(この記事は箸休めにどうぞ)
過去の活動からNFCを用いてNFTを表示させることへの心理的動向の考察をしていこうと思います。
1.NFTをNFCに仕込んだcodewillの作成方法
まずは、NFTとNFCタグを組み合わせたcodedwillの作り方を紹介します。
(※codewillはだれでも自由に許可なく模倣できます。)
codewill作り方手順
用意する物
今回は最も簡単な部材でご紹介します。
1.Amazon等で売っているNFCキーホルダー
https://onl.sc/B9UbRAC
2.書き込みたいデータのURL
NFTDriveのNFT等
https://nftdrive-explorer.info/data.html?id=35BFC632B3B46AB0&w=90vh
他自分が所有しているNFT等
https://comsa.io/nft/38b58f4d-d63e-4bd6-9150-6f983210ee8a
3.NFCタグ読み書き用アプリ
無料アプリで十分です。
iphoneとandroidに共通しているこちらのツールが良いと思います。
他のアプリでもできると思いますが、iphone、androidとの互換性がなく片側しか読めない場合がありました。
※android、iphoneどちらもおサイフケータイに対応している機種であることが前提です
android
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.wakdev.wdnfc&hl=ja&gl=US
iphone
https://applion.jp/iphone/app/1252962749/
androidはアプリが無くてもおサイフケータイ機能があれば読めますが、iphoneの場合はアプリが必要です。
iphoneの読み取りはシンプルな操作のこちらを使っています。
https://apps.apple.com/jp/app/simply-nfc-tag-writer-reader/id1262550712
作成手順 (iphone、android共通)
1.入れたいNFTデータのURLとNFCタグキーホルダーを用意します。
https://nftdrive-explorer.info/data.html?id=35BFC632B3B46AB0&w=90vh
(ごっつさんからお借りしました。ありがとうございます。)
2.NFCタグ読み書き用アプリを起動します。(NFC Tools)
4.レコードを追加を選択すると下記の画面が出るので URL/URIを選択します。
5.利用したいURLをコピー&ペースト等で 1に入力します。
入力したら2のOKを選択します。
6.書くタブに移動されるので、上から3番目「書く」を選択します。
7.下記画面が出てくるので、NFCキーホルダーにおサイフケータイ送受信部を近づけます。
8.書き込みに成功すると「書き込み完了」と表示されます。
9.テストします。
※android、iPhoneどちらもおサイフケータイに対応している機種であることが前提です
※iPhoneの場合は読込アプリが必要です。
https://apps.apple.com/jp/app/simply-nfc-tag-writer-reader/id1262550712
10.動作確認して問題なければ出来上がり
以上が作り方となります。
しかし、スマホやPCで直接鑑賞することができるNFTをわざわざNFCにする必要性があるのか?という疑問がわいてきます。
NFCを用いてNFTを表示させることへの心理的動向の考察
人はドーパミンを出すことで多幸感を得ることができます。
人の多幸感を多く出させるには想像できる範囲内かつ、成功と失敗の両方を想像させながら予想内の成功を見せると
成功した時のドーパミン総量が多くなります。
(参照記事 人気のパチンコ台が駆使する脳科学の教え https://president.jp/articles/-/28046 )
つまりNFTの価値は同じでも、見せ方次第ではドーパミンの総量を多くし、より脳に残る、多幸感を与えるようにできるのです。
一方で、神秘性の視点からも理にかなっています。
見える事。見えない事。を調節することにより期待値によるドーパミンの増加を促すことができると推察します。
それは決して新しい手法ではありません。
『御開帳』という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
(参照記事 善光寺HP https://www.zenkoji.jp/gokaicho-info/)
1つの例ですが、神社の中に祀られている絶対秘仏の身代わりとして、
まったく同じお姿の『前立本尊』様を七年に一度、本堂にお遷しして全国の人々にお参りいただく盛儀です。
物があるけど見えない期間を設け、見える期間を特別な行事として扱うことで注目を集める。
参加者からすると、いつも見えないものがこの期間だけ見ることができる期待感。足を運ぶことで見ることができる多幸感。
という仕組みは古い時代から生きている有効な手法であると考えます。
以上の事例をもって、codewillをいう入れ物にNFTを入れ、行動から結果の間にワンクッション入れることで上記の仕組みにより
直接NFTを閲覧するよりも高い多幸感を得られると考えられます。
また、今回相対的なギャップにより発生する期待感を演出するタイトルを一時使用させていただきました。
期待されて進めながら、仕組みが意図的な結果を対象者が得られなかった場合、
増加した期待感が一転して落胆を誘う可能性があることも忘れてはなりません。
このような仕組みは、両刃の剣であることがわかります。
最後に新しい順で作っていただいたcodewillを掲載いたします。
参考文献
スカートのめくれやすさ 国際基督教大学 自由研究グループ10
http://subsites.icu.ac.jp/people/okamura/education/ge/projects/2014/2014G10.html
人気のパチンコ台が駆使する脳科学の教え
https://president.jp/articles/-/28046
善光寺HP
https://www.zenkoji.jp/gokaicho-info/
脳は「新しいこと」が好き:特性を生かせばもっと賢く学習できる - ライフハッカー・ジャパン
https://www.lifehacker.jp/article/130526whynewthings/