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組織の制限付きのChromebookにAndroidアプリをインストールする

Last updated at Posted at 2023-01-24

注意
ChromeOS 110(109?)辺りでバグ修正が行われ、デベロッパーモードに移行しないとワイヤレスデバッグを有効化できないようになってしまいました。ワイヤレスデバッグを使用してAndroidアプリをインストールしたい場合、Chromebookをデベロッパーモードに移行してください(自己責任)。

準備

必要なもの
  • Chromebook
  • Windows搭載PC
  • WiFi
  • インストールしたいアプリのAPKファイル
ADB環境をインストール

ここではADB環境のインストール手順については割愛します。
Googleで「adb インストール」と調べたらいくらでも出てきます。

ワイヤレスデバッグの有効化・ペアリング
  • Chromebook
  1. [設定] -> 左側の[アプリ] -> [Google Play ストア] を開く
    image.png

  2. [Android 設定を管理] を開く

  3. 下の方にある [デバイス情報] を開く

  4. [ビルド番号] を20回くらい連打

  5. 戻って [システム] -> [開発者向けオプション] を開く

  6. [ワイヤレスデバッグ] -> ONにする
    image.png

  7. [このネットワークでワイヤレス デバッグを許可しますか?]というメッセージが出てきたら [許可]を押す

  8. [ペア設定コードによるデバイスのペア設定]を押す

  9. [IPアドレスとポート]の下に書いてあるIPアドレスをメモしておく (IPアドレス①とする)

  10. 出てきた6桁の数字(ペアコード)とIPアドレスをメモしておく (IPアドレス➁とする) ([キャンセル]は押さない)

  • Windows PC
    コマンドプロンプト or PowerShellで以下のコマンドを実行
> adb.exe pair (メモしたIPアドレス➁) (6桁のペアコード)

# 例) adb.exe pair 192.168.1.3:12345 654321

Successfully paired to (メモしたIPアドレス➁) ... と表示されたらOK

Chromebookに接続

コマンドプロンプト or PowerShellで以下のコマンドを実行

> adb.exe connect (メモしたIPアドレス➁)

# 例) adb.exe connect 192.168.1.3:23456

connected to (メモしたIPアドレス➁) と表示されたらOK

アプリをインストール

コマンドプロンプト or PowerShellで以下のコマンドを実行

> adb.exe -s (メモしたIPアドレス①) install (APKファイルのフルパス)

# 例) adb.exe -s 192.168.1.3:23456 install 'C:¥Users¥hogehoge¥Downloads¥Twitter.apk'

最後にSuccessと表示されたら、アプリのインストール成功!!

注意

今回実験したChromebookでは、Chrome ポリシー 'ArcAppInstallEventLoggingEnabled' が有効だったため、教育委員会や学校側のGoogle 管理コンソールの監査ログなどからアプリのインストールがバレている可能性があります。

※ポリシーは chrome://policy で確認できます。

image.png
image.png
https://chromeenterprise.google/policies/?policy=ArcAppInstallEventLoggingEnabled

アプリのインストールを行う際は、危険性を理解し、自己責任でインストールしてください。

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