DenodoからSAP HANA 2.0への接続
Denodoさんの以下のナレッジベースを基にして、SAP HANAのExpress Editionを使ってDenodoから接続してみました。
SAP HANA as a VDP data source
https://community.denodo.com/kb/en/view/document/SAP%20HANA%20as%20VDP%20data%20source
SAP HANA Express Editionのセットアップは以下を参考にしてみました。
【SAP】SAP HANA,express editionの環境構築
https://qiita.com/iwa_gino/items/8c64bc0e27b84364244d
後で気付いたのですが、VMイメージをダウンロードするときに、ダウンロードマネージャで予めClientsも指定しておくと、VMイメージ内からJDBCドライバを取って来なくても済みます。
SAP HANA ClientやSAP HANA Studioのインストールは以下のリンクの手順(動画)に従ってやってみました。
SAP HANAクライアント環境の構築
https://www.sapjp.com/blog/archives/4228
ダウンロードして解凍したhdb_client_windows_x86_64フォルダ内のhdbsetup.exeからインストールします。デフォルトではC:\Program Files\sap\hdbclientにモジュールがインストールされます。
SAP HANAのJDBCドライバの取込み
Denodo Virtual DataPort側ではアダプタに[SAP HANA 1]が表示されるのですが、最初の接続時にドライバが無いと怒られました。
以下の手順でHANAのJDBCドライバを取り込みます。
ドライバを取り込むにはクライアントにインストールするタイプのVirtual DataPort管理ツールを使います。この部分ちょっと使い勝手が悪いですね…Web画面に統一して欲しいです(今後のアップデートでWeb(Design Studio)だけで設定できるようになると、セミナーでお聞きしました)。まずFileメニューからExtension Managementを選択します。
Extension Managementウィンドウが開いたら、[Libraries]タブを選択して、その画面のImportボタンをクリックします。
[Import resources]ウィンドウのVersionのプルダウンメニューから[sap-hana-1]を選択して下の[Add]ボタンをクリックします。
開いたファイル選択ダイアログからJDBCドライバngdbc.jarを選択します。デフォルトではC:\Program Files\sap\hdbclientフォルダの直下にあります。
[Import resources]ウィンドウで下のOkをクリックするとドライバがコピーされてSuccessダイアログが表示されます。
残りのウィンドウをOk、Closeで閉じます。
SAP HANA Express Edition VMでの情報収集
事前にHANAのVMのコンソールでIPアドレスを確認します。このIPを使って接続します。
DenodoからSAP HANA Express Editionへの接続
HANAのJDBCドライバを取り込んでから接続までは直ぐに出来ました。Design StudioでまずNew⇒Data source⇒JDBCのお決まりのメニューを選択します。データソース名を入力してDatabase adapterのプルダウンメニューから[SAP HANA 1]を選択します。
残りのフィールドに以下の値を入力します。SYSTEMテナントではポート39013を使っています。
項目 | 値 |
---|---|
Database URL | jdbc:sap://192.168.12.5:39013 |
User | SYSTEM |
Password | (HANAのVMの初回ログイン時に設定したパスワード) |
最後にTest Connectionボタンを押下し、Successダイアログが表示されれば接続は成功です!