こちらの記事は2020年12月15日に作成したものです。
オリジナルNEM切手の作り方
〇作成目的
NIS1のウォレットアドレスを利用し、
日本の法律と紐付けることで複製することを禁じられた切手に内包できる。
発行期日を証明する。
発行した人、渡した人を明確にする。
という事が出来るのでないだろうかと考え作成しました。
〇作成方法
1.デザインを作成する
2.NEM-Walletを使用し、専用のウォレットアドレスを作成する。
3.日本郵便株式会社のオリジナル切手作成サービスを使用する。
以上2点で完結します。
デザインの作成は日本郵便株式会社のホームページにある内容に準じます。
郵便オリジナル切手窓口
https://www.post.japanpost.jp/kitte_hagaki/picture_stamp/index.html
ポイント
・JPG.PNGのみ画像対応
・著作、肖像権がある場合、著作者の書面が必要になる場合がある。
また、XEMの(Symbolじゃない)ロゴはCC0であるので許可、書面等は必要ありませんでした。
Symbolのロゴは商用以外自由(2020年12月現在)という事ですので、NEM日本の窓口
で確認するのが良いと思います。
最終デザイン
成果物
考察
【郵便局について】
日本郵便局オリジナル切手部門はNEMに関して調べたうえで連絡いただいたので
版権関係は電話での口頭でOKが出た。また、デザインも私自身が作ったので問題はなかった。
QRコードの切手は読めない可能性を考えて最大の大きさにしたが、この場合郵送物が持ち込みだったため、
消印は手押しだったため絵が見えるように局員が端っこに押して貰えた。
実験の為、私自身の住所にも送り、QQRコード切手がスマホで読めるかどうか試したが
正常に読むことができた。
【時間の証明】
0XEM送信されたメッセージを含むトランザクションは、トランザクション日時とメッセージ内容日時と紐付けられる。
郵便局から送られた切手に押される消印により、送付日時が証明できる。
消印、トランザクション日時、メッセージ内容日時それぞれが相互に時間証明となる。
万が一複製する者がいたとして、3つの日時をリンクさせることは不可能であると考える。
※ネームスペース(NIS1)を利用しない理由
ネームスペースは毎年レンタル更新があり、今後NEMの価格が大幅に上昇してしまった場合、純粋に更新を忘れた場合、
発行者が寿命により不在になった後の場合等、長期的に保有する「モノの証明」の場合、疑念が残る。
【モノの流通の明確化】
ウォレットアドレス、関連付けるモノを1対にし、それ以外に使わないことに関して以下のような活用が考えられる
今回最大30個の景品セットを送付するが、送付対象者がNEMウォレットアドレスを持っている場合、もしくは作成した場合を
前提として、
①景品セットのウォレットアドレスから、各対象者NEMウォレットアドレスに0XEM送信
⇒送付対象者に対して、日時、送付内容物の履歴が半永久的に残る(NEMが無くならない限り)
⇒景品セットウォレットアドレスからいつどのアドレスに送ったか、いくつのアドレスに送っているかが明確になる
シリアル番号の代価として扱えるのではないか
⇒また、各所有者は他所有者のウォレットアドレスが解るので、共通したモノを所有しているコミュニティーを作ることができる
(※個人情報を調べることなくその気になればできやすい)
【まとめ】
NEM切手用QRコード切手
下記が実際のウォレットアドレス(アセットタグ)です。
NC4XC32BZGAPC7E6I7P2V6FYOMR723JPHJNPBRK4
XEMBOOK等で、内容を閲覧することができます。
http://xembook.net/xemmessage.html?address=NC4XC32BZGAPC7E6I7P2V6FYOMR723JPHJNPBRK4
テストと書いてしまったのですが、ここに今回送付したユーザーさん(本名じゃない)の
名前を刻ませていただいています。
刻んだその名前は過去のものとなり、改ざんされることなく半永久的にブロックチェーンNEMに残ります。
そして、手元に届いたQRコード切手によりいつでも第三者でもQRコードから辿れば、刻まれた情報を閲覧することが可能です。
QRコードを切手にし、モノに貼り付けることで 法に守られた、ネットとリアル(今回はNEM切手とその箱)を接続する
証明書となりえるのではないでしょうか。