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Exastro IT Automation 2.4.0 のLeran(Ansible-Role)をやってみた その①

Last updated at Posted at 2024-06-13

はじめに

Exastro IT Automationとは
システム構成(IaC+パラメータ)を管理するためのフレームワークです。
【Exastro-suite】より

ITAのver2.4のAnsible-Legacy-Roleの「Learn」を実際に試してみました。
設定するパラメータ等は「Learn」のドキュメントの真似をしています。
Ansible-LegacyRoleのLearn記事

また、本記事は全部で4部作の記事になります。
Exastro IT Automation 2.4.0 のLeran(Ansible-Role)をやってみた その①
Exastro IT Automation 2.4.0 のLeran(Ansible-Role)をやってみた その②
Exastro IT Automation 2.4.0 のLeran(Ansible-Role)をやってみた その③
Exastro IT Automation 2.4.0 のLeran(Ansible-Role)をやってみた その④

作業環境

今回は、以下の構成で進めていきます。
image.png

シナリオ

実施するシナリオは以下の4つです。
記事も4部に分けてご紹介します。

【ホスト名管理】
対象サーバのホスト名の管理

【パッケージ管理】
対象サーバのにインストールするパッケージの管理

【ジョブフロー】
ジョブを連続で実行できるジョブフローの実行

【ユーザー管理(演習問題)】
対象サーバのユーザ管理

使用するplaybook

「Learn」のドキュメント内で提供されているplaybookがあるため、そちらを使用します。
今回はRHEL8 の資材を使用しました。
https://github.com/exastro-suite/playbook-collection-docs/blob/master/ansible_role_packages/README.md

シナリオ① 【ホスト名管理】

対象のサーバのホスト名を設定するシナリオです。
ホスト名管理のシナリオ

オペレーション設定

基本コンソールからオペレーションを登録します。
オペレーションとは実施する作業のことで、オペレーションに対して作業対象とパラメータが紐づきます。
image.png
以下の設定をしました。

  • オペレーション名:RHEL9のホスト名変更作業
  • 実施予定日時:現在時刻

パラメータシート作成

パラメータシートの作成と設定値の登録をします。
作業に利用される設定値(パラメータ)を登録するのがパラメータシートです。
image.png
以下の設定をしました。

■画面左の項目設定

  • 項目の名前:ホスト名
  • 項目の名前(Rest API用):hostname
  • 最大バイト数:64
  • 必須:チェックを付ける

■画面右の項目設定

  • パラメータシート名:サーバー基本情報
  • パラメータシート名(REST):server_information
  • 表示順序:1

機器一覧登録

作業対象となるサーバー server01 を機器一覧に登録します。
image.png

  • HW機器種別:SV
  • ホスト名:server01
  • IPアドレス:作業対象サーバのIPアドレス
  • ユーザ:root
  • パスワード:rootのパスワード
  • 認証方式:パスワード認証

Movement作成

Movement を作成します。
ITAでは作業(ジョブ)を Movement という単位で管理しています。
image.png

  • Movement名:ホスト名設定
  • ホスト指定形式:IP(デフォルト値なのでそのままで良い)

Roleの資材登録

Ansible Role (使用するplaybook) の登録をします。
image.png

  • ロールパッケージ名:OS-RHEL8
  • ロールパッケージファイル(ZIP形式):OS-RHEL8.zip

Movement と Ansible Role パッケージの紐づけ

Movement と Ansible Role パッケージの紐付けを行います。
image.png

  • Movement名:ホスト名設定
  • ロールパッケージ名:"OS-RHEL8:OS-RHEL8/RH_hostname/OS_build"
  • インクルード順序:1

代入値自動登録設定

パラメータシートの項目と Ansible Role の変数の紐付けです。
image.png

  • メニューグループ:メニュー:項目:ホスト名設定
  • 登録方式:Value型
  • Movement名:ホスト名設定
  • "Movement名:変数名":"ホスト名設定:VAR_RH_hostname"

ホスト名変更作業実施(1回目)

作成したパラメータシートに設定したいホスト名を入力します。
これでオペレーションとパラメータを紐づけることが出来ました。
image.png

  • ホスト名:server01
  • オペレーション名:RHEL9のホスト名変更作業

作業実行

まず対象サーバの事前状態を確認。
私の環境では static hostname は設定していませんでした。
image.png

作業を実行してみると…、
image.png

無事に終了しました。
image.png

再度確認してみると、static hostname が設定されていました!
image.png

ホスト名変更作業実施(2回目)

パラメータ設定

先ほどパラメータシートに設定したホスト名を server01 から"{{ __inventory_hostname__ }}"という変数に変更します。
image.png

  • ホスト名:server01 ⇒ "{{ __inventory_hostname__ }}"

機器一覧の更新

機器一覧もホスト名を server01 から db01 に変更します。
image.png

  • ホスト名:server01 ⇒ db01

先ほどまでは機器一覧にもパラメータシートの方にも server01 という名称を記載しており、二重管理状態になっていました。しかし、上記のように変数を使うことで機器一覧の情報をパラメータシートが自動で取得してくれるようです。

作業実行

Movementを再度実行。
image.png

正常に終了しました。
image.png

対象のサーバの状態を確認してみると、db01 に変更されていました!
image.png

まとめ

今回実施したホスト名管理のシナリオでは、Exastro IT Automation の基本的な操作方法やコンセプトが分かる内容でした。

次回はパッケージ管理のシナリオの実施します。
Exastro IT Automation 2.4.0 のLeran(Ansible-Role)をやってみた その②

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