はじめに
Zed エディタを使っていて「あれ、LSP が動かない...」と困った経験はありませんか?
設定ファイルも正しいはずなのに、補完も型チェックも効かない。そんな時、原因は意外なところにありました。
要約
Zed v0.218.2-pre 以降、セキュリティ強化のため Restricted Mode がデフォルトで有効になっています。
新しく開いたワークツリーでは LSP サーバーが自動で起動しないため、手動で trust する必要があります。
解決方法: タイトルバーの ! Restricted Mode をクリックして、ワークツリーを trust する
前提
- Zed v0.218.2-pre 以降
- 新しいプロジェクト/ワークツリーを開いた場合
詳細
1. 何が起きていたか
Zed でプロジェクトを開いたところ、他の IDE(ex. vscode, cursor)では動くはずの LSP(Language Server Protocol)が全く動作しませんでした。
Go の LSP、補完も診断も何も出てこない状態。
「設定おかしくしたかな...」と .zed/settings.json を確認しても問題なし。
2. 原因:Secure by Default
調べてみると、2025 年 12 月に Zed がセキュリティ強化のアップデートを行っていました。
Zed は初回に開く作業ツリーを Restricted Mode で表示し、設定の適用・サーバー起動・インストールを行いません。
つまり、新しく開いたプロジェクトでは以下が無効化されています:
-
.zed/settings.jsonのプロジェクト設定の読み込み - LSP サーバーのダウンロード・起動
- MCP サーバーのインストール・起動
これはセキュリティ脆弱性(CVE-2025-68432、CVE-2025-68433)への対応で、悪意のある設定ファイルを含むリポジトリを開いた際の任意コード実行を防ぐためのものです。
3. 解決方法
タイトルバーに ! Restricted Mode と表示されているので、これをクリックします。
モーダルが表示されるので、以下のいずれかを選択:
- Trust and Continue: このワークツリーを信頼して LSP 等を有効化
- Trust all projects in the folder: このフォルダ配下すべてを信頼(チェックボックス)
- Stay in Restricted Mode: 信頼せずに閉じる
trust すると、LSP が正常に起動し、補完や診断が効くようになりました!
trust の設定は永続化されるので、同じプロジェクトを再度開いた時は自動で trust されます。
まとめ
- Zed v0.218.2-pre 以降、新しいワークツリーは Restricted Mode で開かれる
- Restricted Mode では LSP/MCP サーバーが起動しない
- タイトルバーの
! Restricted Modeをクリックして trust すれば解決 - セキュリティ上の理由なので、信頼できるプロジェクトのみ trust しましょう
「なんか LSP 動かないな...」と思ったら、まずタイトルバーを確認してみてください!