概要
Pythonで開発する際、インストールするパッケージのバージョンは、開発環境と本番環境で統一することがオススメされている。
バージョンを統一することで、各環境で動作が同じになり、「開発環境では問題なく動作していたが、本番環境では不具合が発生した」といったトラブルが防げます。
pipではパッケージ名とバージョン番号を指定したテキストファイルを用意することで、バージョンを統一できます。
テキストファイルの名前はrequirements.txtがよく使われます。
手順
requirements.txtを作成するには下記コマンドを実行します。
pip3 freeze > requirements.txt
編集
ターミナルで編集する時は下記コマンドを実行します。
cat requirements.txt
エディタで編集することもできます。
requirements.txtの書き方例
# 先頭に"#"を入れた行はコメントになる
# 行の途中でもスペースの後に"#"があると、"#"以降はコメントになる
foo==1.0.0 # "=="だと指定されたバージョンがインストールされる
bar<2.0.0,>=1.2.0 # バージョンの範囲指定もできる
div # バージョン番号を指定しなければ、インストール実行時点での最新版がインストールされる
補足
requirements.txtを参照してパッケージをインストールするには下記コマンドを実行する
pip3 install -r requirements.txt