LoginSignup
13
8

More than 3 years have passed since last update.

Power BI勉強帳:SharePointリストをPowerQueryで読み込む(自分的まとめ)

Last updated at Posted at 2019-12-10

諸先人方の記事にある内容なのですが、簡単な部分だけ備忘としてまとめました。

1.リストで列を作成するときは、英語名(1バイト文字)で作成してから、日本語に直す
2.ソースのURLは「リストURL」ではなく「サイトURL」を指定する
3.第1選択として「FieldValuesAsText」列を使うとよい(特に日付時刻)
4.各リストアイテムへのリンクを作成することができる

1.リストで列を作成するときは、英語名(1バイト文字)で作成してから、日本語に直す

SharePointリストの列名は、作成後に自由に変更することができます。
ですが、Power Queryで読み込まれるときは、「1番最初につけた列名」で表示されます。
かつ、「日本語(2バイト文字)の列名」は、表示が分かりにくくなってしまいます。

ですので、列の作成時に、英語名(1バイト文字)で列名をつけておくとよいです。

image.png

なお、Power AppsやPower Automateでの利用を考えても、1バイト文字で最初の列名をつけておくとよいです。現在日本語の列名対応は、かなりされてはいるのですが、部分的にそうでない場面で助かります。

2.ソースのURLは「リストURL」ではなく「サイトURL」を指定する。

読み込むコネクタには、「SharePoint Online リスト」または「SharePoint リスト」を選びます。
すると出てくるダイアログに親切に「サイトURL」と書いてあるのですが、つい「リストのURL」を入れてしまいがちです。
image.png

入れるべき「サイトURL」は、リストを表示させたときの「/Lists/」より前の部分と考えると、見分けやすいです。
(あるいはサイトトップに移動してURLをコピーしてもいいと思います)
image.png

(補足)読み込むリストが選びづらいとき

次のステップで、リスト名の一覧を含むダイアログが出ます。
このとき、リスト名は、作成されたときの名前ではなく、編集後の最新の名前が表示されます。
リストの数が多かったり、リスト名が被っていると、どれを選んでよいかわからなくなります。

このような場合は、プレビューで内容を確認して選択します。
image.png

(補足)間違えて違うリストを読み込んでしまったとき

コネクタの選択からやり直さなくても、読み込んだリストを選びなおすことができます。

1.ステップ「ソース」を選択。リスト一覧が左ペインに表示される
2.内容を確認したいリストのItems列セルの余白(文字のないところ)をクリック
3.内容のプレビューを見て選びなおしたいリストを確認
4.読み込みなおしたいリストの「値(table)」をクリック
image.png

3.第1選択として「FieldValuesAsText」列を使うとよい(特に日付時刻)

SharePointリストをPower Queryで使いづらい点として、サイトの地域設定を日本にしてあっても、「日付時刻」が「太平洋標準時(米国およびカナダ)」で出てきてしまうという点があります。太平洋標準時は「サマータイム」があって、季節によって時差が変わるため、とっても扱いにくいです。

image.png

この問題は「FieledValueAsText」列を使用することによって解決できます。
「FieledValueAsText」には、リストに含まれる全列が入れ子になっていて、「SharePointリスト表示どおりの値(サイトの設定が日本なら日本時間)」が入っています。

image.png

ユーザー列の場合

「FieledValueAsText」列には、ユーザーも見たままの値で入っていて、展開する必要がありません。
逆に「ユーザーの部署・メールアドレスを取得したい」という場合は、本来の列を使えば取得できます。

image.png

以上のことから、SharePointリストをPower Queryで読みこむときには、まず「FieldValuesAsText」列だけを残して展開する方針とし、それ以外の情報が欲しいときだけ他の列にあたるというアプローチがよいかなと思います。

4.各リストアイテムへのリンクを作成することができる

ID列をつかって、各アイテムを単独表示するリンクを作成することができます。
ビューアー的な使い方のときに便利です。
image.png

Power BIでの利用イメージ

image.png

13
8
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
13
8