この記事の概要
私はQiitaを運営する一人です。
そのため、自分たちが誰よりもQiitaを使い倒すという気持ちは重要だと思っています。
記事を読む、編集リクエストをする、質問をするなど「Qiitaを使い倒す」にも色々あります。
そんな中でも「記事を書いてアウトプットする」は外せません。
最近ではQiitaはOrganizationランキングで上位をキープできているので、ここに至るまでに工夫した点を記事にしました。
実施したこと
チームの目標に組み込む
どんなジャンルでもそうですが、一人でずっと努力を続けるのは大変です。
仲間がいて励ましあったり競い合ったりした方が続きやすいのは間違いありません。
ですから、チームとして「月に○記事以上書く」のように目標に組み込みました。
時期によって数値は変えていますが、常に掲げています。
もちろん目標にする以上、業務時間としてカウントしています。
最初に高い目標を掲げる
1番初めに設定したのは「週に1記事」でした。
やってみると分かると思いますが、かなりキツいです。
持論として「最初は月に1記事、慣れたらペースを上げよう」などとすると絶対に慣れません。
目標数値は、後から下げることはできても、上げるのは本当に難しいです。
そのため最初から相当キツいレベルを設定して、後から下げるように調整しました。
ちなみに今は隔週で1記事の設定です。
1つ1つのアウトプットのハードルは下げる
目標とする数値を高くする代わりに、記事自体は(ガイドラインに沿う前提で)どんなレベルでもOKとしました。
得てして「こんな程度の記事、アウトプットする価値も無いのでは……」と思いがちです。
しかし、自分の中では当たり前だと思っていることが、他人からすると役立つ情報であることは結構よくあります。
記事のクオリティも頻度も求めるのはさすがに無理があるので、このようにしてバランスをとりました。
書いた記事を共有しあう 1
振り返りミーティングの中で「今回のスプリントで書いた記事」を共有しあう時間を設けました。
先ほどの「自分の中では当たり前だと思っていることが、他人からすると役立つ」を顕在化する狙いがあります。
記事を共有する中で「これってこういうときはどうなるの?」とか「こういう使い方もできる?」とか「すげー便利そうじゃんすぐに使ってみよ」とか、結構色々なリアクションが生まれます。
書いた本人は「これくらいの内容で良いのかなあ」と思っていたとしても、周りが反応してくれると嬉しくなりますし、次はアレを書いてみよう!とかも浮かびます。
書いた記事を共有しあう 2
記事を書くたびにSlackで共有をしていました。
「○週連続で記事投稿達成です!」なんてメッセージを投稿すると、結構多くのリアクションがつきます。
そのうち影響される人が増えて、自然と投稿者数が増えていきました。
表彰制度を作る
表彰といっても、大それたことはしません。
全社ミーティングの中で名前を呼んで「今月のナンバーワンはあなた!」と示すくらいです。
ただそれでも、僅差で負けた人は「次回は自分が」と燃えますし、いつも頑張っている人は自然と「すごい人」として見られるようになります。
外発的動機になってしまうほど豪華にするのではなく、ちょっとした嬉しさややる気を引き出すイメージです。
良かったこと
数年前と比べて、明らかにアウトプットする文化が根づきました。
おかげでアドベントカレンダー期間ではQiitaは月間で100投稿を超えています。
ちなみに1位のエイチームライフデザインはグループ会社なので、エイチームグループで1位2位を取れていることはかなり嬉しく思います。
アウトプットが定着すると、日々のインプットの質も高まりますから、かなり良い学びのサイクルになっている自覚があります。
改善の余地ありなこと
週に1回、みたいなペースはいつまでも続くものではありません。
しばらくやってみて思ったのは、集中してアウトプットする時期と、緩くアウトプットする時期を織り交ぜた方が良さそう、ということです。
頻度や巻き込む範囲などまだまだ改善途中ではあるのですが、「余裕すぎるペース」ではなく「ちょっとキツいけど頑張れる」くらいのレベルを上手く設定できると「アウトプット筋」のようなものが効率よくつく気がしています。
最後に
アウトプットをたくさんしている自覚があるので、アウトプットは良いぞカレンダーに投稿できて良かったです笑
「発信したいんだけど、何から始めたら良いかが分からない」という声もときどき聞きますので、この記事が少しでもそういう人の助けになれば幸いです。
最後まで読んでくださってありがとうございます!
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