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FigmaのOrganizationプランで未使用Componentを撲滅しよう

Last updated at Posted at 2021-12-29

この記事の概要

Figmaを使っていて、こんな場面に遭遇した経験はありませんか?

「このComponentってどこで使っているんだろう?あまり見た覚えが無いけど、もしかして削除しても大丈夫なのかな?」

Componentは便利ですが、増えすぎては管理が行き届かなくなります。
もし未使用なComponentがあれば削除しておく方がベター。

Organizationプランであれば安心してComponentを削除できるので、その機能ややり方を紹介します。

伝えたいこと

Library Analyticsの存在と使い方、これに尽きます。

よくあるしんどい状況

みなさん、以下のような話をしたことはありませんか?

「似たような見た目のComponentがいくつかあるぞ。」

「こっちのパターンはどこで使ってるんだ?あまり見覚えがない……。」

「ほぼ同じ内容だし1つのComponentにまとめちゃいたいな。」

「けどもしどこかで使っていたらどうしよう。」

「怖いから、念のためプラグインを使って1Pageずつ調べようか。」

「いや……非現実的なほど時間がかかってしまう……。」

私は割としょっちゅう遭遇しました笑

よほど小さいプロダクトでもない限り、全FileやPageを調べるのは無理がありますよね。
すると使ってるんだか使ってないんだか怪しいComponentがどんどん増えていきます。

後はもう、お分かりでしょう……。
いつの間にか色々な管理が苦しくなります。

Library Analytics

お待たせしました、具体的な解決策を記します。

状況設定

理解しやすいよう、かなり簡略化した状況で説明します。

  • 1つのLibraryと、それをImportしている1つのFileがある
  • Libraryには3つのComponentが登録されている
  • Library内に1つInstanceがある
  • ImportしているFileには3つのInstanceがある
Library ImportしているFile

Library Analyticsへのアクセス

OrganizationプランでのUI

Organizationプランになると、左サイドバーにOrganization名Organization名 settings(上の画像の赤く囲っている箇所)が表示されます。

この状態で上部のタブのLibraries(上の画像の青く囲っている箇所)を押すとモーダルウィンドウが出現。

Librariesを選択した状態

普段使いのデータはマスクさせていただきましたが、一番下に今回テストで作ったLibraryの情報が表示されています。

  • 3つのComponent
  • 0つのStyle
  • 2 Filesで使用されている
  • 先週4回挿入された

目当てのLibraryを選択するとOverviewへ遷移し……

Overview

隣のタブのLibrary Analyticsを選ぶとアクセスできます。

Library Analytics

Library Analyticsでのデータの見方

Component一覧

先ほどの画面から少し下にスクロールすると、現在登録されているComponentが一覧になっています。

どれくらい使われているかを調べたいComponentを選ぶと……

対象Componentの詳細

この場合は以下のことが分かります。

  • 全部で3 Instances
  • 2つのFileで使われている
    • 元のLibraryのFile内で1 instance
    • Importしている別なFileで2 instances

また、全く使われていないComponentだった場合……

対象Componentの詳細

このように、0 instancesかつ、0 filesの表示に。

こうなっていれば、安心して削除できるという寸法です。

Library Analyticsでの注意

データを変更したからといって、即時反映されるわけではありません。

軽く調べた程度ですが以下のような結果でした。

  • 数十分程度で、一部反映され始める
    • たとえばFile数はあっているけどInstance数が違う、といった状態があった
  • 1時間程度で全部反映されていた
    • とは言え今回検証していたComponent数が3つだけなので、もっと多いともっとかかる可能性はある

ある程度余裕を持ってご覧ください。

まとめ

  • OrganizationプランにはLibrary Analyticsという機能がある
  • あるComponentがどのFileで何回使われているかが確認できる
  • どこにも使われていないことを確認するのが容易なので、未使用Componentを撲滅しやすくなる
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