はじめに
私たちが日々目にしている「現実」は、どのように作られているのでしょうか?
実は、現実は単なる偶然ではなく、私たちの意識や感情(考え方)によって形作られていると考えられています。今回は、物理学とスピリチュアルの両方の視点から、この仕組みを解説し、日常生活やエンジニアとしての仕事に役立つヒントをお伝えします。
物理学とスピリチュアルの両方からみた物事の現実化する仕組み
結論から言うと、すべての現実は波動から成り立っています。これは、物理学とスピリチュアルの両方で共通して示唆されている考え方です。
物理学の視点
私たちが認識する物質は、原子核と、その周りを回る電子や素粒子によって構成されています。(この原子核と電子、素粒子が相互作用しながら運動している状態は、量子力学では量子系と呼ばれます。)
- 原子核は陽子と中性子でできています
- さらにその内部にはクォークが存在し、理論上は10の400乗もの種類があるといわれています
- クォークはさらに分解可能で、その先には億単位の種類があるとも考えられています
つまり、物質はほぼ無限のバリエーションを持つ構造で成り立っているということです。
これらの粒子は常に運動しながら振動し、波動を形成します。この波動が集まり、エネルギーを持つことで、私たちが認識する「物質」や「現実世界」が生まれるのです。
スピリチュアルの視点
スピリチュアルの世界では、物理学でいう陽子や中性子に次のような意味が重ねられます。
- 陽子 = 愛
- 中性子 = 意識(感情や考え方)
この二つが結びついたものを「魂」と呼びます。(明確な定義を下すのは難しいですが、現在ある言葉で表すなら、この言葉になります)
魂から発せられる愛と意識が波動に影響を与え、その結果、現実が形作られるといわれています。
つまり、目の前の現象は、自分の意識と愛によって創られているということです。
八百万(やおよろず)の神
日本では古来(明治維新以前)より、八百万(やおよろず)の神という考え方があり、すべての物質や事象には魂が宿るとされてきました。
この思想は、現代の物理学の視点から見ても、ある意味で真実に近いと考えられます。
真心がもたらす力
例えば、真心を込めて作った料理はおいしくなるとよく言われます。
理論的にイメージすると、「人のために」という愛と「喜んでほしい」という感情(意識)が原子核レベルで波動を生み、その波動が量子のもつれを通じて他の原子核に連鎖的な影響を与え、結果として料理の味に良い変化をもたらす――そんな仕組みと考えることもできます。
IT業界にも当てはまる
この考え方は、IT業界にも当てはまります。
真心を込めて作ったプラットフォームは、品質が高く、開発者にも喜ばれるものになります。やがてそれが開発者のモチベーションを高め、結果としてエンドユーザーに喜ばれるサービスを生み出します。
逆に、評価や自己利益に固執した場合、一見良さそうに見えるプラットフォームでも、品質が低く、開発者の意識にも連鎖し、最終的にはクレームの多いサービスにつながります。
さらに、エンジニアとしてのスキル向上も同じ仕組みです。
「愛」と「他の人に喜んでほしい」という感情から生まれる行動は、スキルを自然に高め、結果として人に喜ばれる成果を生みます。そして、その循環がやがて経済的な豊かさにもつながります。
一方で、評価や自己利益に固執すると、短期的には良い方向に進んでいるように見えても、長期的には崩壊や大きな損失を招くことになります。
行動の本質
大切なのは、「~しなさい」と他者に強制することではありません。年齢や立場に関係なく、自分から行動することです。
自分の行いが周囲に影響を与え、同じ思いを持つ人が集まり、より良いものが生まれていく――その連鎖こそが、現実を変える力なのです。
物事の成り立ち ― スピリチュアルな視点をもう少し掘り下げ
スピリチュアルの世界では、私たちが生きているこの世を「3次元」、そして死後の世界を「高次元(4次元以降)」と捉えます。
3次元と高次元の違い
- 3次元は物質の次元であり、意識や思考が現実化するまでに時間を要します。
- 高次元では、想像したことがすぐに現実として目の前に現れるといわれています。
この仕組みは、水が氷や水蒸気へと変化する原理に例えることができます。
- 温度が下がり波動の振動数が小さくなると、水は氷となり固まります。
- 温度が上がり波動の振動数が大きくなると、水は水蒸気となり自由に広がります。
高次元は水蒸気のように固まっていないため、想像がすぐに現実化します。
一方、3次元は氷のように固まった状態であるため、思考が形になるまで時間をかけて行動し現実化する必要があるのです。これは「引き寄せの法則」とも呼ばれます。
ネガティブ思考とポジティブ思考の現実化
波動の振動数が低いほど物質化しやすいため、ネガティブな思考は現実化が早い傾向にあります。(負のループに陥りやすい)
逆にポジティブな思考は時間をかけて形になるため、現実化には忍耐が必要です。
ここでいう思考とは、表向きの思考ではなく心の奥底にあるものです。
たとえば、好きな人がいるのに告白できない場合、「自信がないから」と思っていても、実は過去の失敗や否定された記憶が心の奥底に残っていて、「また傷つくかもしれない」という恐怖心が無意識に働いているのかもしれません。
このように、表には現れにくくても確かに心の奥深くに存在している感情や思考が現実化を左右します。
大事なのは、心の奥深くに存在している感情や思考に自分で向き合うこと
結論として、自ら向き合うほかありません。
これらの感情や思考は無意識にわくもので、意識的に考えないようにすることはほぼ不可能です。また、他者に解消してもらったり、お金で解決できるものでもありません。
自分なりに内観する方法を見つけ、行動することしかないのです。
内観するヒントとして、タロットやヨガなどがありますが、これも手段であり、解決方法ではありません。
最後に
日常生活やエンジニアとして仕事するうえでも大事なのは、周りの出来事に対して常に自分と向き合い続けることです。
やさしくも厳しいこの世ですが、自己と向き合い、他者に愛を与え続けることこそ、自己成長とつながっていくと考えます。

