最近、Reproなるアナリティクスツールの存在を知りました。なんでも、イベントだけじゃなくて動画も取れたりするとのこと。
早速ionicでも試してみようと思ったんですが、ReproのCordovaプラグインにd.tsがなかっったので、せっかくなのでionic-nativeでReproのTypeScriptラッパーを作ってみることにしました。
作成したラッパーと使い方
作成したラッパーはgithubにあげてあります。
https://github.com/scrpgil/repro
使い方はgithubのREADMEにざっくりと書いてありますが上手くReproを動かせれば下のgifのようにアプリ操作の様子を動画で確認できるようになります。
ionic-nativeについて
ionic公式のTypeScriptラッパーです。各種corodvaプラグインのjsをTypeScriptから呼びやすくしたものです。日本のサービスのものはまだ少ないですが、ない時は自分で作成することも可能です。
作り方
基本はDevelopersGuideにそって作ります。まずは、ionic-nativeをcloneします。
git clone https://github.com/ionic-team/ionic-native.git
cd ionic-native
次に、新規プラグインテンプレートの作成です。
gulp plugin:create -m -n repro
上記コマンドを実行すると「src/@ionic-native/plugins/repro/index.ts」が出来上がります。
index.tsを開くとPluginの情報を記載するところがあるので、以下のように記載します。
@Plugin({
pluginName: 'Repro',
plugin: 'repro-cordova-plugin',
pluginRef: 'Repro',
repo: 'https://github.com/reproio/repro-cordova-plugin',
platforms: ['Android', 'iOS']
})
そして、後は、ひたすらもととなるcordova-plugin-reproのwww/Repro.jsに記載されている関数を書いていきます。大体下のような感じです。
@Cordova()
setup(key: string): Promise<any> {
return;
}
@Cordova()
setLogLevel(logLevel: any): Promise<any> {
return;
}
〜〜〜以下略〜〜〜
全て書き終わったらビルドします。
npm run build
※この時、lintで怒られる可能性ありです。私は引数と型名の間にスペースがないって怒られました。
ビルドが終わると「dist/@ionic-native/repro」フォルダができますのでそのフォルダをreproを使いたいアプリのnode_modules/@ionic-nativeの下に移動させれば完成です。
まとめ
・ionic-nativeに欲しいプラグインのラッパーがなければ自分で作る
・作るの事態は簡単。10分くらいあれば作成可能です。
・Repro便利