\texttt{\textbf{foo}}でちゃんと太字にする方法

LaTeXのデフォルト設定では，\texttt{\textbf{foo}}と書いても太字にならず\texttt{foo}とした場合と同じようにしか見えない．同様に，listings.styでbasicstyle={\ttfamily}とした場合，予約語を太字にすべくkeywordstyle={\bfseries}としても効果が出ない．

おそらくフォント設定をどうにかすればよいのだろうが，やり方を調べるのは面倒である（LaTeXに限らずフォント関連はよくわからないことが多い）．そこで\usepackageで読み込むだけで済む方法をいくつか挙げてみる（いずれか一つでよい）．

1. courier.sty:
   \textttコマンドやverbatim環境等で指定されるタイプライタ体の文字が全てCourierになる．
   それが嫌でなければボールドとそれ以外の違いもはっきりしていてよい．
2. couriers.sty:
   Courierと他フォントの文字との大きさのバランスが気になるならこちらを使う．
   具体的にはプリアンブルで\usepacakge[scaled=0.9]{couriers}のようにする．
3. inconsolata.sty, txfonts.sty, pxfonts.sty:
   Courierが気に入らない場合はこちら．悪くはないけどCourierほど太字が目立たない．
4. bold-extra.sty:
   CMフォントのままボールドにしたい場合に使う．あまり美しくない．
   環境によっては\usepackage[cmbtt]{bold-extra}とする必要があるかも知れない．