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AWS SAA-C03の備忘録

Last updated at Posted at 2024-07-10

概要

AWSのSAA-C03取得のため、勉強した内容をまとめる。
主にAWSのサービスとその機能をまとめる。

サービスと機能

ストレージ

S3

Amazon S3は、さまざまなストレージクラスを提供する。これらのストレージクラスは、ワークロードのパフォーマンス、データアクセス、回復力、およびコスト要件に基づいて選択できる。

以下は主なAmazon S3のストレージクラス

  1. S3 Standard (S3標準):
    アクセス頻度の高いデータ向けの汎用ストレージ。
    低レイテンシーかつ高スループットなパフォーマンスを提供。
    99.9%の可用性SLAで99.99%の可用性を実現。

  2. S3 Intelligent-Tiering (S3 Intelligent-Tiering):
    アクセス頻度に基づいてデータを最も費用対効果の高いアクセス階層に自動的に移動するクラウドストレージ。
    頻繁に、稀に、そしてめったにアクセスされないデータ向けに設計。

  3. S3 Express One Zone:
    最もアクセス頻度の高いデータ向けのストレージ。
    1つのアベイラビリティゾーン内で冗長性を持たないため、低コスト。

  4. S3 Standard-Infrequent Access (S3 Standard-IA)、S3 One Zone-Infrequent Access (S3 One Zone-IA):
    アクセス頻度の低いデータ向け。

  5. S3 Glacier Instant Retrieval:
    即時アクセスを必要とするアーカイブデータ向け。

  6. S3 Glacier Flexible Retrieval (旧 S3 Glacier):
    即時アクセスを必要としないアクセス頻度の低い長期データ向け。

  7. Amazon S3 Glacier Deep Archive (S3 Glacier Deep Archive):
    クラウド上の最も低コストなストレージで、数時間で取り出し可能な長期アーカイブやデジタル保存用。

EBS

Amazon EBS (Elastic Block Store)は、Amazon Web Services (AWS) のストレージサービスの一つ。このサービスは、仮想マシンのストレージとして使用され、データベースやウェブアプリケーションなどのさまざまな用途に利用。
Amazon EBSは、Amazon EC2のストレージとして柔軟に利用でき、仮想マシンのストレージ管理を効率的に行う

以下にAmazon EBSの主な特徴

  1. 可用性の高さ:
    Amazon EBSは99.999%という高い稼働率を維持し、1年間のダウンタイムは5~6分ほどに収まる
  2. スナップショット機能:
    データのバックアップを作成するための「スナップショット」機能があります。スナップショットは差分のみを保存対象として容量を抑え、別の安価なストレージサービスであるAmazon S3に保存
  3. 2種類のディスクタイプ:
    SSDタイプとHDDタイプから選択でき、用途に応じて使い分けできます。SSDは高速な読み書きが可能で、HDDは大容量のデータを転送するのに適切

ELB

Amazon Elastic Load Balancing (ELB) は、Amazon Web Services (AWS) が提供するクラウドベースの負荷分散サービス。ELBを使用することで、アプリケーションへのトラフィックを複数のターゲットや仮想アプライアンスに自動的に分散できる。
以下にELBの主な特徴と種類

  1. ALB (Application Load Balancer):
    HTTPやHTTPSプロトコルのレイヤー7(アプリケーション層)に対応する単一ロードバランサー。Webアプリケーションでよく利用
  2. NLB (Network Load Balancer):
    TCPやUDPのレイヤー4(トランスポート層)で動作し、高スループットで大量のアクセスを分散
  3. GLB (Gateway Load Balancer):
    レイヤー3(ネットワーク層)で動作し、サードパーティーのセキュリティ製品などをAWS上で利用する場合に便利

メッセージ

SQS

Amazon SQS (Simple Queue Service) は、AWSが提供するメッセージキューイングサービス。メッセージキューイングとは、アプリケーション間でメッセージを非同期にやり取りする仕組みで、メッセージは一時的にキューと呼ばれる場所に格納。
SQSを利用することで、疎結合なシステムを実現し、分散システムやサーバーレスアプリケーションの切り離しとスケーリングを容易

具体的には以下の特徴

  1. 完全マネージド型:
    SQSはAWSが管理するため、運用やスケーリングについて心配する必要がない。
  2. ポーリング処理とPULL型:
    アプリケーションはメッセージをキューから取得するため、PULL型のメッセージ配信方式を採用。
  3. 永続性:
    メッセージは削除されないため、安全にデータを保持。

SNS

Amazon SNS (Simple Notification Service) は、AWSが提供するメッセージングサービスで、アプリケーションからの通知を効率的に実現。
Amazon SNSは、プッシュ型の通知を得意とし、Eメール、SMS、スマートフォンへの通知が可能。他のAWSサービスと連携して、さまざまな用途で活用。

以下にAmazon SNSの特徴

  1. イベントドリブンのメッセージ通知:
    ユーザーアクションをトリガーにしたメッセージ通知が可能。商品の購入、アカウント情報の変更、コンテンツ更新の通知など、さまざまな用途で利用。
  2. モバイルプッシュ通知:
    iOSやAndroidなどのスマートフォンに対してプッシュ通知。高いエンゲージメントが期待。
  3. セキュアなメッセージプッシュ:
    特定のトピックに対して対象を絞った通知ができ、HTTPS APIによる通信のセキュアな状態を保つことが可能。
  4. 従量課金制:
    前払い料金や最低料金はなく、使った分だけ支払。

Route 53

Amazon Route 53は、AWSが提供するドメインネームシステム (DNS) ウェブサービス。DNSは、人間が認識しやすいドメイン名から対応するIPアドレスに変換する名前解決を行うシステムであり、Route 53はその機能を提供する。
Route 53は、AWSマネジメントコンソールから簡単に管理でき、高い可用性と拡張性を持っている。

  1. ドメイン名の登録と管理:
    Route 53を使用して、Webサービスを任意のドメイン名に紐づける
  2. ホストゾーン:
    ドメイン名とIPアドレスの対応を管理するエリア
  3. ヘルスチェック:
    ウェブサービスの可用性を監視し、障害があれば自動的にトラフィックを切り替える
  4. トラフィックフロー:
    ルーティングポリシーを設定して、トラフィックを最適なリソースに分散

CloudFront

Amazon CloudFrontは、AWSが提供するクラウドベースのコンテンツ配信ネットワーク(CDN)サービスで、高速かつ安定したコンテンツ配信を実現できる
動画、アプリケーション、静的・動的なWebコンテンツをスムーズに配信できる
具体的には、以下の特徴がある

  1. 低遅延での配信:
    ユーザーとの距離が近いエッジロケーションを利用して、コンテンツを迅速に配信
  2. キャッシュによる効率的な配信:
    キャッシュサーバーを使用して、オリジンサーバーの負荷を軽減し、遅延なくコンテンツを提供
  3. 高いセキュリティ:
    AWS ShieldやAWS Web Application Firewall(WAF)と組み合わせて、DDoS攻撃などからコンテンツを保護
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