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技術書典6に出すまで振り返り

技術書典6に当選したので初めて出展します。技術同人誌を出すにあたって初めてで試行錯誤したところがあったので、次回に向けての記録です。

初出展する人の参考になったら嬉しいです。

なんで出展したのかは別記事で書きました。

https://note.mu/9wick/n/nb9afa80518c1

また、当日振り返りは更に別記事です

技術書展6当日振り返り

https://qiita.com/wicket/items/f1ab47ca4d7e447846be


出展する本

Web技術でIoTをしよう」 @9wick 著 / 36ページ / 本 もしくは PDF

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Web技術をそのままつかって、バーチャルな世界(HTML)とリアルな世界(センサ・モーター)をつなぐIoTを始めましょう!

Web知識でIoTができるクラウドボードobnizの使い方と、それをつかった作品のレシピを紹介します。

・HTMLで書くIoTプログラム

・Webの知識だけでハードウェアを動かすobnizとはなにか

・「Hello world」から始めるIoTプログラムの書き方

・LEDなどの部品の使い方

・具体的なシステムを作る上でのサンプルコード/解説


制作


期限設定

文章を書く、というのは思ったよりも体力と時間がかかるので、締切をはっきりと意識して取り組みました。

自分は1週間前に印刷所に提出を期限にしました。

1週間前だったら通常料金で取り扱ってもられる印刷所が多いようです。

それより早いと割引(10〜40%OFFとか)があり、それより遅いとだんだん特急料金がかかるようです。ただ、お金さえ積めば印刷はしてもらえそうでした。

印刷所に頼まず自作する場合はまた別の期限設定になりそうですね。


本文の作成


書き方

とりあえず最初から書く、というよりは目次を作る形で、全体構成を作りました。

4ページの寄稿と、自分でまるまる一冊つくるのを同時並行させましたが、どちらもどういう話の構成にするのか考えるのに目次を作りました。

話の構成から考えることで、最初の数ページでこだわりすぎて先に進まない・・ということがなくなった気がします。


使用ツール

最終的にPDFにできればなんでも良さそうです。

wordで書いてる人もいるようです。

今回はRe:viewというソフトを使って書きました。拡張Texみたいなもので、テキストベースで書きます。PDFだけでなく、epubやmarkdown、HTMLに出力できるのがメリットのようですが、結局PDFにしか出力しませんでした。

良かった点


  • 書きやすい

  • textベースなのでgit管理がしやすい

  • docker環境を提供している人がいて、環境セットアップで躓かなかった

  • 章単位でファイルを分けられて、管理がしやすい

悪かった点


  • Texベースなので、ちょっと論文っぽさが増してしまう

  • 商業誌や雑誌のようなちょっとゆるふわな本をつくるには向いてなさそう

みなさん何で書いているんですかね・・・。


レビュー

レビューしてくれる人がいなかったので、自己レビューでやりました。

チェックするときはやはり紙に印刷して読むのが一番はかどりました。

プリンターは家にはなかったので、セブンプリントで印刷してチェックしました。

他人に見てもらえるのであればそちらのほうが良さそうです。


表紙の作成

印刷所を使う場合、.aiや.epsファイルを作成する必要があります。

本文とは別ファイルで良いので、本文を作ってる間は気にせず、印刷所に頼む直前に作りました。

Adobe関連のソフトは持っていなかったですが、

普段愛用しているaffinity designerがepsファイルを出力できたのでそちらで作りました。

また、表紙/裏表紙と分けて考えるのではなく、1枚の紙で本をくるむ のように考えて、

表裏連続したイラストを作ることも多いようです。 自分は表裏別々に考えていたので驚きました。

印刷所ごとに表紙フォーマットが別々であるようで、作り始める前に印刷所を決めたほうが良さそうでした。そのフォーマットも、厚さ2mm用、4mm用、6mm用と別れていて、ページ数や紙の材質によって変わるようです。印刷所のホームページでシミュレーターを使うと2.6mmの厚さだったので、2mmのを使いましたが、いまのところ問題なさそうです。


印刷


印刷の方法について

外部に印刷を依頼するか、自分で印刷するかという選択肢がまずあり、

外部に印刷を依頼するときはどの印刷所に依頼をするか というカテゴリになるようです。

自分で印刷のメリット


  • ギリギリまで執筆できる

  • プリンターがあれば自宅で完結できる

自分で印刷のデメリット


  • 本としてのクオリティがちょっと残念(紙の質とか)

  • 印刷冊数によっては印刷に時間がかかる

  • 印刷後の製本作業が大変

  • 当日持っていくのが大変(紙は重い)

外部に印刷のメリット


  • きれいに印刷できる

  • 製本がしっかりしている

  • 数量が多くても大丈夫

外部に印刷のデメリット


  • 印刷所ごとに納期がある(早割もあるので結構気にする)

