はじめに
AWSはラスベガスでAWS re:Invent 2023というテックイベントを開催しています。
そこで発表されたことをまとめました。
最新の情報は各自で調べてください。
一覧
- Amazon Q
- Amazon Bedrock
- 次世代チップ
- Amazon S3
- サーバレス
- 仮想デスクトップ
- 手のひら認証
Amazon Q
Amazon QとはAWS顧客向けのAI搭載チャットボットです。今回の大きな発表はAmzon Qだと思われます。
Amazon Qを使うことで「簡単にチャットしたり、コンテンツを生成したり、アクションを実行したりできる。それはすべて、システム、データ リポジトリ、運用の理解によって決まります。」(AWS CEO のアダム・セリプスキー氏)
Amazon Qは17年分のAWS知識に基づいてトレーニングされており、質問に答えるだけでなく、アプリのワークロードの微妙な違いを理解し、数秒しか実行されないアプリ向けのAWSソリューションや製品を提案するなどの機能も備えています。
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Amazon Bedrock
Amazon BedrockにGuardrails(ガードレール)という新機能が発表されました。
これをを使用すると、企業はモデルで使用できる言語の種類を定義および制限できます。
例えば、モデルの範囲外のトピックを定義すると、無関係な質問には答えられなくなるようです。
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次世代チップ
モデルのトレーニングと推論用の最新世代のチップを発表しました。
第1世代のTrainiumと比べて最大4倍優れたパフォーマンスと2倍優れたエネルギー効率を実現するように設計されたAWS Trainium2が発表されました。
今朝発表された2番目のチップはGraviton4と呼ばれ、推論を目的としています。
Amazon S3
S3の新しい高パフォーマンスかつ低レイテンシー層であるAmazon S3 Express One Zoneと呼ばれるS3オブジェクトストレージサービスのメジャーアップデートを行いました。
One Zoneは、AI/MLトレーニング、財務モデリング、ハイパフォーマンス コンピューティングなどのデータ集約型アプリケーションのパフォーマンスを大幅に向上させます。
サーバレス
Aurora、ElastiCache、Redshiftのサーバーレスサービスの管理を容易にする3つの新しいサーバーレス製品を発表しました。
Amazonによるこれらの新しいサーバーレス製品は、ハードウェア管理とリソース割り当ての責任をAmazonが担うことで、サーバーレスサービスの管理をより効率的かつユーザーフレンドリーにすることを目指しています。
仮想デスクトップ
企業ユーザーがインターネット経由でAmazon WorkSpacesなどの仮想デスクトップ環境にアクセスできるようにする、195ドルの新しいデバイスを発売しました。
このデバイスはFire TV Cubeのハードウェアに収容されており、ストリーミングメディアプレーヤーを製造する小売大手の部門からの既存の専門知識を活用するためにAmazonが決定したとのことです。
Amazonは、新しいハードウェアを製造する決定が、デスクトップやラップトップをより安価なハードウェアに置き換えることでIT支出を減らしたいという顧客からのフィードバックに基づいていると説明しています。
手のひら認証
企業が物理的な施設への入場時に人々を認証するための新しい手のひらスキャン認証サービスを発表しました。
このサービス「Amazon One Enterprise」は、2020年にデビューした同社の既存のAmazon Oneオファリングを基にしています。
Amazon Oneは、Amazon自身が運営する監視機能付きのレジなし店舗で生体認証による支払いを可能にするために導入されました。
Amazon Go店舗の訪問者は、支払いカードを自分の手のひらの印刷と関連付けることができ、手をスキャナーの上にかざすだけで店に入店し、取引を完了することができます。
講演の視聴はこちらから
https://reinvent.awsevents.com/