの流れに沿って勉強方法を記載してみます。
これも基本的にはSAPと同じです!が、書籍はありません!

試験内容の把握

SAP同様、まずは試験内容です。公式の試験ガイドで明確に示されています。

試験時間:180分(3時間)
問題数:75問

分野 試験における比重
分野 1: SDLCの自動化 22%
分野 2: 構成管理および Infrastructure as Code 19%
分野 3: 監視およびロギング 15%
分野 4: ポリシーと標準の自動化 10%
分野 5: インシデントおよびイベントへの対応 18%
分野 6: 高可用性、フォールトトレランス、およびディザスタリカバリ 16%
合計 100%

冒頭のスコアと見比べると微妙に配分が違うため、当日の問題内容で増減するのだと思います。
と思ったら、冒頭のスコアを合計すると100%ではないため、採点対象外問題があったのですかね。
目安ですということで。

SAP同様、長文問題を一問2分~3分以内で解かないといけないため気合が必要ですが、自身の業務によってだいぶ受け取り方が変わる気がします。
開発やってれば、ビルドとかデプロイとかコンテナを聞かれるDevOpsのほうが簡単に感じました。

が、ノリで回答してスコアは悪くなりました(泣)

合格体験記の調査

SAPに比べると非常に少ないです。正直、困りました。
なのでこの記事が少しでも参考になれば幸いです。

書籍での勉強・・・はできない!

SAPの問題を見返そうかなと思ったのですが、自分を信じてやめました。
結果として、問題傾向が全く違うので振り返らなくてよかったと思います。

Black Beltをひたすら見る

今回は書籍もないため、基本はこれ頼みです。
話はずれますが、deep dive系は見ていて面白くなってきますよね。

ドキュメントを読む

今回は「よくある質問」を単体で読んでいました。
特にAuto Scalingはよく読んでおいたほうがいいです!奥が深い。すごいぜAuto Scalling...
AWS Well-Architectedを読んでいない場合は、ここで併せて読んでおきましょう。

WEB問題集を解く

動画とドキュメントを読むのと並行しながら問題を解いてみました。
傾向が少し古いのかなぁ・・・というのが正直なところです。
新しい問題セットを1周、2周目は新しい方から20セットを解き直しましたが、前述したとおりあまり似た問題が出ませんでした・・・ただ、傾向をつかむには良いと思います。

問題解くよりドキュメント読み直す

今回に限っては、書籍もなく問題集もあまりないため、模擬試験を受けるか悩みましたが・・・
最後まで自分の苦手分野に関するドキュメントを読んでいました。
特に、サーバーレスでオラオラ攻めていた私はAuto Scallingの奥の深さを噛み締めていました。
CloudFormationも活用したら何でもできるのでは????という小並感に至った次第です。

当日について

簡単なふりかえりです。

  • やっぱり180分も集中力は続かない
    • SAPより実務っぽい感じではあるのですが、半分あたりで知恵熱出てきます。
  • 長文はSAPより少ない(体感)ので抵抗感は減った
    • 国語力のある方にとっては、長文が少ないのでSAPより楽に感じるかもしれません。
    • ただし、SAPに比べてというだけで、基本的には24インチモニタ全面を埋め尽くす文章量です(白目
  • 見直しフラグはない代わりに、残り15分しかなかった
    • 時間かかりました・・・その代わり、トップに戻って4問程度見直してフィニッシュでした。
  • SAPとの難易度比較は自身の業務にかなり依存する
    • 資格の名前を体現していると思います。
  • 日本語訳がSAPより良かった
    • SAPは英語原文を表示させることが多々ありましたが、今回は一つもありませんでした!

アンケート回答中は「気づいたら試験が終わってた。SAPに比べて受かった気がしない」と思っていましたが、合格が見えて不思議な気持ちでした。
ただ、スコアを見るとごもっともかと・・・

最後に

「SAPと比べて難易度はどうか?」というのは、前述したとおり自身の業務によると思います。

また取得価値についても、アーキテクトの方であればSAPがあれば十分かもしれません。
開発に携わるなら取っておいて損はありません!なによりプロフェッショナル二冠というのは気持ちいいです!(本音

二冠ともに一発で取れましたが、今後はセキュリティかDBあたりを攻めたいと思っています。
セキュリティは・・・書籍があるんです!やったー(しつこい
また金融機関にいる以上、セキュリティはどれだけ知っていても損はありませんので。

以上、お読みいただきありがとうございました!

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