  • 当日ブースに届けてくれるので運ばなくて良い

  • 当日まで実物を見れないので不安

  • 印刷所選びやオプションに悩まされる

ちなみに、これのいいとこ取り(?)な選択肢としてキンコーズがあり、

試作で使ってみたけどよかったです。


印刷所について

ねこのしっぽさんと日光企画さんがバックアップ印刷所としてサポートしてくれます。

どちらのHPもみてみましたが、今回はねこのしっぽさんで印刷しました。

本当は料金比較して、どっちがやすいか/どっちのクオリティが良いかとかしたかったのですが、

そもそも日光企画さんのHPは私には難しすぎて、どういうものを何部だしたらいくらになるのか、がぱっとわからなくて、比較に挫折しました。

ねこのしっぽさんはHP上の導線がわかりやすく、すぐいくらになるかわかりました。


印刷の方式について

オンデマンドとかオフセットとか、中綴じとかいろいろあってそもそもよくわかりませんでした。

色んな所でおすすめはこれ!とか書いてありますが、なんでおすすめするのか?違いはなにかがわからずモヤモヤしてました。

そんな中調べた結果はこちら

オンデマンド/オフセット


  • 印刷方式の違い

  • オフセットがきれい/オンデマンドがそれなり

  • 細かい部分に差が出やすい(細い線とか)。 つまり、表紙よりも本文に差が出やすい

  • 表紙だけきれいならいいや というプランはなく(一般的ではない?)すべてオンデマンド/すべてオフセット/表紙オフセット+本文オンデマンドの3択のよう

  • オフセットがきれいだから高いと思いきや、部数によってはそちらのほうが安い(200部以上?)。つまり、部数が多いならオフセット1択。

中綴じ/無線


  • 製本の仕方

  • 中綴じは1枚の紙に両面で4P分印刷して、半分におってホッチキスでとめる方法。小学校とかの遠足のしおりとかでやりそう。

  • 無線は普通の本のようにする方法。

  • 中綴じは40Pぐらいまでしかホッチキス的に難しいらしい。でも家でも作れる。

  • 外に頼む前提であるならば、中綴じより無線のほうが上位互換っぽい。唯一のデメリットは見開きイラストとかあると真ん中の部分が見えない とのことだが、そもそも技術所で見開きイラストは使わないと思う。

紙の種類

・・・正直良くわからなかったので、選択肢の上がきっとおすすめだろうと選びました。

印刷所にいって見本を見せてもらうべきだったかもしれません。

選んだのはこちらです。


  • 本文:上質紙 90kg

  • 表紙:ホワイトポスト 180kg (PP無し)


入稿について

印刷所のHPに言われるがまま入稿しました。

フローとしては全く躓くことなく完了しましたが、入稿完了後に電話がかかってきて、

誤字があること/表紙の入稿フォーマットが違うことの連絡をいただきました。

誤字のチェックは業務範囲外なのにおしらせいただけてとても助かりました。表紙の入稿フォーマットはなんどか試してみたのですが、ベースの知識が無いからか、こちらの修正が先方の要求とちょっと違ったようで、最終的には先方でやっていただきました。

ありがとうございます。


発行部数について

こちらもよくわからないのですが、とりあえず100部にしました。

このぐらいなら全く売れなくても我慢できるなという出費で決めました。

そもそもどれぐらい売れるのかわからないのですが、さらに被チェック数に惑わされて混乱します。

あんまり伸びないなーとみていたら、技術書典1週間前の印刷数量をきめるタイミングになって、ちょっと伸びが増加したりして、どこまで参考にしてよいかわからなかったです。

技術書典が終わったら、被チェック数と販売数の関係でも見てみたいと思います。


オンライン配布方法

選択肢としては


  • PDFにパスワードを掛けて配賦

  • ダウンロードに共通パスワードが必要なサービスで配賦

  • シリアル番号管理できるサービスを使って配賦

※あとで気づいたが、技術書典公式の簡単後払いにダウンロード機能(β)がついたらしい。次回これ試してもいいかも。

twitterで聞いてみたら「シリアル番号管理できるサービスを使って配賦」が一般的のようでした。PDFパスワードは利用者が不便です(開くたびにパスワードが必要)。


シリアル管理ツール

シリアル番号管理できるサービスを使って配賦のサービスとして

対面電書があります。

シリアル番号管理でき、そのカードの印刷までサポートしてくれるようです。


カード印刷

印刷所に印刷を頼むか、自分で印刷するかになりますが、

原稿と違って1枚1枚シリアルが異なるカードを印刷する必要があります。

今回は時間がなかったこともあり、印刷所に頼めず、キンコーズで印刷しました。

印刷所に頼むときはバリアブル印刷がキーワードなので、次回は使ってみたいです。